ワンピ短編
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私はエネルになんて興味なかった。
私が欲していたのは黄金都市から運び出された沢山の黄金。
知っているとしたらエネルしか居ない。
きっとどこかへ隠しているはず。
私はそれを聞き出すために───……
────────────────────
『エネル様』
ああ、今日も美しい。
まるで仙女の様だった。
どうした、と軽く頭に口付けをすれば照れたようにはにかむ。
私に毎日愛しています、と言い寄り添う。
それだけで私は満たされるのだ。
────────────────────
「まったく、シャンディア共は祖先の為祖先の為とくだらん理由で今日もいきり立っておるわ」
『まこと愚かな事ですね』
「なあレイラよお前もそう思うだろう?神の島程の大地に命を賭ける程の価値があろうか… 黄金は全て私が運び出したというのに」
『何かに必要だったので?』
「そんなものに興味があるのか?」
『いえ…!好奇心で尋ねたまでで…』
「ヤハハ そんなつまらんことはどうでもよかろう!遊んでくれレイラ、神は退屈だ」
『ええ、もちろん』
────────────────────
夜遅く、1人の神官が鳥に乗り社に降り立つ。
「神!緊急です」
「なんだ騒々しい…」
「あのレイラと言う女の目当ては黄金です すぐに…」
「ああ 知っているとも」
「な……!」
「面白いじゃあないか この私を騙すつもりなのだ」
「そ、そうと分かっているのなら早々に始末を」
「ヤハハハハ!いいじゃあないか 戯れだ」
エネルの顔は闇を孕んでいる。
「お前たちは絶対に手を出すな …良いな?」
────────────────────
『っあ♡はぁっ、は…、あ♡』
「愛らしいものだ…」
『私も、愛、して、います…っ♡』
嘘に決まってるでしょ。
でも騙されているのだから、この自称神の男も大したこと無いのだなと思った。
チョロいなー、って。
「ヤハハ、可愛らしい…//♡」
うっとりと私を見つめ私の頭に口付けをするエネルを見てそう思った。
「…っ、そろそろ…、果てるぞ…ッ、」
私を抱きしめ耳元で吐息混じりに言う。
さっさと終わらせてくれ。
『来てください……、っ〜♡♡』
快感にぴく、と身体を震わせ反応する私を見てエネルは笑って頭を撫でる。
「子うさぎの様だな」
煩いなと思ったがやはりこの飛ぶような快感だけには慣れなかった。
────────────────────
『今日も私と遊んでくださるのでしょう?』
「ヤハハ!もちろんだとも」
エネルは私を抱き林檎を1口齧った。
今日こそは黄金の場所を吐いてもらおうか。
と思っていた私に、次発せられた言葉は私を地の底へ落とした。
「そうだ、昨日ある男を1人殺したのだ」
そう言いエネルがくるくると回した帽子は仲間がしていたものだった。
『!』
え……???
くら、と目眩がし、私はエネルの胸に倒れ込んだ。
バレていたの……?!
『……!!』
エネルの顔を見上げるとなんでもないように、余裕のある顔で笑っていた。
「どうした 今日も私に甘く愛を囁いてくれるんじゃあないのか」
視界が揺れ、乱暴に押し倒されたことを知る。
手首はいつもより力を込めて握り押し付けられていた。
『っあ』
「どうした?様子がおかしいではないか」
『っ……!!!』
「私のことを愛しているのだろう?」
『……!っぁ…ちが…』
「違う?………………何がどう違うのだ」
エネルの声は怒りを含んでいて、私の手首はさらに圧迫される。
『…!っあ…! ゃ、やめ……!』
「レイラ 私に語った愛はよもや嘘ではあるまいな?」
『……!!!そ、そんなことないです…!!私は本当に』
そう言うと嘘のように手首にかけられていた力が緩まる。
「ヤハハハ そうだろう?なあ?私の愛しいレイラ」
『っ……!!』
「さあ、今日も私に愛らしく夜伽をしてくれるな?」
『あ……っ、あ…』
『っは…♡はぁ♡ちょ、ま…激し、…っ、』
いつもより乱暴にされるがエネルはなんてことないように笑っている。
「うん?どうかしたか?」
『待っ……♡♡はぁ♡はぁあ"♡♡やめ、♡』
快感に視界が滲む。開きっぱなしの口からは舌が出て情けない声が漏れる。
良い所ばかりをぐり、と掠めるものだから出したくない哀れっぽい声が出てしまう。
全部バレてたんだろうか。
分かっていてやっているのだろうか。
「愛している レイラ」
私はそれに自分もです、と答えることは出来なくなってしまった。
────────────────────
あれから数日が経っていた。
私はあれからほぼ毎日彼に求められた。
でももう嫌気がさしていた。
『っ……!ん……っ……♡』
「愛している、レイラ…」
私は初めてエネルの胸を押し返し拒否をした。
もう嫌だった。だってこんなの茶番じゃないか。
『も、もう嫌です、こんなの…… …やめましょう、よ…』
動きが止まる。
『(え、ど、して……? そんな驚い、た、顔……?〜〜っ?!!///♡♡)』
急に奥まで突かれ、私の体は跳ねる。
