未来編
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最近ずっと残業続きで微妙にすれ違っていた毎日。
昨日、というか今日、ようやくそれとお別れをして
今のキラは遠い遠い夢の中…
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頬にひんやりとした…
だけど優しくふんわりとした感覚…
夢じゃなくて、
これは現実。
「ん…」
その正体は何なのか、
うっすらと瞳を開けてみると目の前にはソラの姿。
ベッドの傍らに腰を落としていつもの優しい眼差し…
「ごめん、起こしちゃったね…」
頬に感じたそれは、ソラの手だ。
今、その手は頬から離れて
今は前髪を梳かして、
じんわりとかいた額の汗を拭う…
(気持ちいい…)
ソラの優しい仕草が
魔法のように瞼を重たくさせる…
「悪い夢でも、見てた?」
「え…、」
「唸されてたみたいだから」
(あぁ、だからこんな汗かいてたんだ…)
言われて初めて自分の状況に気付く。
「悪い夢…なのかな、」
「なのかな、って、キラ寝ぼけてる?…ていうか凄く眠そう」
くすくす笑うソラの声も
何だか子守唄のように聞こえて仕方ない…
「でも…目覚めは凄く…心地よかった…」
途切れ途切れのキラの言葉に
ソラはキラの額を優しく撫でれば
ゆっくりとキラの瞼が閉じられてゆく…
(あ、なんかこの表情…)
普段自分が寝かしつけるハルの眠る瞬間の表情と同じ。
自分を包み込んで、守るように眠るいつものキラとはまた違う
安心しきった無防備な表情…
「大好きよ…愛してる」
どうしても愛しく思ったソラは
キラの頬にそっと口付けた。
私は愛で貴方達を守るから
【キラ新婚夢】(元拍手夢)
お題【眠そうな仕草】より。