第一章 それぞれの思惑
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一刻後。
【主劇】ゆう
さすがに怪我人が4人もいると、お薬の減り方が早いね。
私は、お医者様のお使いで、薬草の干したのだの、さらしだの、補充品を買いに出た。
時期が時期だから、外に行くときは気を付けろとは言われてたけど…。
ご近所だから、まあいいかなって。
やっぱ、それってまずかったのかな。
私が藩邸の玄関に入ると、なぜかそこで大久保さんが、腕を組んで仁王立ちしてた。
「ゆう、どこへ行っていた!?」
なんか、ものすごい不機嫌モードでした。
つか、私…いつごろ帰るかって言ってなかった…というか、自分でもわかってなかったんだけど…。
まさか…ずっと玄関で待ってたってことはないよね?
いやいや…こんな忙しい人に、そんなことは可能なはずないか…。
「どこって…あの…薬種屋ですけど?」
「それぐらいわかっている!」
「えっ、だって今…どこに行っていたって…ええっ?」
大久保さんは、いきなり右手で私の顎をつかんで持ち上げると、ぐっと顔を近づけて、耳元で怒鳴った。
「まっすぐ帰ってくればよいものを、あっちへふらふら、こっちへふらふらとっ!
どこをほっつき歩いていたと言っているんだっ!」
ただでさえ響く声なもんだから、近くで怒鳴られて、頭がガンガンした。
「お…大久保さん…。あの…。
それってまた、私のこと、勝手に尾行させたってやつですか?」
私は、じたばたしながら言った。
だいたい、玄関先で人目もあるのに…この体勢って…むちゃくちゃ恥ずかしいんですけどっ!
「遅いから様子を見に行かせただけだ」
「遅いって…出かけてから半刻もたってないんですけど…」
「やかましいっ!!」
な…何をそんなに怒っているんでしょうか…?
覚えがないんですけど…。
「いいか、小娘!今からお前は一切外出禁止だ!絶対に藩邸から出るな!
門や塀のそばに近づくことも、まかりならん!
わかったなっ!」
えええええええーーーーーーーっ?!
が…外出…一切禁止?
何なんですか、それ?
「わ…私、何かしたんですか?」
「余計なことは聞かんでいいっ!」
…。
わ…わけわかんないよっ。
【主劇】ゆう
さすがに怪我人が4人もいると、お薬の減り方が早いね。
私は、お医者様のお使いで、薬草の干したのだの、さらしだの、補充品を買いに出た。
時期が時期だから、外に行くときは気を付けろとは言われてたけど…。
ご近所だから、まあいいかなって。
やっぱ、それってまずかったのかな。
私が藩邸の玄関に入ると、なぜかそこで大久保さんが、腕を組んで仁王立ちしてた。
「ゆう、どこへ行っていた!?」
なんか、ものすごい不機嫌モードでした。
つか、私…いつごろ帰るかって言ってなかった…というか、自分でもわかってなかったんだけど…。
まさか…ずっと玄関で待ってたってことはないよね?
いやいや…こんな忙しい人に、そんなことは可能なはずないか…。
「どこって…あの…薬種屋ですけど?」
「それぐらいわかっている!」
「えっ、だって今…どこに行っていたって…ええっ?」
大久保さんは、いきなり右手で私の顎をつかんで持ち上げると、ぐっと顔を近づけて、耳元で怒鳴った。
「まっすぐ帰ってくればよいものを、あっちへふらふら、こっちへふらふらとっ!
どこをほっつき歩いていたと言っているんだっ!」
ただでさえ響く声なもんだから、近くで怒鳴られて、頭がガンガンした。
「お…大久保さん…。あの…。
それってまた、私のこと、勝手に尾行させたってやつですか?」
私は、じたばたしながら言った。
だいたい、玄関先で人目もあるのに…この体勢って…むちゃくちゃ恥ずかしいんですけどっ!
「遅いから様子を見に行かせただけだ」
「遅いって…出かけてから半刻もたってないんですけど…」
「やかましいっ!!」
な…何をそんなに怒っているんでしょうか…?
覚えがないんですけど…。
「いいか、小娘!今からお前は一切外出禁止だ!絶対に藩邸から出るな!
門や塀のそばに近づくことも、まかりならん!
わかったなっ!」
えええええええーーーーーーーっ?!
が…外出…一切禁止?
何なんですか、それ?
「わ…私、何かしたんですか?」
「余計なことは聞かんでいいっ!」
…。
わ…わけわかんないよっ。