FFI編
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no side
円堂と鬼道がフィールドに戻った事により、皆二人の元へ喜びながら駆け寄る。
そして、円堂は皆の士気を高める為にチームをまとめていく為に演説をしていく。
「風丸、よく見るんだ。不動の言葉じゃなく、不動のプレイを!」
円堂は皆を見渡しながら続けて話す。
「分からないのか!?アイツは自分だけじゃない…お前達を活かしたプレーをしようとしている」
風丸は不動からの一方的なパスを受けたからか、頑なに否定をする。
「いや…アイツは誰にも届かないパスを出してきた。あれは嫌がらせだ!」
その言葉に不動は悔しそうな顔をしながら見ている。
「ボールは嘘をつかない!パスを受けてみれば分かる!」
円堂の力強い言葉により皆、半信半疑ながらも試合へと戻っていくのであった
・
・
・
ゆうside
試合が再開し始めた当初は不動を信じ切れずパスが繋がらなかった。
「もっと強く早いパスで構わない!」
「なら…コイツでどうだッ!」
だが不動による鬼道へのパスが繋がった事により風向きが変わっていった。
2人は言葉通り強く早い巧みなワンツーで上がっていく。
シュートこそ決まらなかったが、不動と鬼道のプレーを見る事により風丸、壁山、基山…皆顔付きが変わる。
次が始まり、どんどん不動からのパスが繋がっていく。
不動のサッカーに対する真摯な思いに皆が気付いたんだね。
その不動の熱い気持ちを皆に気付かせたのは鬼道のプレーのお陰だ。膝がまだ治り切ってないのに…本当凄いよ、鬼道は。
チャンスウの不動へのマークにより抜けずにいたが、右サイドから鬼道が走り込んできた。
「「うぉおおおぉおおお!!!」」
そして2人は真帝国の試合の1on1で見せたあの衝撃波の進化版…そう新必殺技を出して切り抜けた。
そのまま不動からのバックパスにより風丸と壁山の新必殺技の連携シュートが決まり、2-2で同点へと辿り着いた。
チーム全員が感嘆の声を上げる。
私も感極まり、隣にいた春奈に抱きついた。彼女はキョトンとした顔で私を見てきた。
…嫌だったかな?と思った矢先、倍以上の力でギュッと抱きついてきた。
「ぐぇ!苦しい」
「せーんぱい!夢見先輩からのスキンシップなんて…私嬉しいです!喜びも倍です!!」
可愛い後輩めッ。嬉しいこと言ってくれる。
グラウンドにいる皆の方を見る。風丸達が不動の前に立ち話している。
「最高のパスだったよ」
風丸がそう言うと手を差し伸べ、握手をしようとする。
和解の握手を彼が望んでいるのだ。
「俺が欲しいのは勝利だけだ」
だが不動は握手には答えず、ぶっきらぼうに言うと背を向ける。不器用な男め。
そんな態度取られて風丸達は目を丸くする。
「何だ、あの態度は?」
鬼道は初めからこうなる事が分かってたのか、彼を認めてるかの様に笑う。
「ふっ、あれが不動明王なのさ」
風丸や壁山達も納得したのか、不動を認める様に微笑む。
「…だなっ!」
「ハイっす!」
そんなやり取りが聞こえていたのか、不動は少し笑う。
その笑顔だけで私の問いの不動なりの答えが見えた気がした。
そのやり取りを生暖かい目線で見守っていたら、不意に不動と視線があった。
やっば!絶対に怒る!!と内心冷や汗をかきながら目を逸らそうとしたが
——彼は軽く私の方に会釈をした。
………なんのこっちゃ?
