デジモンアドベンチャー タケル
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「母さん! キオナの家の電話番号は!?」
「そこに書いてあるでしょう?」
「え……、あ! 本当だ」
「でも電話かけても多分出ないわよ? イタリアに居るおじいちゃん達に会いに行ってるって。あ、そうそう、何かあったらこの電話番号に電話してくださいだって」
そう言って、太一のお母さんが一枚の紙を太一に渡す。
「サンキュー母さん! ……あ、もしもし……」
〈イタリア語:はい、どちら様ですか?〉
「……え、イタリア語!?」
《日本語:あ、日本の方ですね? どう言ったご用件でしょうか?》
「よかった、……あ、キオナちゃんの友達の兄で太一って言います。キオナちゃんはいらっしゃいますか?」
《いらっしゃいますが、お嬢様はまだ眠っております》
「なんだって!?」
《イタリアではまだ、夜明け前なのです》
「何とか起こしてはくれないでしょうか? 緊急なんです!」
《……分かりました、少々お待ちください》
私は日本で太一さん達が、大変な事になっているとは知らずにぐっすり寝ていた。
「……さま、お……さま、お嬢様!」
『……んー、なあに?』
「太一様と言う方からの電話です、お出になりますか?」
『太一さん? ……出る』
私はまだ眠気半分で、電話に出た。
『もしもし……太一、さん? ……どうしたの?』
《キオナ、今大変なんだよ!》
『……何? たい焼き? イタリアにそんなのないよ?』
《違う!た・い・へ・ん!》
『ねえ、太一さん、私眠い……。お土産ならもう作ったから我慢して、……それじゃあ、おやすみなさい』
《あ、まっ……!》
私は電話を切り、電話を執事に渡した。
「申し訳ありませんでした、お嬢様。おやすみなさいませ」
『ううん、いいの。おやすみ……』
私はまた眠りについた。
その時みた夢は、インプモンに会いにデジモンワールドに行って、一緒に遊んだり冒険をする夢だった。
その頃の太一は…。
「……キオナ、電話切りやがった」
「仕方ないですよ、イタリアは夜明け前なんですから……」
私がイタリアから帰って来た時、何故か怒られてしまった。
それもそのはず、だって悪いデジモンが悪さをしていたのだから……。
でも、イタリアでパーパの友達が作った皆のデジモンのキーホルダーを渡したら、喜んでくれた。
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