次期会長×現会長
今日は中学の入学式だ。桜が両脇に咲く正門を抜け校舎に行く。
受付を済ませて自分が割り当てられた1-2へ向かう。一年生は四階にクラスがあり、入学式まではクラス待機となっていた。
基本は西と東にある小学校から繰り上がってきた人ばかりで、半分は顔を知っている。
知らない人たちも顔くらいは覚えておこうと思ったところで俺たちの担任が来た。
担任は女の先生で、その先生に連れられ入学式を行う体育館に向かう。
入学式は校歌に始まり校長先生の話や在校生の歌、そして生徒会長の話になった。
生徒会長は女の人で、男の俺でもかっこいいと思う人だった。
ただ生徒会長以上に俺の目を奪った生徒がいた。
その人は普通の在校生とは違って壇の横に数名で座っていた。恐らく生徒会本部か何かなのだろう。
姿勢を正して話を聞く姿はまさしくこの学校を引っ張っていく一人といった感じだが、顔にはまだ幼さが残っていて、とてもかわいらしい。
「かわいい…」
そう無意識に口をついて出てしまった。
恐らくこのときにはもう、先輩に惚れていたのだ。
俺は、同性の先輩に、一目惚れをした。
受付を済ませて自分が割り当てられた1-2へ向かう。一年生は四階にクラスがあり、入学式まではクラス待機となっていた。
基本は西と東にある小学校から繰り上がってきた人ばかりで、半分は顔を知っている。
知らない人たちも顔くらいは覚えておこうと思ったところで俺たちの担任が来た。
担任は女の先生で、その先生に連れられ入学式を行う体育館に向かう。
入学式は校歌に始まり校長先生の話や在校生の歌、そして生徒会長の話になった。
生徒会長は女の人で、男の俺でもかっこいいと思う人だった。
ただ生徒会長以上に俺の目を奪った生徒がいた。
その人は普通の在校生とは違って壇の横に数名で座っていた。恐らく生徒会本部か何かなのだろう。
姿勢を正して話を聞く姿はまさしくこの学校を引っ張っていく一人といった感じだが、顔にはまだ幼さが残っていて、とてもかわいらしい。
「かわいい…」
そう無意識に口をついて出てしまった。
恐らくこのときにはもう、先輩に惚れていたのだ。
俺は、同性の先輩に、一目惚れをした。
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