原作編
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ここはエターナルのキラの部屋
「はい。おしまい」
「ありがと」
ベッドの上でソラの頭部のテーピングを換えていた。
前髪に隠れて普段、隠れてはいるものの
数針縫う大怪我は大怪我である。
「ここは?…まだ痛む?」
ソラの上着を捲り、壁に叩きつけられた時にできたであろう
数か所にできた消えかけの痣にそっと触れた。
「ううん、もう痛くないよ。見た目がちょっと、アレだけど…」
「・・・・」
苦笑しながら平気アピールをするソラに、
キラはむすっと顔を顰めると
「わ、ちょっと、キラっ!」
そのままソラの上着を剥ぎ取り、
傷跡に口付を落とす…
ちゅ、ちゅ…
そして首筋にも…
「こら、そこは嘘でしょ」
ぺしっとキラの頭に手を乗せ待ったをかける。
「・・・嘘じゃない。口の中も切ってた」
「ふふっ、それも嘘」
頭に乗せられたソラの腕を取り、そのまま指を絡める。
口元と声はむすっと不機嫌な表情をしている割に
そのアメジストの瞳は反対の上機嫌な笑みを含んでいる
「じゃあ、確認させて」
そのままゆっくり顔を寄せ、ソラの唇に噛みついた
「んっ・・・・」
ソラの口内を探るように念入りに…
そして、ねっとりと舌を絡ませながら弄る。
「っはぁ、ん…はぁ、」
互いの唇が離れた瞬間、名残惜しげに銀糸が伝う
「はぁ…、どうだった?」
「まだ分からない。もっとよく調べてみないと」
「ちょ、ちょっと休憩…ぁ、ちょっ…」
「だめ。ナカまでもっと、じっくり見せて」
そう言いながらソラの首筋に伝う銀糸を舌で絡め取り
そのままソラの身体を押し倒した。
キラの瞳はいつの間にか熱を帯びている
「僕のキズ跡は…ソラが確認して」
そして二人はベッドに沈んだ―――
(逢えない間の傷も埋めてよ)
(18.07.09)