第二章 物知らぬことなのたまひそ
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数日後。
【主劇】ゆう
いろいろお医者様が頑張ってくれたおかげで、寺田屋の4人のうち、いちばん怪我の重かった龍馬さんも、布団から起き上がれるようになった。
まだ、あんまり歩けないみたいだけど、この調子なら、船に乗るのはそろそろ大丈夫だろうって、お医者様は言っていた。
「よかったですねえ」
「これも、ゆうさんの看病のおかげぜよ」
「慎ちゃんも、一生懸命やってくれましたしね」
「…どうせ、男が看病しても、たいして喜ばれないっス」
なんか、こういう軽口をたたき始めたから、もう大丈夫だよね。
「ゆうも疲れたろう。頑張ったからな」
と、以蔵が珍しくほめてくれる。
武市さんが、私を見て、ちょっとけげんそうな顔をしていた。
「ゆうさん、なんだか少しだるそうに見えるが…。大丈夫ですか」
「えっ…」
そ…そうかな?
あんまり自覚なかったけど…そう言えば、ちょっとふらふらするかも。
そんなに、看病、頑張りすぎたかなあ…。
確かに4人もいると、たいへんだったけど、慎ちゃんはどっちかというと、手伝ってくれたほうだし。
「たいしたことないですよ。それより、船は大きいのを出してくれるって言ったから、横になる場所に困らないと思うけど…。
揺られるのってけっこう体に来ますから、みなさん、もっと体力つけてくださいね」
「姉さんは、薩摩に行くんスか?」
「それが…わかんなくて…」
私は、ちょうどいいな…と思って、最近の大久保さんとのやりとりを、4人に話した。
最初は、薩摩に一緒に行けって言われてたんだよね。でも、突然、行かなくていいって言われた。
それは嬉しかったんだけど…。
でも、荷物はちゃんと整理しとけって言われた。
どういうことなんだろう。
いくら聞いても、ちゃんと説明してもらえない。
4人は、それを聞いて、うーん…と悩んでしまった。
「わしらにも、そりゃわからんぜよ」
「きっと大久保さんには何か事情があるんスね。俺には見当がつきませんけど」
【主劇】ゆう
いろいろお医者様が頑張ってくれたおかげで、寺田屋の4人のうち、いちばん怪我の重かった龍馬さんも、布団から起き上がれるようになった。
まだ、あんまり歩けないみたいだけど、この調子なら、船に乗るのはそろそろ大丈夫だろうって、お医者様は言っていた。
「よかったですねえ」
「これも、ゆうさんの看病のおかげぜよ」
「慎ちゃんも、一生懸命やってくれましたしね」
「…どうせ、男が看病しても、たいして喜ばれないっス」
なんか、こういう軽口をたたき始めたから、もう大丈夫だよね。
「ゆうも疲れたろう。頑張ったからな」
と、以蔵が珍しくほめてくれる。
武市さんが、私を見て、ちょっとけげんそうな顔をしていた。
「ゆうさん、なんだか少しだるそうに見えるが…。大丈夫ですか」
「えっ…」
そ…そうかな?
あんまり自覚なかったけど…そう言えば、ちょっとふらふらするかも。
そんなに、看病、頑張りすぎたかなあ…。
確かに4人もいると、たいへんだったけど、慎ちゃんはどっちかというと、手伝ってくれたほうだし。
「たいしたことないですよ。それより、船は大きいのを出してくれるって言ったから、横になる場所に困らないと思うけど…。
揺られるのってけっこう体に来ますから、みなさん、もっと体力つけてくださいね」
「姉さんは、薩摩に行くんスか?」
「それが…わかんなくて…」
私は、ちょうどいいな…と思って、最近の大久保さんとのやりとりを、4人に話した。
最初は、薩摩に一緒に行けって言われてたんだよね。でも、突然、行かなくていいって言われた。
それは嬉しかったんだけど…。
でも、荷物はちゃんと整理しとけって言われた。
どういうことなんだろう。
いくら聞いても、ちゃんと説明してもらえない。
4人は、それを聞いて、うーん…と悩んでしまった。
「わしらにも、そりゃわからんぜよ」
「きっと大久保さんには何か事情があるんスね。俺には見当がつきませんけど」