お琴さん視点の解説
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あれ…でも…。
「寺田屋って…船宿ですよね…?」
「ま、ね」と、お琴さんはお茶をすする。
「私はあの4人のことは噂しかしらないから…世間の常識が通用する人達かどうかは知らないけど…。
ゆうさんが寺田屋に引き取られてたら、まあ、周囲からはそういう目で見られてたのは確実かな」
「…」
「でも、あの4人は脱藩浪士だから。あの中の誰かと結婚したかったとかなら、寺田屋に暮らすのも全然問題ないけど」
また…話が読めない…。
「どこかの藩士…それも大藩だと、格式とかいろいろ大変なのよね。ま、長州みたいに、そういうのゆる~い藩もあるけど」
さらに、話が読めない。
お琴さんは、羊羹をパクっと口に入れると、ちらりと私の目を見た。
「…本当に、わかってないんだ」
「何をですか?」
「身寄りのない娘を、わざわざ藩預かりにしたって意味」
何のこと、言ってるんだろう…。
「よくわかんないけど…今までの話からすると…私とそういう…あ、愛人関係とかにあると思われたくなかったから…ってことですか?」
お琴さんは、ああ、もう、という顔をした。
「間違ってはいないけど、間違い」
「は?」
「それだけなら、藩御用達の商家とか、もっと堅実なところに預ければいいもの。
いい?藩預かりというのはね。普通はかなり身分の高い武家の娘さんとかしかしないの」
「寺田屋って…船宿ですよね…?」
「ま、ね」と、お琴さんはお茶をすする。
「私はあの4人のことは噂しかしらないから…世間の常識が通用する人達かどうかは知らないけど…。
ゆうさんが寺田屋に引き取られてたら、まあ、周囲からはそういう目で見られてたのは確実かな」
「…」
「でも、あの4人は脱藩浪士だから。あの中の誰かと結婚したかったとかなら、寺田屋に暮らすのも全然問題ないけど」
また…話が読めない…。
「どこかの藩士…それも大藩だと、格式とかいろいろ大変なのよね。ま、長州みたいに、そういうのゆる~い藩もあるけど」
さらに、話が読めない。
お琴さんは、羊羹をパクっと口に入れると、ちらりと私の目を見た。
「…本当に、わかってないんだ」
「何をですか?」
「身寄りのない娘を、わざわざ藩預かりにしたって意味」
何のこと、言ってるんだろう…。
「よくわかんないけど…今までの話からすると…私とそういう…あ、愛人関係とかにあると思われたくなかったから…ってことですか?」
お琴さんは、ああ、もう、という顔をした。
「間違ってはいないけど、間違い」
「は?」
「それだけなら、藩御用達の商家とか、もっと堅実なところに預ければいいもの。
いい?藩預かりというのはね。普通はかなり身分の高い武家の娘さんとかしかしないの」