お礼画面
「ふたりの箱庭」のルカさんと召喚士の少女。
「はい、あーん」
「…あ、あーん」
先程から食べさせられてばかりのような気がするのは気のせいではないはずで……そして、ふと気がついた。
「あの…ルカさん?」
「はい?」
「先程から…ルカさんの苦手なものを食べているような気がするのですが…?」
「…おっと、バレてしまいましたか」
すると彼はいたずらっ子のような顔で笑う。普段は苦手でもあまり残さないように…もとい戦時中には選り好みしている余裕もなかったから…と話していたのを思い出す。
「もう…ルカさんたら」
「私はどうやら、あなたの傍だと少し甘えてしまいたくなってしまうようで」
「…っ! 甘えたく…?」
「ええ、本当に」
その言葉にとくんと胸が跳ねる。普段は真面目な彼の以外な一面が見えた気がして…嬉しいような、くすぐったいようなそんな感情が込み上げた。
「ところで…もう少しだけ、甘えていても構いませんか?」
「あ…えっと、どうぞ」
わたしで、良いのなら。と言葉を続けようとした瞬間に近づく距離が、どんなものより甘い気がした。
ああ、やっぱり…あなたはずるい。どんなことでも甘く甘くしてしまうんだから。
【全部甘くしてしまう魔法】
「はい、あーん」
「…あ、あーん」
先程から食べさせられてばかりのような気がするのは気のせいではないはずで……そして、ふと気がついた。
「あの…ルカさん?」
「はい?」
「先程から…ルカさんの苦手なものを食べているような気がするのですが…?」
「…おっと、バレてしまいましたか」
すると彼はいたずらっ子のような顔で笑う。普段は苦手でもあまり残さないように…もとい戦時中には選り好みしている余裕もなかったから…と話していたのを思い出す。
「もう…ルカさんたら」
「私はどうやら、あなたの傍だと少し甘えてしまいたくなってしまうようで」
「…っ! 甘えたく…?」
「ええ、本当に」
その言葉にとくんと胸が跳ねる。普段は真面目な彼の以外な一面が見えた気がして…嬉しいような、くすぐったいようなそんな感情が込み上げた。
「ところで…もう少しだけ、甘えていても構いませんか?」
「あ…えっと、どうぞ」
わたしで、良いのなら。と言葉を続けようとした瞬間に近づく距離が、どんなものより甘い気がした。
ああ、やっぱり…あなたはずるい。どんなことでも甘く甘くしてしまうんだから。
【全部甘くしてしまう魔法】