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ゲッコウガと再開した次の日。
どうやら親切にしてくれた真田様や武田様は監視目的で俺を泊めたらしい。
特に騙されたとか思ってないけど。でも俺としちゃそろそろここから離れて彼らとの縁を断ち切りたい。
それにサーナイトやルカリオ、ゲッコウガとも出会えたんだ。もしかしたら他の皆もどこか別の場所へと飛ばされたのかもしれない。
大きな騒ぎになる前に、早く俺が見つけないと。
縁側から見えた庭は、心なしか昨日より荒れている気がする。
またあのよくわからんスキンシップでもしてたのかな。
さて、軟禁生活一日目。どのようにしてアイツ等に関わらないように生きていくか。
どうしようかなーと考えるも欠伸の気持ちよさに中々頭が働かない。
荷物は洋服と帽子以外はどうでもいいとして(パソコンと図鑑は無くなったらちょっと困るけど)、ボールは今のところ取られる心配はないっぽい。
宛もなくフラフラとほっつき歩いていたら何やらバタバタと騒がしい。
バタバタってよりかドタンッ、バタッ、ガシャンッ!みてーな。
なにしてんだろーと思うことはあっても見に行くことはしない。めんどくせーし。
なんておもってたら、パーカーのポッケに入ってたボールが勝手に開き、ミミロップが出てきた。
勝手にでたことを注意しようとしたが、なにやら扉の向こうを睨みつけて唸っている。
どうしたのかと思っていると、俺を抱えて走り出す。
「ちょっ、」
「ミミロミーミ!!」
「え?何?」
焦ってるみてーだ。何かを感じ取ったらしい。
大人しくされるがままになっていると、襖を突き破って出てきた知らねー奴に刀を突きつけられる。
ミミロップは俺を下ろし、庇うように前へでた。
…俺、何も怪しまれるよーな行動とってねーはずなんだけどなー。
「へぇ、甲斐の虎はいつの間にこんな別嬪な小姓なんざ迎えたんだ?」
「は?胡椒?」
「しかも物の怪を手懐けてると来た。」
「ミ"~~…」
めっちゃ警戒してる。声がヤバいよ。俺の相棒こんな可愛くない声でたんだな。
「なぁに、大人しくしてりゃ何もしねぇよ。ただ甲斐の虎とそいつが可愛がってる虎若子の首が飛ぶだけだ」
その言葉を聞いた瞬間の俺の行動は早かった。
「ミミロップ、飛び膝蹴り」
「ミィミロォッ!!」
しなやかな脚が畳まれて鋭く膝が男に突き刺さる。
巧いこと入ったらしく、男は倒れ込み痙攣している。
「ミミロップ」
「…ミミ?」
「サーナイト呼んできて。出来ればゲッコウガやルカリオも」
「ミィミロ?」
「俺は真田様達を守ろうと思う」
縁を作るのはごめんだ。
でも、目の前や俺の周りで人が人が死ぬのはもっとごめんだ。
それが多少なりとも知ってる奴なら尚更。
だから、縁を作るのはごめんなんだ。
「俺が柔じゃねーのは、ミミロップも知ってんだろ」
そう言えば呆れたように溜め息をつかれた。なんだよ。
でもその後、俺の目を見てしっかりと頷いてくれた。
…こんなトレーナーでゴメンな。
俺は微かに聞こえる騒がしさを辿るように駆けた。
どうやら親切にしてくれた真田様や武田様は監視目的で俺を泊めたらしい。
特に騙されたとか思ってないけど。でも俺としちゃそろそろここから離れて彼らとの縁を断ち切りたい。
それにサーナイトやルカリオ、ゲッコウガとも出会えたんだ。もしかしたら他の皆もどこか別の場所へと飛ばされたのかもしれない。
大きな騒ぎになる前に、早く俺が見つけないと。
縁側から見えた庭は、心なしか昨日より荒れている気がする。
またあのよくわからんスキンシップでもしてたのかな。
さて、軟禁生活一日目。どのようにしてアイツ等に関わらないように生きていくか。
どうしようかなーと考えるも欠伸の気持ちよさに中々頭が働かない。
荷物は洋服と帽子以外はどうでもいいとして(パソコンと図鑑は無くなったらちょっと困るけど)、ボールは今のところ取られる心配はないっぽい。
宛もなくフラフラとほっつき歩いていたら何やらバタバタと騒がしい。
バタバタってよりかドタンッ、バタッ、ガシャンッ!みてーな。
なにしてんだろーと思うことはあっても見に行くことはしない。めんどくせーし。
なんておもってたら、パーカーのポッケに入ってたボールが勝手に開き、ミミロップが出てきた。
勝手にでたことを注意しようとしたが、なにやら扉の向こうを睨みつけて唸っている。
どうしたのかと思っていると、俺を抱えて走り出す。
「ちょっ、」
「ミミロミーミ!!」
「え?何?」
焦ってるみてーだ。何かを感じ取ったらしい。
大人しくされるがままになっていると、襖を突き破って出てきた知らねー奴に刀を突きつけられる。
ミミロップは俺を下ろし、庇うように前へでた。
…俺、何も怪しまれるよーな行動とってねーはずなんだけどなー。
「へぇ、甲斐の虎はいつの間にこんな別嬪な小姓なんざ迎えたんだ?」
「は?胡椒?」
「しかも物の怪を手懐けてると来た。」
「ミ"~~…」
めっちゃ警戒してる。声がヤバいよ。俺の相棒こんな可愛くない声でたんだな。
「なぁに、大人しくしてりゃ何もしねぇよ。ただ甲斐の虎とそいつが可愛がってる虎若子の首が飛ぶだけだ」
その言葉を聞いた瞬間の俺の行動は早かった。
「ミミロップ、飛び膝蹴り」
「ミィミロォッ!!」
しなやかな脚が畳まれて鋭く膝が男に突き刺さる。
巧いこと入ったらしく、男は倒れ込み痙攣している。
「ミミロップ」
「…ミミ?」
「サーナイト呼んできて。出来ればゲッコウガやルカリオも」
「ミィミロ?」
「俺は真田様達を守ろうと思う」
縁を作るのはごめんだ。
でも、目の前や俺の周りで人が人が死ぬのはもっとごめんだ。
それが多少なりとも知ってる奴なら尚更。
だから、縁を作るのはごめんなんだ。
「俺が柔じゃねーのは、ミミロップも知ってんだろ」
そう言えば呆れたように溜め息をつかれた。なんだよ。
でもその後、俺の目を見てしっかりと頷いてくれた。
…こんなトレーナーでゴメンな。
俺は微かに聞こえる騒がしさを辿るように駆けた。