エイリア学園/真帝国編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ゆうside
自分の感情がもう…ぐちゃぐちゃだ。
鬼道有人に私の思惑がバレなかった事は良かった、だが心の内は看破されたようだ。
——私は…好きなんだ。佐久間次郎の事が。
帝国学園、雷門の彼らを影山総帥の為に陥れてるくせに、一丁前に恋をしていた自分が……本当にっ、最低だ。
・
・
・
今私たちは響監督からのメールにより''影山が脱走し、愛媛に真帝国を設立した"と知らせが来て向かっているところだ。
途中のインターチェンジで休憩をしていたら、円堂守と1人の奇抜な髪型をした少年が話していた。
皆気になり彼らを中心に集まる。
奇抜な髪型の少年はこちらを見下してるように喋る。
"不動明王"と自己紹介をし、また彼が響監督の名を偽りメールを送ったらしい。
瞳子監督が不動に目的を聞く。
彼はこちらを小馬鹿にしながら答える。
「なーに、アンタらを真帝国に招待してやろうってさ。」
そして、鬼道と私を一瞥しながら更に煽るように話続ける。
「アンタ、鬼道有人と…そっちは夢見ゆうか?うちにはさ、アンタらにとってのスペシャルゲストがいるぜ。」
その言葉に背中に冷や汗をかき、心臓がドクッとする。
…嫌な予感がする。
私は何も答えず、彼らの会話を聞く。ただ、彼が真帝国学園に居ないことを祈りつつ。
「スペシャルゲスト…?」
「あぁ、かつての帝国学園のお仲間だよ。」
「なにっ。」
鬼道は手を握りしめ、振るわせながら否定をする。
「あり得ない。影山の汚さを身をもって知ってる帝国学園イレブンがアイツに従うはずがない!」
周囲もそれに合わせて「あり得ない」「下手な嘘つくんじゃない」と不動明王のいう言葉を否定する。
「貴様、誰がいるって言うんだ!誰だ!」
「おいおい、教えちまったら面白くないだろ?ついてからのお楽しみさ。ふっ。」
・
・
・
私たちはイナズマキャラバンに不動明王を乗せて、彼に言われるがまま目的の場所を目指す。
廃工場の船着場に到着し、キャラバンを降りる。
目の前にあるのは廃工場か海だけだ。
何もないところに連れてこられたことを染岡は怒ったが、不動が「お前らの目は節穴か」と罵るように否定する。
その瞬間、目の前の海の底から大型の戦艦が勢いよく現れた。
戦艦が変形をしグラウンドが現れ、また目の前に階段が現れる。
そこから出てきたのは、…影山総帥だ。
___________________
no side
円堂は驚きが隠せないのか「か、影山」と呟く。
影山総帥はゆうを一瞥した後、すぐ円堂と鬼道に向き、ニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
「久しぶりだな円堂。それに、鬼道。」
鬼道は影山を前に怒りの感情が露わになり叫ぶ。
「影山ー!」
「もう総帥とは読んでくれんのか」
「今度は何を企んでるんだ!」
「私の計画はお前たちには理解できん。この真帝国学園の意味さえもな。」
鬼道は血が出そうな勢いで力強く拳を握り、わなわなと怒りで震える。
「私から逃げ出したりしなければな、お前には分かったはずだ。」
「俺は逃げたんじゃない!アンタと決別したんだ!」
そう言い切ると、瞳子監督から"エイリア学園と関係があるのか"と探りを入れる。
影山はその質問に「エイリア皇帝陛下のお力を借りてるのは事実だ」と答え鬼道に向き直る。
「さぁ、鬼道。昔の仲間に合わせてあげよう。」
そのまま影山は奥へ進み姿が見えなくなる。
「待て、影山ー!!」
そう怒りのまま叫び、鬼道は影山を走って追いかける。
「鬼道!」と呼び止めた後、一瞬考えて円堂は「俺も行く」と鬼道を追いかける。
それを見ていた塔子は「円堂が行くなら、私も!」と追いかけようとしたが
「お前野暮だな。感動の再会にゾロゾロ付いてってどーすんだよぉ。デリカシーがあるならここで待ってな。」
不動は嫌味っぽく半笑いをしながら、塔子に吐き捨てる。
不動は奥へ進みかけたが、1人招待客がついて来てないことに気がつく。
そう、夢見ゆうだ。
ゆうは、身体を守るように腕を組み俯いてる。表情は誰も分からない。
不動は踵を翻し、夢見の前に立つ。
「おい!あーと、お前が夢見ゆうだっけか?お前も招待客の1人だ。俯いてないで、早く来い!」
そう言うと、不動はゆうの腕を乱暴に掴み引っ張る。
周囲が「おい!」と止めようと間に入ろうとするが、ゆうは勢いよく不動の手を振り払う。
「何するんだ、テメェ!!」
ゆうはバッと顔を上げて、青ざめ嫌悪感を露わにし不動を見る。
「私に触らないで。一緒に行きたくない。アンタが行ったら、行くよ。」
「あぁ、そうかよ!勝手にしろ!!」
不動はゆうの不遜な態度に、明らかな拒絶に腹を立てながら奥へ進んでいく。
姿が見えなくなってから、ゆうは皆に「行ってくるね。」と伝えて奥へ進む。
その表情は真っ直ぐ何を見据えていた。