目覚めは如何?
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「………………………」
ふわふわ、ふわふわ。
あー、この感覚、一番好きなんだ。微睡んでるこの感じ。
…だからさ、もう少しだけ、寝かせてくれ……
…ロプ、ミ………ミロー……
声が聞こえる。
なんだよ、もう少しくらい寝かせてくれ…
「ミミローッ!!」
「んあー…?」
思いっきり転がされて目が覚めた。
目を覚ますと、俺の一番の相棒が覗き込む。
褐色の体に果物みてーな濃いピンクの瞳。
ふわふわした柔らかそーな毛は柔らかいピンク色をしている。
俺のパートナー、ミミロップ。ちなみに初めて出会った色違いの奴だ。
「ミミ、ミーロプ!」
なんだなんだ、そんなに慌ててどーした?
寝袋から起き上がってミミロップの方を向くと、そこには無数のモンスターボール……ポケモンを入れておく装置みてーな奴だ……が転がっていた。
可笑しーな…?普通ポケモンは一度に連れ歩けるのは6体までだ。
それ以外はパソコンのボックスに預けられるようになっている。
慌てたように彼女に差し出されたボールをよく見ると、そこには「誰もいない」。
「…は?」
何でだ?こいつらには「バッグの中身は余り弄るなよ」と言ってあって、ちゃんとそれを守ってくれている。
と言うことは、ボールから、出た?
ウエストバッグに付いているボールホルダーのボールの中にも、居るはずの仲間が忽然と姿を消していた。
テントから出てみても、見たことのねー森が広がっているだけで、慣れた気配も何もない。
「…何、で」
逃げられた?どうして?
俺、何かヤバい事をしてしまったのか?
ポケモンは俺ら人間が思っているよりずっと頭が良い。仲間になった後も人間を見限って自分から見捨てる奴が居るくらいだ。
なんで。
俺が、ダメな奴だった?トレーナーに向いてなかった?
あいつ等が俺に愛想を尽かした?
嫌だ。
嫌だよそんなん。だって、お前、あんなに俺に懐いてくれてたじゃねーか。
…本当に?
あの笑顔は本物だった?
俺は人間としてかなり面倒くさいやつだ。あいつ等に求めていた物が重すぎたんじゃねーか?
だったら、だったら今度こそ直すから、お願いだ、俺から離れていかねーでくれよ。ひとりは嫌なんだ。嫌だ。ひとりは、ひとりは嫌。
「ミーミロ。」
ふわり、優しい温かさが俺をくるんだ。
柔らかな声が俺を安心させる。
「…ミミ、ロップ」
ミミロップは優しい声で囁きながら、俺の背中をポン、ポンと、一定のリズムで叩く。
「…っあ、」
落ち着いてきた。
…俺、震えてたんだな。
あーあ、まだ、弱いまんまか。
「…そーだよな。ミミロップがいるもんな。」
「ミミ。」
「ひとりじゃ、ねーよな」
「ミミロ。」
「…お前は、ずっと俺と一緒にいてくれるもんな。」
「ミンミ!」
「…俺だけの、パートナー。」
「ミミロ~!」
お前は唯一、俺の面倒くせー性格を受け入れてくれる。
ふわふわ、ふわふわ。
あー、この感覚、一番好きなんだ。微睡んでるこの感じ。
…だからさ、もう少しだけ、寝かせてくれ……
…ロプ、ミ………ミロー……
声が聞こえる。
なんだよ、もう少しくらい寝かせてくれ…
「ミミローッ!!」
「んあー…?」
思いっきり転がされて目が覚めた。
目を覚ますと、俺の一番の相棒が覗き込む。
褐色の体に果物みてーな濃いピンクの瞳。
ふわふわした柔らかそーな毛は柔らかいピンク色をしている。
俺のパートナー、ミミロップ。ちなみに初めて出会った色違いの奴だ。
「ミミ、ミーロプ!」
なんだなんだ、そんなに慌ててどーした?
寝袋から起き上がってミミロップの方を向くと、そこには無数のモンスターボール……ポケモンを入れておく装置みてーな奴だ……が転がっていた。
可笑しーな…?普通ポケモンは一度に連れ歩けるのは6体までだ。
それ以外はパソコンのボックスに預けられるようになっている。
慌てたように彼女に差し出されたボールをよく見ると、そこには「誰もいない」。
「…は?」
何でだ?こいつらには「バッグの中身は余り弄るなよ」と言ってあって、ちゃんとそれを守ってくれている。
と言うことは、ボールから、出た?
ウエストバッグに付いているボールホルダーのボールの中にも、居るはずの仲間が忽然と姿を消していた。
テントから出てみても、見たことのねー森が広がっているだけで、慣れた気配も何もない。
「…何、で」
逃げられた?どうして?
俺、何かヤバい事をしてしまったのか?
ポケモンは俺ら人間が思っているよりずっと頭が良い。仲間になった後も人間を見限って自分から見捨てる奴が居るくらいだ。
なんで。
俺が、ダメな奴だった?トレーナーに向いてなかった?
あいつ等が俺に愛想を尽かした?
嫌だ。
嫌だよそんなん。だって、お前、あんなに俺に懐いてくれてたじゃねーか。
…本当に?
あの笑顔は本物だった?
俺は人間としてかなり面倒くさいやつだ。あいつ等に求めていた物が重すぎたんじゃねーか?
だったら、だったら今度こそ直すから、お願いだ、俺から離れていかねーでくれよ。ひとりは嫌なんだ。嫌だ。ひとりは、ひとりは嫌。
「ミーミロ。」
ふわり、優しい温かさが俺をくるんだ。
柔らかな声が俺を安心させる。
「…ミミ、ロップ」
ミミロップは優しい声で囁きながら、俺の背中をポン、ポンと、一定のリズムで叩く。
「…っあ、」
落ち着いてきた。
…俺、震えてたんだな。
あーあ、まだ、弱いまんまか。
「…そーだよな。ミミロップがいるもんな。」
「ミミ。」
「ひとりじゃ、ねーよな」
「ミミロ。」
「…お前は、ずっと俺と一緒にいてくれるもんな。」
「ミンミ!」
「…俺だけの、パートナー。」
「ミミロ~!」
お前は唯一、俺の面倒くせー性格を受け入れてくれる。
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