FFI編
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フットボールフロンティア・インターナショナル
——通称FFIが始まろうとしている。
世界中のサッカー少年が世界一を目指して走り出す。
・
・
・
日本チーム選抜のための対抗戦を行う前日に夏未からゆうは呼び出されていた。
「久しぶりだね、なつみん。…私に何か用かな?」
「ええ…、貴女にお願いしたいことがあるの。これからFFIが開催されるわ。けど、私は彼等の側にいられないの。」
「え、どーして?」
「海外留学…明日行くのよ。」
夏未は一歩前に出て深々と頭を下げる。
「私の代わりに、彼等のことを支えてあげて欲しいの。音無さんや木野さんも頼りになる…だけど貴女のサッカーの知識やサポート力は、きっと役に立つ。だから、お願いします。」
「なつみん…。」
ゆうにとったら願ってもやまない事だった。彼女もまたミスターKこと影山から新たな指令が下されていた。
ゆうが受けたRHプログラムの初期試作は終了し、そのデータを元にまた新たな被検者が受ける事になった。
そして、ゆうに下された指令は日本代表の動向を探る事だった。
「分かった…、マネージャーとして頑張ってみるよ。」
そう言うと夏未は頭を上げて、ほっと嬉しそうな顔をした。
ゆうは笑顔を崩さない、ただ心境は複雑であった。
また、仲間達を騙す日々が始まる。
その胸の痛みを誤魔化しながら笑うのであった。
・
・
・
代表選考が終わり、鬼道は選ばれ、佐久間は選ばれなかった。
だが、鬼道と佐久間は熱い握手を交わす。
「鬼道、頑張れよ。お前は俺達の誇りだ。」
「あぁ!」
ゆうはその様子を複雑そうに見つめる。
佐久間がイナズマジャパンと関わりを持たなかった安堵感と代表に選ばれなかった事による複雑な気持ちを抱えていた。
・
・
・
佐久間が帰路について校門前を歩いていたところ呼び止められた。
「待って、じろーちゃん!」
ゆうは走ってきたのか、息を切らしていた。
佐久間は彼女の姿を見ると、少し切なそうに笑う。
「ゆう…。代表に選ばれなかった、情けないよな。」
「そんな事…。」
「だけど、俺は諦めないから。今選ばれなかったとしても、FFIでは試合毎に代表を入れ替えれることが出来る。」
佐久間は強気に鼓舞するかのようにゆうに笑顔を向ける。
「そこで待っててくれ。追いついてみせる!」
「待ってるからね。絶対だよ!」
ゆうも強気な笑顔を見せる。自分の胸の内を悟られないように。
・
・
・
ついに16人の日本代表チームが決定し、世界一を目指すため強化合宿が始まった。
ただ響ではなく久遠が監督に就任したこと、その久遠の厳しい言葉や今までのやり方を否定するように厳しい指示が飛び、皆焦り雰囲気が悪くなる。
また、怪しい雰囲気を漂わせ危険なプレイをする不動、皆と馴染まない飛鷹、自分でシュートをしない虎丸と、問題は山積みだ。
そんなチームの様子を眼鏡、秋、春奈は心配そうに見つめる。
「何か…雰囲気悪くなってませんか?」
「大丈夫なのかしら、こんな調子で…。」
ゆうはチームの不協和音になってるであろう、不動を特に睨みつけている。口を開こうとした矢先、春奈がゆうの腕をぐいっと引っ張り同意を求めるように話しかける。
「ゆう先輩!私…やっぱり久遠監督の事気になります!」
「ぬぇ!?気になるの?」
「はい!だから、何処に行って調査したら…。」
ゆうはうーんと考え、日本代表の監督になれる程の実力を持ってるならと思い、また自分のスパイとしての経験も活かしつつアドバイスを送る。
「それなら、サッカー協会とか良いかも。そこなら、過去のデータとか置いてるかも。」
「分かりました!早速、調査に行ってきます!行きましょう、眼鏡先輩!」
「え!ボクですか!?」
春菜は眼鏡を引きずるように雷門を後にする。
中学サッカー協会に赴き情報を得た。
桜崎中、FF決勝戦の前になって久遠が事件を起こし棄権となった。また、久遠は呪われた監督との噂もあると。
その話を聞いて更に皆は久遠に対して疑念が深まっていくのであった。
・
・
・
その夜、ゆうは匿名の人物からグラウンドに呼び出され、その場に向かうと立っていたのは不動であった。
「…何か用なの?」
「随分と俺の事、見つめてたからねぇ。熱いラブコールかと思って。」
不動はニタニタと馬鹿にするように挑発をする。ゆうは呆れた視線を送る。
「そんな訳ないでしょ。アンタ、私の事嫌いじゃん。」
「ははっ、自分で言うか!早速、違う男に手を出そうとしてると思ったヨォ。」
「はぁ!?」
「お前…鬼道と佐久間、2人から言い寄られて痴情に塗れ…」
不動がその台詞を言い切る前に、ゆうが彼の髪の毛をグッと力一杯に掴み引っ張り、静かに怒る。
「2人を馬鹿にしないで。」
「…それなら俺と勝負しろ、1on1だ。」
不動は真帝国の時の雪辱を晴らす為に、ゆうが怒り出す様に煽っていた。
フットボールフロンティア・インターナショナル
——通称FFIが始まろうとしている。
世界中のサッカー少年が世界一を目指して走り出す。
