デジモンアドベンチャー 光子郎 ヒカリ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
子ども達はヴァンデモンの城から一旦でて、ゲンナイとまた通信している。
「そうか、それは残念じゃった」
「残念じゃすまないよ、このままじゃ10人目の仲間が見殺しだ!」
「それだけじゃないわ、あんなにいっぱいのデジモンが暴れだしたら、日本中大混乱よ!」
「もう一度ゲートを開ける事は出来ないのか?」
「できない事もない」
なんだか煮え切らない言い方だった。
「本当か?」
「どうやって?」
「簡単には説明できん、道具も使うしのおう」
「グズグズしてる暇はないんだ!」
「分かった、ではわしの家まで来てもらおう」
「家って?」
その時、ゲンナイが消えた。
「肝心な所でまた?」
ゲンナイがまた現れた。
「ちょっと周りを見回してくれ」
その言葉に子ども達は周りを見回した。
「あ! あれ!」
すると光が左右に揺れているのを見つけた。
「あの光の方向に進めば、わしの家に辿り着ける」
「わかった」
「では待っておる」
今度こそゲンナイとの通信が切れた。
「よし、行こう!」
子ども達は光の元へたどり着いたが、湖の中から光が出ていた。
「ちょっと、これどういうこと?」
「家って湖の中なのか」
「なるほど、2ヶ月山を探しても、見つからなかったわけです」
「それよりどうやって行くんだよ」
「おいらが様子を見てくるよ……なんだ」
その時、湖が光りだしたすると湖が2つにわかれ、階段が現れた。
「これを下りろって事かしら?」
「だろうな」
「よし、下りてみようぜ」
私達は階段を下り始めた。
「流紀気をつけてよ」
「うん、ヌイモンもね」
「大丈夫かい? 雷也」
「うん、大丈夫」
その時、家が見えてきた。
「あそこかしら」
「だと思う」
「「「ごめんくださーい」」」
子ども達は中に入っていった。
「なんかすごーい」
「ゲンナイ……さん」
「よくきたな子ども達」
ゲンナイは少し離れた所にいた。
「やいジジイ、お前に聞きたい事がある」
「何じゃ?」
「今までどうして、直接出てこなかったんだよ?」
「出不精でな」
そういいながら、ゲンナイは子ども達の近くに来た。
「そもそもあんたは何者だ?」
「人間? それともデジモンなの?」
「どちらでもない」
「選ばれし子ども達って何?」
「この世界とお前達の世界を救う為に、選ばれた子ども達の事じゃ」
ゲンナイは上を向きながらいった。
「俺達を選んだのは誰だ?」
「選んだのはゲンナイさんなの?」
「ううん、もういいじゃろ、今お前達がしなければならんのは、10人目の仲間を助ける事だ、さあ、家の中へ」
子ども達はゲンナイさんの後に続き入っていった。
「タイにヒラメか湖のくせに」
「あれはわしが作ったメカじゃよ。1人暮らしは寂しいもんでな、これを見ろ」
ゲンナイの後に地図が出た。
「日本?」
「東京ね」
「練馬区だ!」
「うむヴァンデモンの居場所を表しておる」
「「ああっ!」」
太一とヤマトが叫んだ。
「なんだよ」
「いや、たいした事じゃないお前は?」
「いや俺も……ただ光が丘だなあって」
「「「光が丘?」」」
「さあ、ゲートを開ける方法を教えてくれ」
「せっかちじゃのお」
ゲンナイは無数の引き出しの1つを開けながらそう言った。
「これを使うのじゃ」
細長いカードを数枚取り出し私達の前に並べた。
「あ! おいらのがある」
「あ! アグモンも」
「ゲートの石版に9つの穴があったじゃろ」
流紀はゲートの前にあった石版の事を思い出していた。
「えーと……はい、ありました」
「その穴にこのカードをはめ込むのじゃ」
「でもカードが1枚多いですよ」
光子郎のその言葉に子ども達はカードを見た。
「よく分からんのが1枚混じっておる」
「どの穴にはめ込むんだ?」
「それも……分からん」
子ども達はガッカリした。
「まあいいや、適当にはめ込んでみようぜ」
「ダメじゃよ! そんなことしたら、まったくわけの分からん別の世界に、飛ばされてしまう」
ゲンナイは太一の首を軽く絞めながらいった。
「そんなに世界って色々あるの?」
「そうじゃよ、さらにお前達が不完全に復元されることもある」
「なにそれ?」
「ヌハハ、つまりじゃな……」
ゲンナイが例えで、ミミとパルモンが混ざった姿になるといった。
「それはイヤー!」
「だから、ヴァンデモンが呪文でやった事を、お前達は自分の力でやらなければならぬ」
「わかんない事、ばっかりなのに?」
「とにかく、カードは渡しておく、まあ今夜はゆっくり休むがいい、ここなら敵も襲ってこん」
子ども達は寝る事にした。
翌朝、子ども達はご飯を食べた。
その時ゲンナイが部屋に入ってきた。
「準備はいいかな?」
「「「はい!」」」
子ども達は元気よく返事をした。
「光子郎のパソコンに、アダプターを取り付けた、ここにデジヴァイスを差し込めばアナライザーに、その持ち主が出会ったデジモンの情報を加えられる、新機能もいくつか入れておいた暇な時に、マニュアルを見ておきなさい」
