デジモンアドベンチャー 光子郎 ヒカリ
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「どうしたの? ウンチ?」
「ん?」
「タケル、雷也、上!」
「「え?」」
崖の上にはレオモンが立っていて雷也達の所に降りてきた。
「「タケル、雷也こっち!」」
「「うん」」
雷也達はレオモンから逃げる為、森の中に入った。
「レオモンも元はいいデジモンなんだ、だから黒い歯車の力を取ってあげられれば……」
「そうか、でも……どうやって?」
「聞こえるかガキ! どうせビビッてかくれてるんだろ? おとなしく出てきやがれ! 出てこないとこいつらが、どうなっても知らないぜ!」
雷也はビビってないって顔をした。
「わたしに任せてくれ」
「できるの?」
「やってみる」
「雷也くん!」
「タケルくんは、ここでまってて!」
雷也とクダモンはオーガモンの所にいった。
「やっと1人出てきたか、だが進化出来ないお前らに、何ができるかな!」
「そんなのやってみないと分からない! クダモン!」
「任せろ」
クダモンがオーガモンに攻撃してその隙に雷也は、人質のポヨモンを助けた。
「おっと待ちなガキ!」
「わあ!」
「雷也」
「これでもう何も出来ないぜ!」
雷也はオーガモンに捕まった。
「雷也ー!」
「クダモーン!」
するとクダモンが光りだした。
「クダモン進化レッパモン!」
クダモンは進化した。
「な、なにー! そ、それにガルルモン近くに来てたのか!」
雷也は太一を見つけたが静かにするようにジェスチャーされ、黙っていたら太一が助けた。
「雷也は返してもらったぜ」
「なに? だあ! おめえ……」
「雷也よく頑張ったな、グレイモン行け!」
「うん!」
オーガモンが雷也達の方に気を取られている間に、レッパモン達がオーガモンに攻撃した。
「俺様の自慢の髪が、焦げちまったじゃねーかよ俺様はな、まともに戦ってもつええんだよ! 行くぜ!」
3人は戦っているが、途中でレオモンの攻撃があてられた。
「グレイモン」
「レッパモン」
3人が飛ばされた方へ雷也と太一は行った。
「太一さん、雷也くん」
「太一さん、雷也」
「光子郎、流紀」
「光子郎さん、お姉ちゃん!」
「聖なるデバイス、デジバイスの力を使うんです」
「「聖なるデバイス?」」
「これよこれ!」
ミミと光子郎と流紀があの機械を出してきた。
「聖なるデバイスには暗黒の力を消し去る力があるんです」
「そうなんだ、凄い」
「そういえば……よしそれなら!」
太一はレオモンに近づいていった。
「お前の相手はこっちです!」
「なに?」
ガブテリモン達もオーガモンに攻撃した。
「聖なる力が勝った!」
「やったー!」
子ども達はその後大きい木がある所に移動した。
「何時の頃からだったか噂が流れ始めた、世界が暗黒の力に覆われた時別の世界から”選ばれし子ども達”がやってきて世界を救うというものだ、今のファイル島はまさに、暗黒の力に覆われている、そこに君達が現れた」
「それで俺達が”選ばれし子ども達”ってわけか」
「だけど証拠はないんだろ?」
子ども達は首を傾げた。
「選ばれし子ども達はデジモンを進化させる力を持つと言う、君達のようにな」
「もし、そうだとしたら、暗黒の力を消滅させれば、僕達はこの世界にとって、不必要なものとなる」
子ども達は光子郎が何を言っているのかさっぱりだった。
「何言ってるの? 光子郎くん」
「つまり、元の世界に戻れるかもしれないってことですよ」
「え? 本当に?」
「だが、そのためには……」
ヤマトの言葉に皆ムゲンマウンテンの方を見た。
「暗黒の力の中心にいる、デビモンを倒さなければならない」
「やろうぜ皆! あいつを倒さなきゃ、俺達は生き延びる事はできないんだ」
