ワンピ短編
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自分の不出来や至らなさに絶望して祈ってました でも最近の祈りはなんとなくになってて…』
「いや お前の祈りは私に届いていた お前は心から反省していたじゃあないか」
『(よかった……)』
「[リリィ]と言ったな」
『はい!』
神様は月を見つめたあと私の方に向き直られる。
「人として生まれた以上 煩悩はお前を生涯煩わせる 誘惑に負けたり道に迷ったり自分の愚かさを嘆く時もあるだろう」
『はい……』
私は怖々と神様を見上げていたが神様はふっと笑っておっしゃる。
「しかし[リリィ] 如何なる時も お前の祈りは私が聞いている」
光が射す
私が今日までたった1人で罪悪感に苛まれて
ただ祈り続けるしかなかった真夜中に
その一言を賜って私は救われた気がした。
感動して声も出なかった。
その優しさに。
神様はどこに持っていたのか林檎をお召しになられる。
「毎日身を清めた後 白湯を飲み、禅を組むといいぞ 瞑想し精神を集中させた後で祈るといい いくらかお前の罪の意識も晴れるだろう」
『ありがとうございます…』
もうお礼を言うので精一杯だった。
「そうだ!いつか暇が出来たら 滝行にでも一緒に連れて行ってやろうじゃあないか」
『え!そんな 畏れ多いです私なんかが』
「いいじゃあないか、戯れだ 付き合え」
『ええ、そう仰られるのなら… その時は、畏くも、御一緒させていただきます』
「ヤハハハ 良い心がけだ」
ストン!と窓際に立つ神様。
もう行っちゃうのか。お忙しいのだなあ。
「……そんな顔をするんじゃあない[リリィ] また暇な時は戯れに祈りを聞きに来てやろう」
『ありがとうございます… 』
「ではな!信心深い青海人よ また会おう」
そう仰るとバリ!と雷を残して神様はお帰りになった。
信じられない……
ほんとに神様はいたんだ。
そうか…いつも1人で悩んでいるつもりだったけど
神様は聞いてくださっていたのか
これからも聞いてくださるのか
神様に救われた。
『……』
慈悲深い神様に感謝してもしきれなかった。
せめて今度は貢物を用意しておこう。
そしてこれからも祈り続けよう。
光が射した
後悔と不安感で満たされていた真夜中に
私はもう来る明日に怯えず生きていく
「いや お前の祈りは私に届いていた お前は心から反省していたじゃあないか」
『(よかった……)』
「[リリィ]と言ったな」
『はい!』
神様は月を見つめたあと私の方に向き直られる。
「人として生まれた以上 煩悩はお前を生涯煩わせる 誘惑に負けたり道に迷ったり自分の愚かさを嘆く時もあるだろう」
『はい……』
私は怖々と神様を見上げていたが神様はふっと笑っておっしゃる。
「しかし[リリィ] 如何なる時も お前の祈りは私が聞いている」
光が射す
私が今日までたった1人で罪悪感に苛まれて
ただ祈り続けるしかなかった真夜中に
その一言を賜って私は救われた気がした。
感動して声も出なかった。
その優しさに。
神様はどこに持っていたのか林檎をお召しになられる。
「毎日身を清めた後 白湯を飲み、禅を組むといいぞ 瞑想し精神を集中させた後で祈るといい いくらかお前の罪の意識も晴れるだろう」
『ありがとうございます…』
もうお礼を言うので精一杯だった。
「そうだ!いつか暇が出来たら 滝行にでも一緒に連れて行ってやろうじゃあないか」
『え!そんな 畏れ多いです私なんかが』
「いいじゃあないか、戯れだ 付き合え」
『ええ、そう仰られるのなら… その時は、畏くも、御一緒させていただきます』
「ヤハハハ 良い心がけだ」
ストン!と窓際に立つ神様。
もう行っちゃうのか。お忙しいのだなあ。
「……そんな顔をするんじゃあない[リリィ] また暇な時は戯れに祈りを聞きに来てやろう」
『ありがとうございます… 』
「ではな!信心深い青海人よ また会おう」
そう仰るとバリ!と雷を残して神様はお帰りになった。
信じられない……
ほんとに神様はいたんだ。
そうか…いつも1人で悩んでいるつもりだったけど
神様は聞いてくださっていたのか
これからも聞いてくださるのか
神様に救われた。
『……』
慈悲深い神様に感謝してもしきれなかった。
せめて今度は貢物を用意しておこう。
そしてこれからも祈り続けよう。
光が射した
後悔と不安感で満たされていた真夜中に
私はもう来る明日に怯えず生きていく
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