乱入

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[薩摩藩邸 正門内側]

新撰組が去ると、叩き割られたくぐり戸に薩摩藩士たちが駆け寄って、板を打ち付けてふさいだ。
すると、利通さんは大きな息をついて、その場にしゃがみこんだ。
私は、そばに飛んで行った。

大久保「…はぁ…やつらが洋式軍備に詳しくなくて、助かった…」

ゆう「…え…?」

大久保「たまたま最新式の銃は全部出払っていてな…。
こっちにあったのは、旧式の先込め式のゲベール銃3丁だけだ。
こんな短距離で斬り込まれていたら、銃で勝てる訳なかろう…」

ゆう「…3丁?」

私は屋根の上から銃を構えていた人たちを見渡した。ざっと50人はいるけど…。

利通さんが合図すると、そのうちの一人が銃をこちらに投げて寄こした。

え…。

利通さんは、それを受け止めると、私に渡した。

大久保「…山芋だ。あとでかるかんでも作ってくれ」

それってつまり…今のは、全部ハッタリってこと?
土方さんが沖田さんを止めなければ、完全に斬られてたってこと…だよね…。

私は…

[ ] 大久保をひっぱたく
[ ] 大久保にすがりつく
[○] その場にしゃがみ込む
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