全ての始まり
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鳥も草木も寝静まるような穏やかな夜。
微睡みを引き裂くかのようなサイレンが突如として鳴り響き、とある研究所のロボットが行進を始める。
辺りを警戒するようにライトが点灯したところを見るに、侵入者でも出たのだろうか。
ロボットたちの間を縫うようにすり抜ける青色の影。
狙いを定めた銃口をものともせず、遊んでいるかのように駆け回る姿。
侵入者として狙われた彼、名を「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」。
彼は悪の天才科学者、Dr.エッグマンがまた何かを企んでいるという話を聞き、それを止めるために乗り込んだのだ。
つまり研究所は迷惑極まりない研究ばかりする悪者のアジト、侵入者はそれを止める正義のヒーローだったというわけである。
圧倒的なスピードでちょこまか動き回るソニックを捉えられるものなどあるわけもなく、翻弄されるばかりのロボットたち。
研究所内に入り、角を曲がって再び外に出た時、床に仕込まれていたバネにより宙へと投げ出され、バランスを崩したところをロボットに攻撃されるソニック。
すると空高くから飛行機…Xトルネードに乗ってやってきたのはテイルスとエミー。
彼の声掛けと同時に小型ミサイルが発射され、中に仕込んでおいたキラリと光るリングをソニックに託す。
すると、体が青白い光を纏いタイヤのように丸まって高速回転。スピンダッシュだ。
しかし思ったより遠くに飛ばされたのか、研究所までの道を見失ってしまう。
少し遠回りしてでも向かおうか、いやいや、彼はスピードに命をかける男。そんなまどろっこしい事などしたくない。
「ソニック!」
声に反応するとともに真下に敷かれる光色のベール。
それはジェットコースターのようにうねっており、緩やかな上り坂をスピードのままに登りきれば、角度をつけた下り坂でさらに勢いがつく。
突如として途切れた道を置いてけぼりにして空高く跳べば、いつのまに近づいていたのか研究所は目の前に。
ソニックはこんなことができる存在を一人しか知らなかった。
「Thank you、アルテ!」
描いたものを実体化させる力を持つ藤色のヤマアラシ、アルテ。
ソニックが飛ばされたところを見て、すぐ様戻れるようにと道を描いたのだ。
再び乗り込んだソニックは研究所の中でだいぶ暴れまわってるようで、ひっきりなしに爆発音が聞こえてくる。
相変わらず奔放で豪快な乗り込み方だが、この調子なら大丈夫そうだと思ったその瞬間。
甲高い音をたてて研究所から目も開けられないほどの眩い光が。
「何が、っ!!」
様子をみに向かおうとしたアルテを始め、遠くで見守っていたテイルス、エミー、ナックルズまでもを飲み込んでいく光。
まぶたの裏まで熱くなりそうなそれと唐突な浮遊感に襲われ、意識はふつりと途切れていった。
微睡みを引き裂くかのようなサイレンが突如として鳴り響き、とある研究所のロボットが行進を始める。
辺りを警戒するようにライトが点灯したところを見るに、侵入者でも出たのだろうか。
ロボットたちの間を縫うようにすり抜ける青色の影。
狙いを定めた銃口をものともせず、遊んでいるかのように駆け回る姿。
侵入者として狙われた彼、名を「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」。
彼は悪の天才科学者、Dr.エッグマンがまた何かを企んでいるという話を聞き、それを止めるために乗り込んだのだ。
つまり研究所は迷惑極まりない研究ばかりする悪者のアジト、侵入者はそれを止める正義のヒーローだったというわけである。
圧倒的なスピードでちょこまか動き回るソニックを捉えられるものなどあるわけもなく、翻弄されるばかりのロボットたち。
研究所内に入り、角を曲がって再び外に出た時、床に仕込まれていたバネにより宙へと投げ出され、バランスを崩したところをロボットに攻撃されるソニック。
すると空高くから飛行機…Xトルネードに乗ってやってきたのはテイルスとエミー。
彼の声掛けと同時に小型ミサイルが発射され、中に仕込んでおいたキラリと光るリングをソニックに託す。
すると、体が青白い光を纏いタイヤのように丸まって高速回転。スピンダッシュだ。
しかし思ったより遠くに飛ばされたのか、研究所までの道を見失ってしまう。
少し遠回りしてでも向かおうか、いやいや、彼はスピードに命をかける男。そんなまどろっこしい事などしたくない。
「ソニック!」
声に反応するとともに真下に敷かれる光色のベール。
それはジェットコースターのようにうねっており、緩やかな上り坂をスピードのままに登りきれば、角度をつけた下り坂でさらに勢いがつく。
突如として途切れた道を置いてけぼりにして空高く跳べば、いつのまに近づいていたのか研究所は目の前に。
ソニックはこんなことができる存在を一人しか知らなかった。
「Thank you、アルテ!」
描いたものを実体化させる力を持つ藤色のヤマアラシ、アルテ。
ソニックが飛ばされたところを見て、すぐ様戻れるようにと道を描いたのだ。
再び乗り込んだソニックは研究所の中でだいぶ暴れまわってるようで、ひっきりなしに爆発音が聞こえてくる。
相変わらず奔放で豪快な乗り込み方だが、この調子なら大丈夫そうだと思ったその瞬間。
甲高い音をたてて研究所から目も開けられないほどの眩い光が。
「何が、っ!!」
様子をみに向かおうとしたアルテを始め、遠くで見守っていたテイルス、エミー、ナックルズまでもを飲み込んでいく光。
まぶたの裏まで熱くなりそうなそれと唐突な浮遊感に襲われ、意識はふつりと途切れていった。
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