未来編
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とある産婦人科の一室・・・
そこには先日、無事出産を果たしたソラとそれを支えたキラが、
ようやく顔を見せてくれた新しい家族の名前を考えていた・・・
「キラJr」
「やだよ」
「じゃあキラキラ」
「・・・・・・」
「あ、キラキラ星!」
「ソラー・・・」
しかし先程からソラが口にする名前はキラ関連の名前ばかりなのだ。
キラはそんな楽しそうなソラの考える名前を、呆れ顔で全て却下し続けた・・・
「だってね、すっごくキラに似てるんだもん」
「だからって何も名前まで似せなくても・・・」
「だって何か、すごく嬉しくて」
「もぉー…また、そういう事を・・・///」
「ふふっ」
クスリと微笑むソラは先日の出産の時の疲れがまだとれていないのだろう
楽しそうだが顔色は良くなく、どこかトロンとした表情で身体もだるく重たそうだ・・・
「それよりソラ、身体は?しんどくない?」
「ん、大丈夫。ただ体力が回復してないだけだから」
「ホントに?腰もツラくない?しんどかったら寝てよ?!」
「もぉー、だ~いじょうぶだってば、キラ、それよりホラ、名前!!」
あまりに心配しすぎるキラにソラも思わず苦笑い。
ソラは自分の話題から子供の名前へと話題をすりかえた。
「キラってば、私の候補は全部却下なんだもん、キラが決めてよ」
「な、それはソラが変な名前ばっか言うからっ…」
「だーかーら、キラが決めてよ。ね♪」
「もぉー、そんな簡単に・・・・」
キラはそれからうーん、うーんと首を捻りながら深く考え、
ソラはそんなキラを横目に、窓から入る温かな風に
軽く瞳を閉じて、ふんわり風を感じた・・・
「ハル・・・。」
「・・・・え?」
「ソラ見てたらさ、何か…」
春の終わりを告げる暖かな風を優しく受けるソラを見て、
キラはその名前を呟いた。
そんなキラに、ソラは優しく微笑んだ。
「私、見詰められてた?」
「うん。僕の熱い視線に」
そしてお互い、くすりと微笑み目を向けたのは
ソラの横でスヤスヤと眠る小さな新しい命・・・。
「ふふっ、ハル、良かったね。」
「元気で優しい子に育つといいね」
「キラに似てるから、大丈夫だよ♪」
【キラ新婚夢】(元拍手夢)