ある日の小娘
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【主劇】 ゆう
「はあ…」
私は、今日、何十回か目のため息をついた。
私って、やっぱずるい。
いくら行くあてがないからって、寺田屋に来ちゃって…。
皆が心配してるのに、こんな部屋に閉じこもって泣いて。
何してるんだろ。
頭では、そう思うのに。
喉がひくっ、ひくっと言うのは止まんなくて。
ここにだって、いつまでもお世話になるのは違うと思う。
明日になったら、ちゃんと住み込みのお仕事探しに行こう。
だけど…。
わかってる。私ってずるい。
すぐにそうしないで、寺田屋に来ちゃったのは。
このまま縁が切れちゃうのが嫌だからだ。
どこかで…まだつながっていたいから…。
このまま、ただの思い出にしたくない…。
また、じわっと涙が出てきて、目の前がぼやける。
やっぱ、また、会いたいよ…。
その時。
廊下から声がした。
「小娘!おまえの部屋はここか?」
どきっ、とした。
「だめっ!入ってこないで!」
やだ。どうしよう。
ただ、声をかけられただけなのに、胸が苦しくなってきた。
「はあ…」
私は、今日、何十回か目のため息をついた。
私って、やっぱずるい。
いくら行くあてがないからって、寺田屋に来ちゃって…。
皆が心配してるのに、こんな部屋に閉じこもって泣いて。
何してるんだろ。
頭では、そう思うのに。
喉がひくっ、ひくっと言うのは止まんなくて。
ここにだって、いつまでもお世話になるのは違うと思う。
明日になったら、ちゃんと住み込みのお仕事探しに行こう。
だけど…。
わかってる。私ってずるい。
すぐにそうしないで、寺田屋に来ちゃったのは。
このまま縁が切れちゃうのが嫌だからだ。
どこかで…まだつながっていたいから…。
このまま、ただの思い出にしたくない…。
また、じわっと涙が出てきて、目の前がぼやける。
やっぱ、また、会いたいよ…。
その時。
廊下から声がした。
「小娘!おまえの部屋はここか?」
どきっ、とした。
「だめっ!入ってこないで!」
やだ。どうしよう。
ただ、声をかけられただけなのに、胸が苦しくなってきた。