スタミュ三期の感想置き場

綾薙学園

2020/09/06 11:13
考察アニメ
ツイート備忘録

伝統と改革が共存している今の綾薙学園がとても好きなんだよなあ。
憧れと誇りという明確な目標があると頑張りやすい、でもそこからこぼれ落ちた時に道が閉ざされてしまったと志半ばで諦めてしまう子もいるかもしれない。
15歳か16歳の少年が、難関の入試をくぐり抜けた少年が、さらにふるいにかけられる。
本当はそんな名門校に合格しただけでもすごいんだよね。
でも、憧れと誇りを厳しく守ることも必要なことではあると思う。
レベルが低いと卒業後に「名門の出身のくせに大したことないな」なんて舐められるかもしれない。
『学園内ではすごい』じゃだめなんだよね。
だから厳しくあることも必要だとは思う。
でも『憧れや誇り』が高いところに行きすぎて、手の届かない高嶺の花になってしまったら、そもそも目指そうとすらしない子もいるかもしれない。
ミュージカル自体は誰にだって許される表現方法の1つなのに、技術を意識するあまり『表現』から外れる子もいるかもしれない。
それはとても窮屈なことだと思う。
それを真っ先に窮屈だと思うのは才能ある人というのも皮肉のようなものだが……
自由に楽しくやりたいだけなのに、という。
それでも魅せられるだけの実力がないと言えないことでもあるんだよね。
目指すことは自由なんだと歌うのは酷く無責任で非常に魅惑的である。
それをわかってる遥斗さんは軽々しく口にしない。
魅力があるだけじゃやってけない、技術があるだけでもやってけない。
それでも、15歳では輝かなかった石ころが、転んで傷ついて磨かれて光り輝くダイヤモンドになることもある。
そんな可能性を潰すシステムでもあるんだよな、ふるいにかける伝統は。

コメント

[ ログインして送信 ]

名前
コメント内容
削除用パスワード ※空欄可