原作編
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『ソラの隣が僕の居場所』
そう言って爆音と共に消えた貴方・・・
だけどまた、新たな剣と共に舞い降りて
また私の隣が自分の居場所だって言ってくれた事・・・
それが本当に嬉しかった
だけど欲張りな私は
初めてそれ以上を望んだんだ・・・
______________
舞い降りたフリーダムを乗せ、現在AAはオーブへと海を進んでいる、そんな月の綺麗な夜
キラの部屋で、来客を示す機械音が静かに鳴った・・・
「はい・・・ってソラ?どうしたの、こんな時間に?」
扉を開ければそこに居たのはソラ。
理由を聞くも、何も言わずに立ち尽くすソラに、疑問を感じながらもとりあえず部屋へと通す。
僕はベッドに腰掛けて、入口で立ち尽くしてるソラを自分の隣へ誘うけど、
やっぱり立ち尽くしたままのキミ。
「・・・どうしたの?」
そう聞くと、ようやくソラは口を開いた。
俯いてポツリポツリと呟く言葉は
とてもキミを愛しくさせた
「あの、私、緊張して上手く伝えられるか分からないけどっ」
「・・・」
「キラが、好き・・・だから、キラが私の隣を、私の事を、必要としてくれた時、嬉しかった・・・」
「・・・ソラ?」
「だから、私も、キラの隣を、キラの事を、望んでも・・・いいですか・・・?」
そんな事、僕が断る理由なんて、どこにもないよ。
「ソラ」
手を伸ばせば涙を浮かべて僕の手を取るキミがとても愛しい。
「もう、キラと二度と離れたくないの、ずっと傍に居て欲しいのっ」
「うん」
「もう、抱きしめて、離さないでいて欲しいの・・・」
――一度は手を離してしまった僕だから…
「もう、二度と離さない・・・」
キミを・・・
狂おしい程、愛してる
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月明かりの下、
キミを感じて
肌で感じて
それを素直に
愛という言葉へ繋ごう
「ぁっ・・・はぁ、んっ」
キミは手を差し出すだけでいい
「恐がらないで・・・」
僕がその手を掴むから・・・
「んぅ・・・き、らぁ」
「ソラっ・・・」
ただ我武者羅にお互いの肌をぶつける行為・・・
ホントの愛の意味はまだ、分からない――
「はぁ‥っん、あぁっ…はっ」
「くっ・・・ぁ、」
滴る汗が、そのままキミを汚す
「き、らぁ・・あっあっ、・・キラっ!」
「ソラっ!」
僕の欲がソラの中を巡る・・・
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翌朝目覚めた二人
どこか違って見えるのは一線を越えたから――?
「ぁ、えと・・・お、はよ」
「あ、うん。おはようソラ」
そんなぎこちない二人に
お互い笑って
どちらともなく甘い口付けを交わした。
(06.03.22)