目覚めは如何?
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気を取り直して、まずここ何処だ?
ハイテクになったタウンマップを見ても出てくる文字は「現在地不明」。
…秘境の地に迷い込んだ覚えはないんだが。
しかしまぁ、此処が何処かわかんねーんじゃあこれからの事も考えらんねぇ。
「…ぶらり旅といきますか。」
「ロップー!」
うん、俺の相棒は今日もかわいーな。
────────────
────────
あの時に見かけたのは、間違いなくパルキアだ。
シンオウ地方に伝わる伝説のポケモンで、空間を操る力を持つとされている。
……つーことをふまえると、俺はもしかするとパルキアの力でよくわからん場所にとばされたか?
いや、だってさ、
行き交う人々みんな着物着てんだもんよ。
しかもなんかこっちチラチラ見てるし。見られんのは好きじゃねー。
たまに「ひっ、物の怪!」とかいう声が聞こえる。知らねーけど。
…ここはポケウッドか?でも映画のセットにしちゃーリアル過ぎる。
それにしても空気がうまいなー。リーフィアの側以外でこんな綺麗な空気を吸ったのはいつぶりだろーか。
それに周りの建物も古風だ。道も舗装されてない。
…本当に何処だここ。
「せめて、此処がどこかってわかればなー」
偶にはこーゆーのも悪かねーけどさ。
「おい、其処の兄ちゃん」
腕を掴まれた。
声からして柄が悪そうだな。
「…なんすか」
「変わった着物着てんじゃねえか。」
「それにその荷物…何が入ってんだろーなぁ?」
…あ。
「痛い目見たくなきゃあ…その荷物と着物置いて消えな!!」
「え、嫌っす。」
ヤンキー…っつか、昔の賊みてーだな。結構いる。
そいつ等は俺の即答が癪に触ったのか俺に殴り掛かってくる…と思ったら視界から急に消えた。
「ミーミッ」
ミミロップに伸されたのか。納得。
「な…っ!?」「一発!?」「馬鹿なっ、コイツはかなり丈夫な筈…!」
馬鹿だなぁ、ポケモンと人間を同列に考えんなよ。
「いけるか?ミミロップ。」
返ってきた返事は「任せて!」と言ってるようだった。
横に並んで一斉に来たから次の指示は直ぐに浮かんだ
「ミミロップー、そいつ等に回し蹴りー。」
「ミミッ!!」
気持ちいいくらいに綺麗に決まったそれは男たちをドミノのように倒して行った。
…あ、気絶してる。
「ミミローロプっ」
誇らしげに胸を張る彼女。うん。さすが俺のパートナー。
ご褒美にコイツの好きなポフレをあげよ。
ポフレっつーのはポケモンのお菓子だ。似たものでポフィンとかポロックとかある。お菓子じゃねーけどポケマメもそーだな。
あれ、なんか後ろが騒がしーや。
「兄ちゃんすげーな!!」
「ありがとうございます!」
「そっちの物の怪も悪い奴じゃなかったんだなー!!」
「ありがとうー!!」
…は?
怒涛のお礼攻撃に俺が立ち竦んでいると、一人の女性が俺の所に来る。
「あの者達は、近頃このあたりを荒らしていた賊の者なのです。
私達ではどうすることも出来ぬ故…本当に助かりました。」
「え、あ、いや…礼なら俺じゃなくてコイツに言ってください。」
俺はただ偶然声をかけられただけ。実際にやっつけたのはミミロップだ。
女性はミミロップにも丁寧に頭を下げていた。
ついでにこの場所を聞けば、どうやら「駿河」という国らしい。
…初めて聞くな。
俺は「この事は余り周りには言わないで欲しい」と人々に伝えてその場を離れた。
…地図、売ってるかな。
ハイテクになったタウンマップを見ても出てくる文字は「現在地不明」。
…秘境の地に迷い込んだ覚えはないんだが。
しかしまぁ、此処が何処かわかんねーんじゃあこれからの事も考えらんねぇ。
「…ぶらり旅といきますか。」
「ロップー!」
うん、俺の相棒は今日もかわいーな。
────────────
────────
あの時に見かけたのは、間違いなくパルキアだ。
シンオウ地方に伝わる伝説のポケモンで、空間を操る力を持つとされている。
……つーことをふまえると、俺はもしかするとパルキアの力でよくわからん場所にとばされたか?
いや、だってさ、
行き交う人々みんな着物着てんだもんよ。
しかもなんかこっちチラチラ見てるし。見られんのは好きじゃねー。
たまに「ひっ、物の怪!」とかいう声が聞こえる。知らねーけど。
…ここはポケウッドか?でも映画のセットにしちゃーリアル過ぎる。
それにしても空気がうまいなー。リーフィアの側以外でこんな綺麗な空気を吸ったのはいつぶりだろーか。
それに周りの建物も古風だ。道も舗装されてない。
…本当に何処だここ。
「せめて、此処がどこかってわかればなー」
偶にはこーゆーのも悪かねーけどさ。
「おい、其処の兄ちゃん」
腕を掴まれた。
声からして柄が悪そうだな。
「…なんすか」
「変わった着物着てんじゃねえか。」
「それにその荷物…何が入ってんだろーなぁ?」
…あ。
「痛い目見たくなきゃあ…その荷物と着物置いて消えな!!」
「え、嫌っす。」
ヤンキー…っつか、昔の賊みてーだな。結構いる。
そいつ等は俺の即答が癪に触ったのか俺に殴り掛かってくる…と思ったら視界から急に消えた。
「ミーミッ」
ミミロップに伸されたのか。納得。
「な…っ!?」「一発!?」「馬鹿なっ、コイツはかなり丈夫な筈…!」
馬鹿だなぁ、ポケモンと人間を同列に考えんなよ。
「いけるか?ミミロップ。」
返ってきた返事は「任せて!」と言ってるようだった。
横に並んで一斉に来たから次の指示は直ぐに浮かんだ
「ミミロップー、そいつ等に回し蹴りー。」
「ミミッ!!」
気持ちいいくらいに綺麗に決まったそれは男たちをドミノのように倒して行った。
…あ、気絶してる。
「ミミローロプっ」
誇らしげに胸を張る彼女。うん。さすが俺のパートナー。
ご褒美にコイツの好きなポフレをあげよ。
ポフレっつーのはポケモンのお菓子だ。似たものでポフィンとかポロックとかある。お菓子じゃねーけどポケマメもそーだな。
あれ、なんか後ろが騒がしーや。
「兄ちゃんすげーな!!」
「ありがとうございます!」
「そっちの物の怪も悪い奴じゃなかったんだなー!!」
「ありがとうー!!」
…は?
怒涛のお礼攻撃に俺が立ち竦んでいると、一人の女性が俺の所に来る。
「あの者達は、近頃このあたりを荒らしていた賊の者なのです。
私達ではどうすることも出来ぬ故…本当に助かりました。」
「え、あ、いや…礼なら俺じゃなくてコイツに言ってください。」
俺はただ偶然声をかけられただけ。実際にやっつけたのはミミロップだ。
女性はミミロップにも丁寧に頭を下げていた。
ついでにこの場所を聞けば、どうやら「駿河」という国らしい。
…初めて聞くな。
俺は「この事は余り周りには言わないで欲しい」と人々に伝えてその場を離れた。
…地図、売ってるかな。
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