「お前は私の下で喘いでいれば良い……っ…」
『っあ?!♡♡はぁッ♡ちょ…!』
それから後、覚えていることといえば、彼の吐息と泣きながら許しを乞いたことだけ。
何度目かの絶頂とそれを経ても止まらない動きに気が遠くなりいつの間にか朝になっていた。
その後から私は、拒否の言葉を言うことは無くなった。
────────────────────
「よもや、私を騙しておいてその上逃げられるなどと思ってはいまいな?」
それは逃げようとした前日に言われる。
『ぅ……!』
「……フン… 分かれば良い」
そう言いエネルは私の首に噛み付いた。
首に走る痛み。
『ぃつ……?!な、にを…!』
「印がいるだろう?お前は私のものなのだから」
『な…!私は貴方の…もの、なんかじゃ……』
「これからそうなるのだ」
痛みが増す。
『っ……!!』
「…レイラ」
『な、なんですか』
びく、と身体を固める。
「以前のように"愛している"と言え」
『な…、で、できません…!!』
そう言うと首を大きな手で握るように締められた。
『か…は…!!』
「言うだろう?」
必死に頷くと解放される。酸素を久しぶりに吸ったような感覚。エネルは真っ直ぐこちらを見ていて、私は目を逸らす。
『っ……』
「……」
『あ、あいして、ます……』
「ヤハハ…… それで良い」
先程とは嘘のように優しい顔で頭を撫でられる。
…正直、おかしくなりそうだった。
優しくされると。
酷くされた方がましだと思えた。
毎晩与えられる快楽にさえくらくらするのに、それに加え恋人のようにされると蕩けてしまう。
いけない、と気を確かに持つのだが、日に日にそれは心を蝕むばかりだ。
「何を考えているのだ」
『い…いえ……』
「そんなに黄金が欲しいか」
『そ…!そんなことは…!!』
「フン……良いだろう そんなつまらん物のことなど すぐに忘れさせてやる」
敵わない力でベッドへ投げつけられる。
『っ……!!!』
ああ。また。
またあの恐ろしい程に甘美で、残酷な時間がやってくる。
────────────────────
本当は。
本当は戯れなんかではなかった…
ただ私はレイラに愛されたかった。
私に愛していると言っていて欲しかった。
…まだ私は諦めたわけではない。
いつか心の底から言うようになる。
教え込めば良いのだ、私を愛するその日まで。
私が欲していたのは黄金都市から運び出された沢山の黄金。
知っているとしたらエネルしか居ない。
きっとどこかへ隠しているはず。
私はそれを聞き出すために───……
────────────────────
『エネル様』
ああ、今日も美しい。
まるで仙女の様だった。
どうした、と軽く頭に口付けをすれば照れたようにはにかむ。
私に毎日愛しています、と言い寄り添う。
それだけで私は満たされるのだ。
────────────────────
「まったく、シャンディア共は祖先の為祖先の為とくだらん理由で今日もいきり立っておるわ」
『まこと愚かな事ですね』
「なあレイラよお前もそう思うだろう?神の島程の大地に命を賭ける程の価値があろうか… 黄金は全て私が運び出したというのに」
『何かに必要だったので?』
「そんなものに興味があるのか?」
『いえ…!好奇心で尋ねたまでで…』
「ヤハハ そんなつまらんことはどうでもよかろう!遊んでくれレイラ、神は退屈だ」
『ええ、もちろん』
────────────────────
夜遅く、1人の神官が鳥に乗り社に降り立つ。
「神!緊急です」
「なんだ騒々しい…」
「あのレイラと言う女の目当ては黄金です すぐに…」
「ああ 知っているとも」
「な……!」
「面白いじゃあないか この私を騙すつもりなのだ」
「そ、そうと分かっているのなら早々に始末を」
「ヤハハハハ!いいじゃあないか 戯れだ」
エネルの顔は闇を孕んでいる。
「お前たちは絶対に手を出すな …良いな?」
────────────────────
『っあ♡はぁっ、は…、あ♡』
「愛らしいものだ…」
『私も、愛、して、います…っ♡』
嘘に決まってるでしょ。
でも騙されているのだから、この自称神の男も大したこと無いのだなと思った。
チョロいなー、って。
「ヤハハ、可愛らしい…//♡」
うっとりと私を見つめ私の頭に口付けをするエネルを見てそう思った。
「…っ、そろそろ…、果てるぞ…ッ、」
私を抱きしめ耳元で吐息混じりに言う。
さっさと終わらせてくれ。
『来てください……、っ〜♡♡』
快感にぴく、と身体を震わせ反応する私を見てエネルは笑って頭を撫でる。
「子うさぎの様だな」
煩いなと思ったがやはりこの飛ぶような快感だけには慣れなかった。
────────────────────
『今日も私と遊んでくださるのでしょう?』
「ヤハハ!もちろんだとも」
エネルは私を抱き林檎を1口齧った。
今日こそは黄金の場所を吐いてもらおうか。
と思っていた私に、次発せられた言葉は私を地の底へ落とした。
「そうだ、昨日ある男を1人殺したのだ」
そう言いエネルがくるくると回した帽子は仲間がしていたものだった。
『!』
え……???