私は不動になぜっ?と視線を送っても無視されて、小さく舌打ちをしながら頭を掻き自分のポジションに戻っていくのであった。
・
・
・
豪炎寺が調子を取り戻し虎丸との連携必殺技を決め、最後の最後に円堂がゴールを死守。
そして、ホイッスルが鳴る。終了の合図だ。
日本は韓国に勝利し、世界大会の切符を手に入れた。
顔を見合わせて笑い合い声を上げて喜ぶメンバー達、観客達も勝利に沸き立つ…それは何ものにも代えがたいほど輝いていた。今この場所が1番熱いと思えるくらいに。
私は気配を消して、輪の外へ出ていく。その様子を遠目で見つめながら、入場口通路の方へ隠れる様に向かう。
「ハッ、演じ切れた…かな」
私は内部情報の報告連絡を入れる。今なら勝利の喜びを噛み締める事に忙しいので皆の目を欺ける。
「総帥ようやく…役者が揃いましたね」
これが私の任務だ。他人も自分の感情でさえも…私が生き残る為の道具でしかない。
私は嘲笑いながら報告していたのに、気付くと涙が溢れていた。
_____________________
時折考えるんだ
色んな自分がいる事は自覚してる
スパイとして嘲笑う様に仲間の情報を売る自分
イナズマジャパンとして仲間の勝利を願い、熱くなってる自分
過去を恐れて居場所に固執する自分
帝国学園に通ってただの中学生としての生活を楽しむ自分
——それら全て含めて私だ
「生きたい」
パパ、ママや皆みたいに死ぬのは嫌ッ、怖いの
「居場所が欲しい」
ここに居て良いと言う証が欲しい、必要とされたい
「普通になりたい」
辛さ悲しみ全て何も知らずに…普通に生きたかった
「イナズマジャパン」
私が普通の人になれる場所、私を想ってくれる人もいる…でも裏切ってる、取り返しがつかない
「影山総帥」
私の命の恩人私の居場所…総帥を裏切る事は自分を殺すのと同じだ
皆の仲間としてそばにいたい、裏切るのは罪悪感で死にそう
でも裏切ってまでも私は生きたい、絶対に
心が真っ二つに引き千切れそう
それすらも生き残る為の道具だ
全て相反する気持ち
だが心が壊れても動きは止めない、走り続けるだけだ
いつかバレても、その罰を受け入れる
でも、裏切りが知られた時———
彼は…佐久間次郎はどんな反応をするのだろうか
私はその時どんな気持ちになるのだろうか
無数の選択肢の中で、彼は何を選ぶのだろうか
その"答え"を———
私は知りたくない
円堂と鬼道がフィールドに戻った事により、皆二人の元へ喜びながら駆け寄る。
そして、円堂は皆の士気を高める為にチームをまとめていく為に演説をしていく。
「風丸、よく見るんだ。不動の言葉じゃなく、不動のプレイを!」
円堂は皆を見渡しながら続けて話す。
「分からないのか!?アイツは自分だけじゃない…お前達を活かしたプレーをしようとしている」
風丸は不動からの一方的なパスを受けたからか、頑なに否定をする。
「いや…アイツは誰にも届かないパスを出してきた。あれは嫌がらせだ!」
その言葉に不動は悔しそうな顔をしながら見ている。
「ボールは嘘をつかない!パスを受けてみれば分かる!」
円堂の力強い言葉により皆、半信半疑ながらも試合へと戻っていくのであった
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ゆうside
試合が再開し始めた当初は不動を信じ切れずパスが繋がらなかった。
「もっと強く早いパスで構わない!」
「なら…コイツでどうだッ!」
だが不動による鬼道へのパスが繋がった事により風向きが変わっていった。
2人は言葉通り強く早い巧みなワンツーで上がっていく。
シュートこそ決まらなかったが、不動と鬼道のプレーを見る事により風丸、壁山、基山…皆顔付きが変わる。
次が始まり、どんどん不動からのパスが繋がっていく。
不動のサッカーに対する真摯な思いに皆が気付いたんだね。
その不動の熱い気持ちを皆に気付かせたのは鬼道のプレーのお陰だ。膝がまだ治り切ってないのに…本当凄いよ、鬼道は。
チャンスウの不動へのマークにより抜けずにいたが、右サイドから鬼道が走り込んできた。
「「うぉおおおぉおおお!!!」」
そして2人は真帝国の試合の1on1で見せたあの衝撃波の進化版…そう新必殺技を出して切り抜けた。
