乱入
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いつの間にか、藩邸の塀の上に、何人もの筒袖の男たちが上って、新選組隊士たちに狙いをつけていた。
大久保「そこから一歩でも前に出たら、身体にいくつか穴があくのを覚悟したまえ」
沖田「…卑怯者…」
大久保「だから、さっきから言っている。
戦の専門家である侍のやり方は、剣でやりあうだけではない」
???「総司、もうやめておけ。相手が悪い」
門の方から声がした。
また一人、新選組の羽織を着た誰かが、入ってくるところだった。
沖田「土方さん…」
土方「大久保さん。今回のことは、貸しにしておいてやる。いずれ決着をつけるときもあるだろうな」
大久保「ふん。決着を付けたくば、そのときまでに殲滅されないように、剣にこだわるのを止めることだな」
土方「何を…」
大久保「土方君。君の洋装はさぞかし美しかろう。頑張って洋式の戦い方も覚えたまえ」
沖田さんの顔色が変わった。
思わず、一歩踏み出ようとするところを、土方さんが肩をつかんで引き戻した。
土方「総司、帰るぞ」
沖田「だって…」
土方「相手が悪いと言ったのは、銃の話じゃねえ。
大久保さん、あんたが今さら、土佐の脱藩浪士なんぞをいくら体張ってかばっても…。
四年前に寺田屋で、みすみす死なせちまった薩摩連中は、戻って来やしないぜ」
大久保「何の話か分からんな」
土方「はん。ま、お互い、通じなかったことにしておくさ」
大久保「そこから一歩でも前に出たら、身体にいくつか穴があくのを覚悟したまえ」
沖田「…卑怯者…」
大久保「だから、さっきから言っている。
戦の専門家である侍のやり方は、剣でやりあうだけではない」
???「総司、もうやめておけ。相手が悪い」
門の方から声がした。
また一人、新選組の羽織を着た誰かが、入ってくるところだった。
沖田「土方さん…」
土方「大久保さん。今回のことは、貸しにしておいてやる。いずれ決着をつけるときもあるだろうな」
大久保「ふん。決着を付けたくば、そのときまでに殲滅されないように、剣にこだわるのを止めることだな」
土方「何を…」
大久保「土方君。君の洋装はさぞかし美しかろう。頑張って洋式の戦い方も覚えたまえ」
沖田さんの顔色が変わった。
思わず、一歩踏み出ようとするところを、土方さんが肩をつかんで引き戻した。
土方「総司、帰るぞ」
沖田「だって…」
土方「相手が悪いと言ったのは、銃の話じゃねえ。
大久保さん、あんたが今さら、土佐の脱藩浪士なんぞをいくら体張ってかばっても…。
四年前に寺田屋で、みすみす死なせちまった薩摩連中は、戻って来やしないぜ」
大久保「何の話か分からんな」
土方「はん。ま、お互い、通じなかったことにしておくさ」