「そうですね、それに僕達には聖なるデバイスもあるし」
「ミミも頑張る! 怖いけど、おうちに帰りたいし」
子ども達はやる気になった。
「あたし達も頑張るわミミ」
「体力も回復したことやしな」
「何時でも戦闘オッケーだよ」
「私も協力しよう」
「よーし決まりだ!」
子ども達は木のボートでムゲンマウンテンに移動し、山を登っている。
「な……なんだ?」
「キャー…何あれ?」
「デビモンなのか?」
「なんであんなに大きいのよ!」
頂上の方から地響きがあり上を見たら、デビモンが大きくなっていた。
「幻覚とかじゃないですか? 前みたいに」
「いや…あれは暗黒の力で巨大化しているのだ」
「来る!」
デビモンが飛び立ち、子ども達の方に降りてきた。
デビモンが振り返るだけで子ども達は風に飛ばされた。
「おろかな、お前達はすべてここで滅びるさだめだ」
デビモンが攻撃しだした。
「ハープンバルカン!」
イッカクモンの攻撃の声が聞こえた。
それにバードラモンの攻撃の声も聞こえた。
「メテオウィング!」
空さんが下から現れた。
「皆ー! 今のうちに進化よ!」
「アグモン」
「わかった、行くぞ皆」
「「「うん」」」
パタモン以外のデジモンが進化した。
「ヌイモン進化フェアリーモン!」
「クダモン進化レッパモン!」
進化したらすぐに皆で攻撃しだしたがあまり効かない。
「フェアリーモン!」
「レッパモン!」
子ども達は力の限り叫んだ。
「そんな、みんな全然歯が立たないなんて……」
「最も小さき選ばれし子どもよ、お前さえいなくなれば、もう恐れる者はないのだ、デスクロウ!」
デジモン達皆でタケルを守っている。
「この、くたばり、ぞこない、どもがー!」
だが子ども達はデビモンの攻撃で吹き飛ばされた。
デビモンがタケルに手を伸ばすのを、子ども達はただ見ているしかできなかった。
デビモンの手がタケル達を掴んだ時、その中から光が出た。
「パタモン進化エンジェモン!」
進化の光だった。
「「凄い……」」
「おのれもう少しだったのに」
「お前の暗黒の力、消し去ってくれる、わが下に集まれ! 聖なる力よ」
「「あっ」」
デジバイスから光がでてエンジェモンに集まった。
「ぬ……何をする気だ! やめろ! そんなことをすれば、お前もタダではすまんぞ」
「だがこうするしかないのだ、たとえわが身がどうなろうと、デビモンお前の暗黒の力は大きくなりすぎた、この世界から消し去らねばならん」
「させるかよ!」
「しまった!」
オーガモンはエンジェモンに立ち向かうが、ふっとんでしまった。
「すまないタケル」
「潰れてしまえ!」
「ヘブンズナックル!」
エンジェモンの攻撃がデビモンに効いた。
「おろかな……おろかだぞ、エンジェモンこんな所で力を使い果たしてどうする、暗黒の力が広がっているのは、このファイル島だけではない、海の向こうには、私以上に強力な暗黒の力を持ったデジモンも存在するのだぞ、おしまいだよ、お前達はハッハッハッ」
「タケルきっとまた会える、君が望むなら」
「エンジェモーン!」
エンジェモンは消え、いくつかの羽がタケルの前に集まりデジタマになった。
「デジタマや」
「エンジェモン……なの?」
「エンジェモンはもう一度、卵からやり直すんだ」
「そうそう、ちゃんと進化すればまた会えるわよ」
「大切に育てるからね」
「見て、島が戻ってくる!」
空の言葉に子ども達は顔を向けた。
「この島を覆っていた暗黒の力がなくなったんです」
「でも、海の向こうにも、強力な暗黒の力を持ったデジモンが居るって言ってたな」
「元の世界に戻れるかと思ったのに……」
「まだ戦わなきゃいけないの? もういや」
「だけどやるしかないんだ、どんな相手だろうと」
「なんだ?」
岩の下から何かが出てきた。
「ほう、これが選ばれし子ども達か」
「ま、まさか、こいつ……」