デジモンアドベンチャー 光子郎 ヒカリ
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「ちくしょう!」
太一はそう言いながら、ヴァンデモンの仮面を蹴り上げる。
「雷也くんも、選ばれし子どもだったんだね」
「ヒカリちゃんこそ、そうだったんだね」
雷也とヒカリは笑いあった。
「メール……ゲンナイさんからだ」
「子ども達よ喜べ! ヴァンデモンを倒すヒントを見つけたぞ、古代遺跡で見つかった予言の詩じゃ”始めにコウモリの群れが空を覆った、続いて人々がアンデットデジモンの王の名を唱えた、そして時が獣の数字を刻んだ時、アンデットデジモンの王は獣の正体を現した、天使達がその守るべき人の最も愛する人へ、光と希望の矢を放った時奇跡がおきた”と、では幸運を祈る」
「ねえ、この霧を晴らす方法は分からないの?」
光子郎はその言葉に俯いてしまった。
「お兄ちゃん早く、お父さんとお母さんのとこ行こう」
「そうだな」
「僕も自分の家の様子が……」
「あたし早く着替えたい」
「とにかく移動するか」
太一の考えで子ども達は歩き始めた。
流紀と雷也は一旦家に帰りリュックに必要そうな物を詰めて、太一達が居る所まで来た。
「お待たせー、あれ、丈先輩まだ?」
家に着替えに行っていたミミも来た。
「うん。まだ、ここなんだけど」
暫くしたら丈は、お兄さんも連れてきた。
「じゃあ君達はビックサイトへ、私達は霧を突破する方法を探そう」
ヤマトとタケル、ヤマトのお父さん以外で、子ども達はビックサイトへと向かった。
ビックサイトに着いた子ども達は、先にデジモン達を行かせ残りのバケモンを倒してもらった。
「ありがとう、皆!」
子ども達は眠っている人達の所へ行った。
流紀と雷也は雫とハジメ達が居る所に行き声をかける。
「パパ! 起きて!」
「ママ起きてよ!」
「起きないな」
「「うん……」」
「きっと大丈夫だよ」
「そうだといいけど……」
するとその時、雫やハジメを含め周りの眠っている人達が、ヴァンデモンを呼んでいた。
流紀と雷也はすぐに太一達の元に向かった。
「あの僕、気になる事があるんですが……」
「予言だろう? ”人々がアンデッドデジモンの王の名を唱えた”」
「コウモリの予言も当たったんだよ」
「なんだって!」
子ども達はガブモンが言った事に驚いた。
「3番目の予言はなんだった?」
「”そして時が獣の数字を刻んだ時、アンデットデジモンの王は獣の正体を現す”」
「なんだよ、獣の数字って」
「666、ヨハネの黙示録に出てくる数字の事だ」
「666って事は6時6分6秒」
太一がデジヴァイスで時間を確認した。
「あ、もうすぐだ!」
「車で行こう」
太一とヤマト、ヤマトのお父さんが先にヴァンデモンの所に車で移動した。
残りの子ども達は、眠ってる人達を見ていた。
暫くすると太一達が戻ってきた。
「大変だ!」
ヴァンデモンが復活したと聞いて、子ども達は外へと飛び出していった。
フジテレビがある方を見ると、そこには獣の様に大きなヴァンデモンがいた。
「皆を、どこかへ移せないか?」
「無理だよ、何万人と居るんだぞ」
「ヴェノムヴァンデモンを倒すしか方法はない」
テイルモンがそう呟くと、皆がテイルモンを見た。
「僕も手伝う!」
「あたし達も!」
デジモン達が自分も手伝うと言うが、テイルモンは首を横に振った。
「あなた達は残っていなさい、一緒に行くのはパタモンだけ」
「えー」
「今やる事は、次の進化が出来る様、エネルギーを蓄えておく事」
「悔しいけど、テイルモンの言う通りよ。皆、そうしよう」
ピヨモンがそういうと皆頷いた。
「なんでパルモン達は完全体から幼年期に戻ったのに、テイルモンは成熟期のままなの?」
「鍛え方が違うのよ、じゃあ、行こうパタモン!」
太一、ヤマト、タケル、ヒカリ、そして光子郎がヴェノムヴァンデモンの元へと向かった。
その時、強い光りが太一達が居る方からあった。
「何!?」
「あれは?」
「あれは、ウォーグレイモンとメタルガルルモン! 究極体に進化したんだ!」