「ありがとうございます」
「選ばれし子ども達よ、大変だろうがその力を信じなさい」
「選ばれし子どもの力か」
丈はテーブルに突っ伏した。
「ねえ、信じましょうよ」
「役に立たなくてすまん、では行け、子ども達よ、幸運を祈っておる」
子ども達はヴァンデモンの城の中に入っていった。
だが中には敵のデジモンがいた。
「どうする?」
「まいったなぁ」
「わてに任せてんか」
テントモンが進化してアトラーガブテリモンになった。
子ども達はその隙に中に入っていった。
アトラーガブテリモンが攻撃したら、子ども達の下に階段が現れた。
「空間の歪みが直ったのかも」
「さあ、先を急ごう!」
子ども達はゲートのある部屋に着いた。
「うーん?」
「なあに、これ?」
太一がカードを並べているのを子ども達は見ていた。
「いい奴、悪い奴、汚い奴」
「そうか? 小さいの、普通の、大きいの」
「うーん、かしてくれ、これでどうだ、弱い奴、まあまあな奴、強い奴、でもハズレがどれか分かんないなあ」
子ども達は、あーでもない、こーでもないと思案していた。
その時何かが崩れる音が上からした。
「なんか、やな感じ」
「僕見てくる!」
パタモンが音の方に行った。
「無駄だよ、たとえそれらしいわけ方は出来ても、何の根拠も無いじゃないか」
「それはそうだけど……」
その時パタモンが戻ってきた。
「大変! 城が崩れてくよ!」
「わてのせいかも、わてがさっき天井壊したから……」
「とにかく通路は塞がれちゃってる」
「もう戻れないって事か」
「それだけじゃないわ、ここだってもうすぐ……」
子ども達が困惑している間も、崩れる音がしていた。
「太一、僕はお前に任せる!」
「な……なんだよ急に?」
「無責任で言ってるわけじゃないぞ、兎に角ボクは太一を信じる!」
「オレも! こういう時だ、リーダーの決断に従おう」
「おいおい、何時からオレ、リーダーになったんだよ」
太一さんがうろたえる。
「お前が居なくなった途端、オレ達はバラバラになった、そんなオレ達をまた集めてくれたのはお前じゃないか」
「それはたまたま……」
子ども達はみんな次々に太一さんを信じてると言った。
「分かった、もう一度確認しときたい、本当に俺の判断に従ってくれるんだな?」
子ども達は頷いた。
「よし! じゃ決めた、光子郎お前が選んでくれ」
「僕ですか? でも……」
「太一さんがそう決めたのなら、あたしそれがいいと思う」
「でも、もし間違ったら……」
「だれも、お前を恨まないって」
光子郎はその言葉でやってくれる気になった。
私達は光子郎のやっている事に黙って見ていた。
光子郎はパソコンで何かを調べていた。
その時……。
「デジタマモンとトノサマゲコモンに会った人!」
「あ……僕だ」
「デジヴァイスを! もしかしたら……」
「分かったのか?」
「説明します、いいですか? これを見てください、ライオン、いて、サルは、それぞれ、レオモン、ケンタルモン、エテモンを意味します、これらは異なる属性を持っています、つまりワクチン、データ、ウイルスです、次に星の数ですが、これは上から、成長期、成熟期、完全体を意味していると思われます、そしてカードを当てはまる所に置いていくと……」
光子郎が図で教えてくれた。
「ぴったりあうぞ」
「凄い、光子郎くん」
「でも、ここが、2枚になるんです、どっちかが余分だと思うのですが……分からない……すいません、皆さんの期待に応えられなくて」
「何言ってんだ、よくやったよ!」
子ども達は光子郎に拍手した。
「後は太一が決めて」
「分かった、光子郎、助かったよありがとう」
その時上から蜘蛛みたいなデジモンがいっぱいでてきた。
「なんだあいつは!」
「ちょっと待ってください、ドクグモンです!」
「ヴァンデモン様の城を荒らす者は、あ……生かしちゃおけねえ」
デジモン達が進化をし攻撃していく。
「今のうちに早く」
「ああ」
太一さんはカードを並べていった。
「どっちなんだ、アグモンかゴマモンか」
「太一さん、早く」
「どっちでもいいから!」
「太一!」
「まだか」
「太一さん、持たないよ」
「早く!」
太一はゴマモンに決めたらしいゲートが開いた。
「行くぞー!」
子ども達はゲートに向い走りゲートの中に入った。
子ども達は戻ってきた。
「この祠……あ! キャンプ場だ! 僕達戻れたんだ!」
「あっ! デジモンは?」
「夢だったなんてことはないですよね?」
「カードが違ったからって事は……」
その時ピヨモンの声が聞こえた。
「空!」
「皆さん、お目覚めの様ね」
「お前達どこ行ってたんだよ」
「食べ物を探してたんだよ」
デジモン達は木の実をだした。
「ハハハ、ここは日本だから、もう、そんな物食わなくてもいいんだよ」
「「「おかえり!」」」
「「「ただいま!」」」
「10人目を探さなきゃ」
「ああ、もうヴァンデモンも、動き出してるだろうからな」
「光が丘だ、きっと10人目はそこにいる、やつらより先に探し出して助けるんだ!」