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大切な時間

「不二ー!ご飯食べよー!」

午前の授業が終わる鐘がなったと同時に
不二の前にお弁当を持ってきた
菊丸に、不二はニコッと笑い
「いいよ、一緒に食べよ」と言い
菊丸と一緒に屋上へ行きお昼ご飯を食べ始めた。

「不二のお弁当美味しそう!!」
「そう?英二の卵焼きも美味しそうだね」

お弁当箱を開けると
菊丸がキラキラした目で不二のお弁当を見て
それと同時に不二も菊丸のお弁当に入ってる
卵焼きを見て言う
すると、菊丸は無邪気な笑顔を見せ
不二にこう言った。

「あっ!じゃあさ!じゃあさ!不二の唐揚げと俺の卵焼き交換しようよ!」
「ふふっいいけど、一つだけだよ?」

菊丸の提案に不二は、笑って答えると
菊丸は、自分の卵焼き1つと
不二は、自分の唐揚げ1つを
それぞれのお弁当の中に入れる

お弁当の中に唐揚げが入ったのを
確認して菊丸は、大きな口をあけ
唐揚げを一口で口に入れ食べる
そのあまりにも子供らしい菊丸の姿に
不二は「ふふっ」って笑う

「どう?美味しい?」

不二は、首を傾げ菊丸に聞くと
菊丸は、口に入れた唐揚げをしっかり噛んで食べ飲み込んだあとに
また、無邪気な笑顔で不二に「うん!」と言った。

「英二の口にあって良かった」
「ねぇねぇ!不二も俺が作った、卵焼き早く食べてよ!」

ワクワクしながら不二に言うと
不二は、少し驚いた顔で
「英二が作ったの?」と答えた。
その問に菊丸は、笑顔で「うん!そうだよ!」と答えた。

不二は、嬉しそうな顔をしながら
卵焼きを1口食べると
見た目では想像出来ない
あとからくるピリッとした辛さに
驚きを感じながら美味しそうに食べた

「どう、、?味付少しだけ工夫して、辛さが出るようにしてみたんだ!」
「うん!すっごく美味しいよ!最初は、ほんのり甘くってあとからくるピリッとしたからさがいいね!」
「ホントっ?!なら良かったにゃー」

不二から卵焼きの感想を聞いた
菊丸は、嬉しそうな顔をして
お弁当を食べていく
不二もお弁当を食べながら、ふっと思ったことを菊丸に聞いてみた

「でも、英二がこの卵焼きを作ったんだよね?英二って確か辛いものそんなに好きじゃなかったんじゃ、?」
不二の言葉を聞いて、菊丸は片手でピースすると「その卵焼きは、もともと不二に食べて欲しくって一つだけ、辛くしたんだよ!」と言った。

不二は、少し驚いた顔をして
菊丸がわざわざ自分のために
自分の好みに合わせて作ってくれた
卵焼きに嬉しさを感じて
いつもなら軽く微笑むくらいにしか
笑わないがニッコリと嬉しそうで無邪気な笑顔を見せると、菊丸にこう言った。

「英二!ありがとう!」
「いいよーん!不二が喜ぶ顔が見たくって作ったんだから!」

そう不二に告げると
菊丸もまた嬉しそうにしながら
不二とのお昼ご飯を楽しんだ
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