ナルカミ(移行中)
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『な、なに?』
「細いな もっと食事を取れ このままでは死んでしまう」
『し、死なないよ!食事は十分取ってます』
「取ってこれか?じゃあ身体を鍛えろ いずれにせよ不健康だ」
『う〜ん……運動は苦手なんだ』
私はふと思い出し横にあった皿に視線を移す。
『そうだ リンゴを切ったよ……ってもう食べちゃったの?!』
「ああ!美味かったぞ 妙な形に切るのだな」
『うさぎみたいに切ったの 月にはうさぎさんが居るからね』
そう笑いながら伝えるとエネルはムッとした顔になった。
「そんなことがあるものか フェアリーヴァースは神が住まう地なのだぞ 兎なんぞが住み着いているわけがない」
怒って私に言うその姿も愛おしかった。
『ふふ そう』
笑ってぎゅ、と抱きしめるとエネルの身体の大きさを再確認出来た。
しっかりとした身体は私を安心させる。
『(綺麗な身体だなあ… 落ち着く…)』
「……〜〜//」
『ふふ♡』
「なんだ?//」
私を撫でる大きな手は嬉しい。
『ううん』
「今日は歌わないのか」
『え?』
「昨日は歌っていたではないか」
『ちょっと……恥ずかしいよ』
「なら歌いたくなったら歌え 酒を飲んでいないからじゃあないか?」
『お酒は…今日はいい 一緒にいるもん』
「ヤハハ そうか」
彼は月に向かって掴むように手を握る。
月に見とれるエネルは綺麗だった。
ああ、確かに貴方が住まう土地は月が相応しい。
しかし、月を仰ぐ姿は少し寂しげに見えた。
遠く離れた故郷を想っているような、そんな感じがして。
可哀想に思えて私はベッドの縁に座り酒を盃に入れてエネルを呼んだ。
「なんだ」
『気分も少しは晴れるかな 盃に入れた月を飲んだなら』
そう言い薦めた盃は金色の月を映していた。
それを聞いたエネルが愉快そうに笑ったのを見ていくばくか安心する。
「ヤハハハ いやおれは飲まん それはお前が飲むといい」
『いらないの?』
「お前が酔わせてくれるなら、どこに酒を飲む必要があろうか」
私は笑い酒を一口だけのんで歌い始めた。
月が貴方のものになったなら、月光はいっそう優しく私を照らすだろう
欠けた時も、満ちた時も
ただ今夜は、眠るに留めておきましょう
あの雅に輝く大地に思いを馳せて
「細いな もっと食事を取れ このままでは死んでしまう」
『し、死なないよ!食事は十分取ってます』
「取ってこれか?じゃあ身体を鍛えろ いずれにせよ不健康だ」
『う〜ん……運動は苦手なんだ』
私はふと思い出し横にあった皿に視線を移す。
『そうだ リンゴを切ったよ……ってもう食べちゃったの?!』
「ああ!美味かったぞ 妙な形に切るのだな」
『うさぎみたいに切ったの 月にはうさぎさんが居るからね』
そう笑いながら伝えるとエネルはムッとした顔になった。
「そんなことがあるものか フェアリーヴァースは神が住まう地なのだぞ 兎なんぞが住み着いているわけがない」
怒って私に言うその姿も愛おしかった。
『ふふ そう』
笑ってぎゅ、と抱きしめるとエネルの身体の大きさを再確認出来た。
しっかりとした身体は私を安心させる。
『(綺麗な身体だなあ… 落ち着く…)』
「……〜〜//」
『ふふ♡』
「なんだ?//」
私を撫でる大きな手は嬉しい。
『ううん』
「今日は歌わないのか」
『え?』
「昨日は歌っていたではないか」
『ちょっと……恥ずかしいよ』
「なら歌いたくなったら歌え 酒を飲んでいないからじゃあないか?」
『お酒は…今日はいい 一緒にいるもん』
「ヤハハ そうか」
彼は月に向かって掴むように手を握る。
月に見とれるエネルは綺麗だった。
ああ、確かに貴方が住まう土地は月が相応しい。
しかし、月を仰ぐ姿は少し寂しげに見えた。
遠く離れた故郷を想っているような、そんな感じがして。
可哀想に思えて私はベッドの縁に座り酒を盃に入れてエネルを呼んだ。
「なんだ」
『気分も少しは晴れるかな 盃に入れた月を飲んだなら』
そう言い薦めた盃は金色の月を映していた。
それを聞いたエネルが愉快そうに笑ったのを見ていくばくか安心する。
「ヤハハハ いやおれは飲まん それはお前が飲むといい」
『いらないの?』
「お前が酔わせてくれるなら、どこに酒を飲む必要があろうか」
私は笑い酒を一口だけのんで歌い始めた。
月が貴方のものになったなら、月光はいっそう優しく私を照らすだろう
欠けた時も、満ちた時も
ただ今夜は、眠るに留めておきましょう
あの雅に輝く大地に思いを馳せて