未来編
名前登録
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
トクン、トクン、・・・
一定のリズムで直接響く心音が心地よくて・・・
だけど、いつも寝ているベッドとは違う感覚・・・
フワフワではなく、硬い。そして暖かくて・・・
包み込まれているように、背中まで暖かい。
夢心地から醒めたソラは、この状況を理解するのに、
そう時間はかからなかった。
(そっか、私、昨日キラの上で・・・)
昨晩の行為を思い出し、ソラは顔が熱くなるのを感じた。
キラの上で達したソラは、
そのままキラの上に倒れ込んで意識を手放した後、
キラは優しいから、ソラを退ける事なく抱きしめていてくれたのだろうその所為か、
いつもはソラが眠りについた後、脱ぎ散らかした服を拾い集め、
ズボンだけ身につけてソラをホールドして眠るキラが、
今日はソラと同じ、一糸纏わぬそのままの姿だったのだ…
(というか重い・・・よね、)
『恥かしい』の感情の前に、とりあえずキラを潰すまいと、
キラの顔の横に両手をついて起き上がろうと、
腕に力を入れたものの、
ずぅん、と鈍く感じる腰の痛みによって、
再びキラの胸板に勢い良く舞い戻った・・・
キラに飛び切りの圧迫感を与えて・・・
「っう・・・んー、・・・ソラ?」
流石のキラも寝ていれば無防備、今のが苦しかったのだろう
苦しそうな声を漏らし、うっすら瞳を開けた。
「ご、ごめんね!重いかなって思って退こうとしたら、ち、力入んなくて…」
必死なソラを見て、キラはそんなソラに愛しくクスリと微笑んで、
きつく抱きしめ、首筋に唇を寄せた。
「ぁ、っ・・・」
チリっと鈍い痛みから、痕をつけられたのが分かった。
「そんな可愛い事言うと、離したくなくなっちゃうんだけど」
言いながら、キラの唇はソラの唇へ
「んっ、・・はぁ・っ、」
啄ばむように、甘く、深く、深い口付けを
「っ、離さないけどね。」
不敵に微笑んだキラは、既に力の抜けたソラを胸に、
そのまま体を反転させて、今度は自分がソラを見下ろす形になった。
「だ、めっ…朝だし、ハルが起きちゃ、あっ…ん」
ソラの言葉を遮るように
キラは、ソラの腰をぐっと引き寄せ
まだ湿り気の残るソラの奥を突いた。
「まだ暫くは僕の愛を感じていてよ。」
抑えきれない愛を、もっと、ずっと・・・・・
(06.04.17)