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日本チーム選抜のための対抗戦を行う前日に夏未からゆうは呼び出されていた。
「久しぶりだね、なつみん。…私に何か用かな?」
「ええ…、貴女にお願いしたいことがあるの。これからFFIが開催されるわ。けど、私は彼等の側にいられないの。」
「え、どーして?」
「海外留学…明日行くのよ。」
夏未は一歩前に出て深々と頭を下げる。
「私の代わりに、彼等のことを支えてあげて欲しいの。音無さんや木野さんも頼りになる…だけど貴女のサッカーの知識やサポート力は、きっと役に立つ。だから、お願いします。」
「なつみん…。」
ゆうにとったら願ってもやまない事だった。彼女もまたミスターKこと影山から新たな指令が下されていた。
ゆうが受けたRHプログラムの初期試作は終了し、そのデータを元にまた新たな被検者が受ける事になった。
そして、ゆうに下された指令は日本代表の動向を探る事だった。
「分かった…、マネージャーとして頑張ってみるよ。」
そう言うと夏未は頭を上げて、ほっと嬉しそうな顔をした。
ゆうは笑顔を崩さない、ただ心境は複雑であった。
また、仲間達を騙す日々が始まる。
その胸の痛みを誤魔化しながら笑うのであった。
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代表選考が終わり、鬼道は選ばれ、佐久間は選ばれなかった。
だが、鬼道と佐久間は熱い握手を交わす。
「鬼道、頑張れよ。お前は俺達の誇りだ。」
「あぁ!」
ゆうはその様子を複雑そうに見つめる。
佐久間がイナズマジャパンと関わりを持たなかった安堵感と代表に選ばれなかった事による複雑な気持ちを抱えていた。
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佐久間が帰路について校門前を歩いていたところ呼び止められた。
「待って、じろーちゃん!」
ゆうは走ってきたのか、息を切らしていた。
佐久間は彼女の姿を見ると、少し切なそうに笑う。
「ゆう…。代表に選ばれなかった、情けないよな。」
「そんな事…。」
「だけど、俺は諦めないから。今選ばれなかったとしても、FFIでは試合毎に代表を入れ替えれることが出来る。」
佐久間は強気に鼓舞するかのようにゆうに笑顔を向ける。
「そこで待っててくれ。追いついてみせる!」
「待ってるからね。絶対だよ!」
ゆうも強気な笑顔を見せる。自分の胸の内を悟られないように。
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ついに16人の日本代表チームが決定し、世界一を目指すため強化合宿が始まった。
ただ響ではなく久遠が監督に就任したこと、その久遠の厳しい言葉や今までのやり方を否定するように厳しい指示が飛び、皆焦り雰囲気が悪くなる。
また、怪しい雰囲気を漂わせ危険なプレイをする不動、皆と馴染まない飛鷹、自分でシュートをしない虎丸と、問題は山積みだ。
そんなチームの様子を眼鏡、秋、春奈は心配そうに見つめる。
「何か…雰囲気悪くなってませんか?」
「大丈夫なのかしら、こんな調子で…。」
ゆうはチームの不協和音になってるであろう、不動を特に睨みつけている。口を開こうとした矢先、春奈がゆうの腕をぐいっと引っ張り同意を求めるように話しかける。
「ゆう先輩!私…やっぱり久遠監督の事気になります!」
「ぬぇ!?気になるの?」
「はい!だから、何処に行って調査したら…。」
ゆうはうーんと考え、日本代表の監督になれる程の実力を持ってるならと思い、また自分のスパイとしての経験も活かしつつアドバイスを送る。
「それなら、サッカー協会とか良いかも。そこなら、過去のデータとか置いてるかも。」
「分かりました!早速、調査に行ってきます!行きましょう、眼鏡先輩!」
「え!ボクですか!?」
春菜は眼鏡を引きずるように雷門を後にする。
中学サッカー協会に赴き情報を得た。
桜崎中、FF決勝戦の前になって久遠が事件を起こし棄権となった。また、久遠は呪われた監督との噂もあると。
その話を聞いて更に皆は久遠に対して疑念が深まっていくのであった。
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その夜、ゆうは匿名の人物からグラウンドに呼び出され、その場に向かうと立っていたのは不動であった。
「…何か用なの?」
「随分と俺の事、見つめてたからねぇ。熱いラブコールかと思って。」
不動はニタニタと馬鹿にするように挑発をする。ゆうは呆れた視線を送る。
「そんな訳ないでしょ。アンタ、私の事嫌いじゃん。」
「ははっ、自分で言うか!早速、違う男に手を出そうとしてると思ったヨォ。」
「はぁ!?」
「お前…鬼道と佐久間、2人から言い寄られて痴情に塗れ…」
不動がその台詞を言い切る前に、ゆうが彼の髪の毛をグッと力一杯に掴み引っ張り、静かに怒る。
「2人を馬鹿にしないで。」
「…それなら俺と勝負しろ、1on1だ。」
不動は真帝国の時の雪辱を晴らす為に、ゆうが怒り出す様に煽っていた。