はじまりの出会い
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あの日ー
初めてお前と朝日を眺めた日⋯⋯
昇っていく朝日の眩しさを
明けていく空の美しさを
それら全てを映すお前の瞳の綺麗さを
オレは今でも鮮明に憶えている
長いこと忍として常に闇に身を置き生きてきたが為に忘れていた世界の美しさを尊さをあの日のお前の言葉で気付かされた
だからこそ感情に乏しく虚な目をしていたお前が空を見て「きれい」だと言って不安でも恐怖でもない…負の感情ではない正の感情を僅かだが初めて見せたあの時……
お前が普通の子と同じように喜びや楽しさ…そんな明るい感情を取り戻し笑顔を見せる日が遠くない内に来ると…そう希望が持てた
けど実際のところ現実はオレが考えているほどそう甘くはなかった
お前が抱える絶望の闇はオレが想像しているよりも遥かに深くて幼いその心を酷く蝕んでいた
今だってその闇を完全に断ち切れた訳じゃない
始まったばかりのオレとお前二人での生活
本当に大変だったのはこれからだったな
END