デジモンアドベンチャー 光子郎 ヒカリ
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流紀と雷也は無事に家に帰ってご飯やお風呂にも入って、テレビを見てゆったりしていると、窓の外には霧が立ち込めていた、それにテレビが途中で砂嵐になった。
「あ、映らなくなった」
「壊れてないと思うけど……まあいいか、遅いからもう寝なさい」
「そうだね、おやすみ」
「おやすみ」
流紀と雷也は明日何かあるとも知らずに眠りに付いた。
「パパ、ママ、雷也、おはよう」
「パパ、ママ、お姉ちゃん、おはよう」
「おはよう、もうご飯出来てるぞ」
流紀達は席について、ご飯を食べ始めた。
暫くして誰かがインターホンを押した。
「私見てくるね」
流紀は椅子から降りて、玄関に向かい扉を開いた。
そこにはバケモンが居た。
「きゃー!」
「「「「流紀!」」」」
「お姉ちゃん!」
「どうした!」
雷也達は、流紀の悲鳴に気付き来てくれた。
だが皆バケモンに捕まってしまった。
「あ、あれミミさんに空さんだ」
「空さん、ミミさん!」
流紀と雷也は空さん達の元に向かった。
「流紀ちゃん達も捕まったのね」
「ぼく進化した方がいい?」
「わたしも」
「ううん、暫くは様子を見ていましょう?」
「分かった」
4人は頷いた。
子ども達は大人と一緒にこれからどうするか話し合っていた。
「いいですね、男性陣が見張りに飛び掛りますから、その隙に女性と子どもは逃げてください」
「分かりました」
その時、子ども達の近くにキャラクターの着ぐるみを着た3人が近くに来た。
「君達も手伝ってくれるのか?」
その言葉に頷いた。
だがミミのお母さんが立ち上がりこう言った。
「あのー、うちの人に危ないマネさせないでください」
「おい、お前……」
「あなたは、黙ってて男性は他にもいーっぱい、居るんですからうちの人はいいでしょう?」
「あのねえ奥さんそういう……」
「死んじゃうから! もしウチの人が死んじゃったら、あたしも後を追って死んじゃうからー!」
ミミのお母さんは泣き出した。
「はいはい、わかりました。じゃあ太刀川さんは女性陣の護衛を御願いします」
「よかったわね、あなた」
「大丈夫かな……?」
「ヌイモン、しー」
私はヌイモンの口を塞いだ。
「大丈夫、さ、じゃあ行きますよ、皆さん」
太一のお父さんに言われ子ども達は立ち上がり、男の人達はバケモンに立ち向かい、女性と子どもの人たちは指示に従い走った。
「私に離れずについて来て下さい」
流紀達は出口から出たが、外にもバケモンが居た。
「これでも聞いてなさい!」
空はラジカセのお経をバケモンに聞かせた。
そしたらバケモンはバタバタと倒れた。
「今のうちに!」
子ども達はまた走り出した。
「やったー! お外よ……ここにもいた」
「ダークティラノモンだ」
その時ミミのお父さんがどこかに行った。
「どうしたの? あなた」
ミミのお父さんは何かを言って、ダークティラノモンに突っ込んでいったが返り討ちにあった。
「パパー!」
その時パルモンが進化した。
「ヌイモン進化よ!」
「うん!」
ヌイモンも進化した。
「トゲモン、フェアリーモン、頑張って!」
その時、トゲモンが進化した。
「トゲモン超進化リリモン」
「トゲモンが進化した!」
「フェアリーモン、あたしに任せて?」
「分かった」
リリモンはダークティラノモンの首の周りを周った。
「花の首飾りー! 悪質なウイルスを、花のパワーで除去したの、だからこの子は敵じゃなくなったわ、いい子ね坊や」
「さっすがー」
「すごーい」
その時ヴァンデモンが現れた。
「小ざかしいマネを、ブラッディストリーム!」
ダークティラノモンはヴァンデモンに倒されてしまった。
「何てことするのよ」
「そうよ!」
「そうだ、そうだ!」
「フン、粗大ゴミを処分しただけだよ、次はお前達だブラディストリーム!」
「フラウンカノン!」
その時フェアリーモンがニンファモンに進化した。
「ニンファ旋風!」
「フン、大人しくしていれば可愛いものを、デッドスクリーム!」
リリモン、ニンファモンに当たり身体が黒くなった。
「ニンファモン!」
流紀と雷也はミミさんの後を追った。
「ナイトレイド!」
落下している2人に追い討ちをかける。
2人が居る所まで行く事が出来た。
「リリモン! しっかり!」
「ニンファモン!」
その時、バードラモンが子ども達の近くを通った。
「メテオウィング!」
バードラモンは倒れてるリリモンとニンファモンを掴んだ。
「空さん、雷也くん、リリモンを連れて逃げて!」
「空さん、雷也、お願い!」
空と雷也はバードラモンの足に捕まった。
「お姉ちゃん、ミミさん必ず助けるから!」
「お母さん、ミミちゃん、流紀ちゃん、必ず助けに来るから!」
流紀達はバケモンに捕まってしまった。