くら、と目眩がし、私はエネルの胸に倒れ込んだ。
バレていたの……?!
『……!!』
エネルの顔を見上げるとなんでもないように、余裕のある顔で笑っていた。
「どうした 今日も私に甘く愛を囁いてくれるんじゃあないのか」
視界が揺れ、乱暴に押し倒されたことを知る。
手首はいつもより力を込めて握り押し付けられていた。
『っあ』
「どうした?様子がおかしいではないか」
『っ……!!!』
「私のことを愛しているのだろう?」
『……!っぁ…ちが…』
「違う?………………何がどう違うのだ」
エネルの声は怒りを含んでいて、私の手首はさらに圧迫される。
『…!っあ…! ゃ、やめ……!』
「レイラ 私に語った愛はよもや嘘ではあるまいな?」
『……!!!そ、そんなことないです…!!私は本当に』
そう言うと嘘のように手首にかけられていた力が緩まる。
「ヤハハハ そうだろう?なあ?私の愛しいレイラ」
『っ……!!』
「さあ、今日も私に愛らしく夜伽をしてくれるな?」
『あ……っ、あ…』
『っは…♡はぁ♡ちょ、ま…激し、…っ、』
いつもより乱暴にされるがエネルはなんてことないように笑っている。
「うん?どうかしたか?」
『待っ……♡♡はぁ♡はぁあ"♡♡やめ、♡』
快感に視界が滲む。開きっぱなしの口からは舌が出て情けない声が漏れる。
良い所ばかりをぐり、と掠めるものだから出したくない哀れっぽい声が出てしまう。
全部バレてたんだろうか。
分かっていてやっているのだろうか。
「愛している レイラ」
私はそれに自分もです、と答えることは出来なくなってしまった。
────────────────────
あれから数日が経っていた。
私はあれからほぼ毎日彼に求められた。
でももう嫌気がさしていた。
『っ……!ん……っ……♡』
「愛している、レイラ…」
私は初めてエネルの胸を押し返し拒否をした。
もう嫌だった。だってこんなの茶番じゃないか。
『も、もう嫌です、こんなの…… …やめましょう、よ…』
動きが止まる。
『(え、ど、して……? そんな驚い、た、顔……?〜〜っ?!!///♡♡)』
急に奥まで突かれ、私の体は跳ねる。
「お前は私の下で喘いでいれば良い……っ…」
『っあ?!♡♡はぁッ♡ちょ…!』
それから後、覚えていることといえば、彼の吐息と泣きながら許しを乞いたことだけ。
何度目かの絶頂とそれを経ても止まらない動きに気が遠くなりいつの間にか朝になっていた。
その後から私は、拒否の言葉を言うことは無くなった。
────────────────────
「よもや、私を騙しておいてその上逃げられるなどと思ってはいまいな?」
それは逃げようとした前日に言われる。
『ぅ……!』
「……フン… 分かれば良い」
そう言いエネルは私の首に噛み付いた。
首に走る痛み。
『ぃつ……?!な、にを…!』
「印がいるだろう?お前は私のものなのだから」
『な…!私は貴方の…もの、なんかじゃ……』
「これからそうなるのだ」
痛みが増す。
『っ……!!』
「…レイラ」
『な、なんですか』
びく、と身体を固める。
「以前のように"愛している"と言え」
『な…、で、できません…!!』
そう言うと首を大きな手で握るように締められた。
『か…は…!!』
「言うだろう?」
必死に頷くと解放される。酸素を久しぶりに吸ったような感覚。エネルは真っ直ぐこちらを見ていて、私は目を逸らす。
『っ……』
「……」
『あ、あいして、ます……』
「ヤハハ…… それで良い」
先程とは嘘のように優しい顔で頭を撫でられる。
…正直、おかしくなりそうだった。
優しくされると。
酷くされた方がましだと思えた。
毎晩与えられる快楽にさえくらくらするのに、それに加え恋人のようにされると蕩けてしまう。
いけない、と気を確かに持つのだが、日に日にそれは心を蝕むばかりだ。
「何を考えているのだ」
『い…いえ……』
「そんなに黄金が欲しいか」
『そ…!そんなことは…!!』
「フン……良いだろう そんなつまらん物のことなど すぐに忘れさせてやる」
敵わない力でベッドへ投げつけられる。
『っ……!!!』
ああ。また。
またあの恐ろしい程に甘美で、残酷な時間がやってくる。
────────────────────
本当は。
本当は戯れなんかではなかった…
ただ私はレイラに愛されたかった。
私に愛していると言っていて欲しかった。
…まだ私は諦めたわけではない。
いつか心の底から言うようになる。
教え込めば良いのだ、私を愛するその日まで。