未来編
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今、現実から離れた意識、それを現実へと呼び戻してくれたのは最愛の人、
ソラの優しい声と、頬に軽く当てられた
少しひんやりとした掌だった…
「ん…ソラ?」
「あ、起きた?」
少しずつ瞳を開けると愛しい人がいて…
何だか無性に甘えなくなったり…
だけどこの心地良さから抜け出したくなくて…
「んぅ~…眠い…」
子供みたいに甘えながらグズる自分がいる。
「ほぉ~ら、子供みたいな事言わないの!」
それをまた子供を叱るように片手を腰にあてながら、
どこか呆れつつも優しい顔で、もう片方の手でキラの手を引く。
そんな現実の温かさは夢よりいいに決まってる。
「え?!うわっ!」
自然と目が覚めたキラはソラに引かれている手を、
そのまま勢い任せて自分の方へと引き寄せ、
ソラはそのままキラの上に倒れ込んだ。
「おはよう、ソラ」
「……ぉはよ///」
ソラはさっきまでの無防備な顔のキラは何処へいったのかと内心呆れながらも、
満面の笑みで挨拶するキラに思わず顔を赤らめながらも挨拶し、
どちらともなく軽く口付けを交わしお互い見つめ合った。
「フフフ…何かくすぐったいね//」
「何かまさに新婚って感じだよね、僕たち」
「でもこの家に越してきたばっかの頃よりは落ち着いてきたでしょ?」
その言葉に二人は当時の初々しさとかぎこちなさを思い出し、少し顔が緩んだ。
「じゃあ、もう少し落ち着いたらさ、新しい家族、欲しいな」
そんなキラの要望に、ソラは驚き、
少し照れた表情を見せた。
「…考慮しときマス。」
「よろしくお願いします」
望む家族…
だけどまだ暫くは
二人でいたいな。
05.09.27
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