End Credit…もどき(エピローグ)
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≪平成xx年 (20xx年) 11月≫
小娘が消えたのを、カナコが見送ってから数か月後
カナコ「あ…もしもし、和田さん…。あの…木戸です。
あ…はい。
なんだか、いつも相談に乗ってもらって…すみません。
おかげで、こないだの模試…すごく成績良くて。
…その…担任の先生に、志望校を変えてみないかって言われたんです。
その…私、京都大学に行きたいなあ…って言ったら…和田さんはどう思いますか?
…。
……。
本当ですか!?…はい。…はい。私、がんばります!絶対、現役で合格して見せますっ!
なんだかもう、すっごい嬉しいですっ!
ゆう…どうしたかなあ…。
あの子には言わなかったけど…。
あの子だったら…大久保さんや西郷さんが、自ら悲劇を招いちゃったような、考え方の悪い癖を直せるかもなって、思うんですよね。
大久保さんの、自分の気持ちを殺し過ぎちゃうところとか。
西郷さんの、仲間思いの過ぎちゃうところとか。
二人の考え方が変わったら、自分たちの力で難局を乗り越えていって、二人が死なずにすむような、別の道を選んだかもしれないなって。
え…?
私が餞別に渡した辞書に隠しておいた、大久保さんへの手紙?
あは。あんなのは大したことないですよ。
岩倉使節団が短期間で交渉済ませて帰れるように、ちょっと海外事情のアドバイス書いといただけです。
あ、もちろん和田さんに頼まれていたあれも、はさみましたけど。
私は、結果を知ることができないけど…。
きっと、別の未来の、もう一人のカナコは、もっとハッピーな歴史を学ぶのかもしれませんね。
考えると、楽しくないですか?
私、あの子の友達でよかったなって、思ってます。
あの子なら、大久保さんと二人で、いつまでも幸せに暮らしましたよね、きっと」
小娘が消えたのを、カナコが見送ってから数か月後
カナコ「あ…もしもし、和田さん…。あの…木戸です。
あ…はい。
なんだか、いつも相談に乗ってもらって…すみません。
おかげで、こないだの模試…すごく成績良くて。
…その…担任の先生に、志望校を変えてみないかって言われたんです。
その…私、京都大学に行きたいなあ…って言ったら…和田さんはどう思いますか?
…。
……。
本当ですか!?…はい。…はい。私、がんばります!絶対、現役で合格して見せますっ!
なんだかもう、すっごい嬉しいですっ!
ゆう…どうしたかなあ…。
あの子には言わなかったけど…。
あの子だったら…大久保さんや西郷さんが、自ら悲劇を招いちゃったような、考え方の悪い癖を直せるかもなって、思うんですよね。
大久保さんの、自分の気持ちを殺し過ぎちゃうところとか。
西郷さんの、仲間思いの過ぎちゃうところとか。
二人の考え方が変わったら、自分たちの力で難局を乗り越えていって、二人が死なずにすむような、別の道を選んだかもしれないなって。
え…?
私が餞別に渡した辞書に隠しておいた、大久保さんへの手紙?
あは。あんなのは大したことないですよ。
岩倉使節団が短期間で交渉済ませて帰れるように、ちょっと海外事情のアドバイス書いといただけです。
あ、もちろん和田さんに頼まれていたあれも、はさみましたけど。
私は、結果を知ることができないけど…。
きっと、別の未来の、もう一人のカナコは、もっとハッピーな歴史を学ぶのかもしれませんね。
考えると、楽しくないですか?
私、あの子の友達でよかったなって、思ってます。
あの子なら、大久保さんと二人で、いつまでも幸せに暮らしましたよね、きっと」