デジモンアドベンチャー タケル
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私達は無事お台場につき、自分達の家へと帰って行った。
私は家の前まで行って、玄関の扉を開ける。
『ただいまー……』
家の奥から、懐かしいお兄ちゃんの足音がした。
「え、キオナ? キャンプはどうした?」
『えっと、雪で中止になったの』
「そうか……ところで、その腕の中に居るのはインプモンだな?」
お兄ちゃんは私の腕の中をみた。
『わあー、よく分かったね!』
「まあな、俺も行ったことあるしな、俺のパートナーはベアモンってんだ」
『うん、知ってるよ! あったもの!』
「あったのか! 元気してたか?」
『うん! 元気だった、ゲンナイさんの所に一緒に居たよ』
「そうか、もっと話きかせてくれ。父さーん、キオナがデジモン連れて帰ってきたぜ」
私達はリビングに行く。
「キオナ、もう動いていいか?」
『うん! いいよ』
「ふー、疲れた」
インプモンは腕の中から出た。
『ふふ、お疲れ様』
「キオナ達、ご飯食べるだろ?」
「『食べる』」
私達はテーブルにつき、久々のパパの手料理を食べた。
私はパパのご飯を食べつつ、デジタルワールドでの事を話していた。
「それで9人目を探す為に、こっちに戻ってきたんだな?」
『うん!』
「それなら俺も手伝うよ!」
『本当? やったー!』
その後ご飯を食べ終え、私達は久しぶりにお風呂にはいり、ベッドに入った。
『おやすみ、インプモン』
「おやすみ、キオナ」
私は疲れていて、その夜に何かあったとも知らずぐっすり眠った。
次の日、私に太一さんから連絡があり、芝浦の辺りで9人目が居たらしいと言って、その辺りを探す事になった。
私はインプモンを抱っこした。
それからお兄ちゃんと私達で急いで公園に向かった。
『おはよう!』
「キオナ、来たか、ってナオヤさん!?」
「よ、太一元気してたかー、俺も9人目探し手伝ってやるよ」
お兄ちゃんは皆に見える様に、デジヴァイスを見せた。
私達はあまり人目のない、日陰の所に輪になって座った。
「なんか、凄い騒ぎになってるわね」
「テレビでも朝から、このニュースばっかりだからな」
「でも変なんだよな、前に俺とアグモンがこっちに帰って来た時も、デジモンは現れたでもそれは、俺とヒカリにしか見えなかった、それが今度は沢山の人に目撃されて、これだけのニュースになってる」
私達はそれを聞いて、驚いた。
「ヴァンデモンのゲートを通って来たからでしょうか?」
「おそらくな、もしあのゲートを通って沢山のデジモン達が、この世界に押し寄せてきたら……」
「大変だね」
「十分ありえる話です」
「だからそうさせない為にも、一刻も早く9人目の子どもを見つけ出して、デジモン世界を救うんだ」
決意を新たにした、私達の所に気が抜ける丈さんの声が聞こえた。
「いやー、なかなか昔の名簿がみつからなくて」
「緊張感のねえやつ」
「9人目は僕達と同じ様に4年前に、光が丘で起こったデジモン事件を目撃しているはずです。さらに肝心なのが、夕べ芝浦付近に居たという事です」
「じゃあ今は芝浦に住んでるの?」
「オレ達みたいに引越したのかもしれない」
「ですから今日は手分けして、芝浦付近を捜してみようと思うんです」
私達はその言葉に頷いた。
「で、これはどうするの? 名簿」
「その中に9人目が居る可能性が高いんです、電話して夕べ芝浦に居た人が居ないか確認してください」
「僕は明日っから、夏期講習なんだ電話の方はちゃんとやっておくから、芝浦まで行くのは遠慮させてくれ」
丈さんの言葉に私達は不満を漏らす。
「仕方ないだろ、受験生なんだから」
「じゃあ、あたしの分もついでにやっといて、若葉幼稚園の名簿」
ミミさんが丈さんに名簿を渡した。
「それはいい考えだな、第四小学校の名簿だ、頼んだぜ」
「こういう事は1人が集中的にやった方がいいかもしれませんね」
皆丈さんに名簿を渡していった。
「キオナいくぞー」
『待って、お兄ちゃん!』
私達は電車で芝浦へ向かった。
私達はそれぞれ、受け持ち地区を持ち、私はお兄ちゃんと探す事になった。
私達は昨日9人目が居たであろう所らへんを受け持った。
『居ないね、お兄ちゃん』
「だな、ここには9人目は居ないとしても、敵のデジモンが居るかもしれないから、奥の方を探そう」
『うん、分かった』
私達は奥まった方に歩き出した。
暫く歩いていた頃、突然上の方から攻撃が来た。
「アドームクハ!」
「危ない避けろキオナ!」
お兄ちゃんに助けてもらい、攻撃を回避できた。
『あれ、なんてデジモン?』
「インダラモンだ!」
インプモンが教えてくれた。
『インプモン進化だよ』
「任せろ! キオナ」
インプモンはバアルモンに進化した。
『バアルモン、フォルツア!』
「ダメだ、あいつは完全体でバアルモンでかかっても勝てないぞ」
『じゃあどうしたら……』
私とお兄ちゃんで話している間にも、バアルモンは闘っている。
「俺の妹なら、絆の紋章を使いこなせるはずだ!」
『でも私のは光らないのよ! どうするの⁉︎』
「皆の絆を信じるんだ」
『絆を信じる……やってみる!』
私は手の平を胸の前で祈るように組む。
太一さん、ヤマトさん、空さん、丈さん、ミミさん、光子郎さん、タケルくん、そしてインプモン。
今までの皆との絆を思い出しながら言う。
『絆の進化よおきて!』
私は祈るように言った。
その時、紋章が光り輝き、進化の光りがバアルモンを包んだ。
「バアルモン超進化アスタモン!」
『アスタモン、凄い! フォルツア!』
「任せろ!」
アスタモンは攻撃した。
「ヘルファイア! それから、マーヴェリック!」
インダラモンを倒した。
『お疲れ様!』
「よく頑張ったなインプモン」
私達は暗くなってきたので、家に帰る事にした。