そのまま不動からのバックパスにより風丸と壁山の新必殺技の連携シュートが決まり、2-2で同点へと辿り着いた。
チーム全員が感嘆の声を上げる。
私も感極まり、隣にいた春奈に抱きついた。彼女はキョトンとした顔で私を見てきた。
…嫌だったかな?と思った矢先、倍以上の力でギュッと抱きついてきた。
「ぐぇ!苦しい」
「せーんぱい!夢見先輩からのスキンシップなんて…私嬉しいです!喜びも倍です!!」
可愛い後輩めッ。嬉しいこと言ってくれる。
グラウンドにいる皆の方を見る。風丸達が不動の前に立ち話している。
「最高のパスだったよ」
風丸がそう言うと手を差し伸べ、握手をしようとする。
和解の握手を彼が望んでいるのだ。
「俺が欲しいのは勝利だけだ」
だが不動は握手には答えず、ぶっきらぼうに言うと背を向ける。不器用な男め。
そんな態度取られて風丸達は目を丸くする。
「何だ、あの態度は?」
鬼道は初めからこうなる事が分かってたのか、彼を認めてるかの様に笑う。
「ふっ、あれが不動明王なのさ」
風丸や壁山達も納得したのか、不動を認める様に微笑む。
「…だなっ!」
「ハイっす!」
そんなやり取りが聞こえていたのか、不動は少し笑う。
その笑顔だけで私の問いの不動なりの答えが見えた気がした。
そのやり取りを生暖かい目線で見守っていたら、不意に不動と視線があった。
やっば!絶対に怒る!!と内心冷や汗をかきながら目を逸らそうとしたが
——彼は軽く私の方に会釈をした。
………なんのこっちゃ?
私は不動になぜっ?と視線を送っても無視されて、小さく舌打ちをしながら頭を掻き自分のポジションに戻っていくのであった。
・
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豪炎寺が調子を取り戻し虎丸との連携必殺技を決め、最後の最後に円堂がゴールを死守。
そして、ホイッスルが鳴る。終了の合図だ。
日本は韓国に勝利し、世界大会の切符を手に入れた。
顔を見合わせて笑い合い声を上げて喜ぶメンバー達、観客達も勝利に沸き立つ…それは何ものにも代えがたいほど輝いていた。今この場所が1番熱いと思えるくらいに。
私は気配を消して、輪の外へ出ていく。その様子を遠目で見つめながら、入場口通路の方へ隠れる様に向かう。
「ハッ、演じ切れた…かな」
私は内部情報の報告連絡を入れる。今なら勝利の喜びを噛み締める事に忙しいので皆の目を欺ける。
「総帥ようやく…役者が揃いましたね」
これが私の任務だ。他人も自分の感情でさえも…私が生き残る為の道具でしかない。
私は嘲笑いながら報告していたのに、気付くと涙が溢れていた。
_____________________
時折考えるんだ
色んな自分がいる事は自覚してる
スパイとして嘲笑う様に仲間の情報を売る自分
イナズマジャパンとして仲間の勝利を願い、熱くなってる自分
過去を恐れて居場所に固執する自分
帝国学園に通ってただの中学生としての生活を楽しむ自分
——それら全て含めて私だ
「生きたい」
パパ、ママや皆みたいに死ぬのは嫌ッ、怖いの
「居場所が欲しい」
ここに居て良いと言う証が欲しい、必要とされたい
「普通になりたい」
辛さ悲しみ全て何も知らずに…普通に生きたかった
「イナズマジャパン」
私が普通の人になれる場所、私を想ってくれる人もいる…でも裏切ってる、取り返しがつかない
「影山総帥」
私の命の恩人私の居場所…総帥を裏切る事は自分を殺すのと同じだ
皆の仲間としてそばにいたい、裏切るのは罪悪感で死にそう
でも裏切ってまでも私は生きたい、絶対に
心が真っ二つに引き千切れそう
それすらも生き残る為の道具だ
全て相反する気持ち
だが心が壊れても動きは止めない、走り続けるだけだ
いつかバレても、その罰を受け入れる
でも、裏切りが知られた時———
彼は…佐久間次郎はどんな反応をするのだろうか
私はその時どんな気持ちになるのだろうか
無数の選択肢の中で、彼は何を選ぶのだろうか
その"答え"を———
私は知りたくない
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