デジモンアドベンチャー 光子郎 タケル
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ちくしょう!」
太一はそう言いながら、ヴァンデモンの仮面を蹴り上げる。
「ユキナちゃんも、選ばれし子どもだったんだね」
「ヒカリちゃんこそ、そうだったんだね」
ユキナとヒカリは笑いあった。
「メール……ゲンナイさんからだ」
「子ども達よ喜べ! ヴァンデモンを倒すヒントを見つけたぞ、古代遺跡で見つかった予言の詩じゃ”始めにコウモリの群れが空を覆った、続いて人々がアンデットデジモンの王の名を唱えた、そして時が獣の数字を刻んだ時、アンデットデジモンの王は獣の正体を現した、天使達がその守るべき人の最も愛する人へ、光と希望の矢を放った時奇跡がおきた”と、では幸運を祈る」
「ねえ、この霧を晴らす方法は分からないの?」
光子郎はその言葉に俯いてしまった。
「お兄ちゃん早く、お父さんとお母さんのとこ行こう」
「そうだな」
「僕も自分の家の様子が……」
「あたし早く着替えたい」
「とにかく移動するか」
太一の考えで子ども達は歩き始めた。
ナツキとユキナは一旦家に帰りリュックに必要そうな物を詰めて、太一達が居る所まで来た。
「お待たせー、あれ、丈先輩まだ?」
家に着替えに行っていたミミも来た。
「うん。まだ、ここなんだけど」
暫くしたら丈は、お兄さんも連れてきた。
「じゃあ君達はビックサイトへ、私達は霧を突破する方法を探そう」
ヤマトとタケル、ヤマトのお父さん以外で、子ども達はビックサイトへと向かった。
ビックサイトに着いた子ども達は、先にデジモン達を行かせ残りのバケモンを倒してもらった。
「ありがとう、皆!」
子ども達は眠っている人達の所へ行った。
ナツキとユキナは杏と徹達が居る所に行き声をかける。
「パパ! 起きて!」
「ママ起きてよ!」
「起きないね」
「「うん……」」
「きっと大丈夫だよ」
「そうだといいけど……」
するとその時、杏や徹を含め周りの眠っている人達が、ヴァンデモンを呼んでいた。
ナツキとユキナはすぐに太一達の元に向かった。
「あの僕、気になる事があるんですが……」
「予言だろう? ”人々がアンデッドデジモンの王の名を唱えた”」
「コウモリの予言も当たったんだよ」
「なんだって!」
子ども達はガブモンが言った事に驚いた。
「3番目の予言はなんだった?」
「”そして時が獣の数字を刻んだ時、アンデットデジモンの王は獣の正体を現す”」
「なんだよ、獣の数字って」
「666、ヨハネの黙示録に出てくる数字の事だ」
「666って事は6時6分6秒」
太一がデジヴァイスで時間を確認した。
「あ、もうすぐだ!」
「車で行こう」
太一とヤマト、ヤマトのお父さんが先にヴァンデモンの所に車で移動した。
残りの子ども達は、眠ってる人達を見ていた。
暫くすると太一達が戻ってきた。
「大変だ!」
ヴァンデモンが復活したと聞いて、子ども達は外へと飛び出していった。
フジテレビがある方を見ると、そこには獣の様に大きなヴァンデモンがいた。
「皆を、どこかへ移せないか?」
「無理だよ、何万人と居るんだぞ」
「ヴェノムヴァンデモンを倒すしか方法はない」
テイルモンがそう呟くと、皆がテイルモンを見た。
「僕も手伝う!」
「あたし達も!」
デジモン達が自分も手伝うと言うが、テイルモンは首を横に振った。
「あなた達は残っていなさい、一緒に行くのはパタモンだけ」
「えー」
「今やる事は、次の進化が出来る様、エネルギーを蓄えておく事」
「悔しいけど、テイルモンの言う通りよ。皆、そうしよう」
ピヨモンがそういうと皆頷いた。
「なんでパルモン達は完全体から幼年期に戻ったのに、テイルモンは成熟期のままなの?」
「鍛え方が違うのよ、じゃあ、行こうパタモン!」
太一、ヤマト、タケル、ヒカリ、そして光子郎がヴェノムヴァンデモンの元へと向かった。
その時、強い光りが太一達が居る方からあった。
「何!?」
「あれは?」
「あれは、ウォーグレイモンとメタルガルルモン! 究極体に進化したんだ!」