短編
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「ねぇアスラン、ここは?」
パラリ紙を捲る音・・・
「え?あぁ、いいんじゃないか?」
カタカタとキーを打つ音・・・
「でも、ここもいいと思わない?」
「あぁ、そうだな。」
・・・・・・・・・。
「・・・今日、いい天気だね。」
「あぁ、そうだな」
「・・・・・・・・(怒)」
――バシッ!――
「った!名無し?!」
「アスランのバカ!ハゲ!機械オタク!」
先程から名無しによってパラリと捲られていた雑誌は
名無しの手により、雑巾のように硬く絞られ、
それはカタカタとキーを打つアスランの後頭部に見事ヒットした。
驚いたアスランは後ろを振り返ると
そこには涙を浮かべた愛しい人・・・
自分と視線が合ったと思えば、
顔を歪めて走り出す。
残されたのは
彼女の投げた物件雑誌。
==========
「来てるよ。早くどうにかしてほしいんだけど」
出迎えてくれたのは終始不機嫌な親友のキラ。
その不機嫌っぷりから、いかにキラの溺愛しているソラが
名無しに横取りされているのかが伺えた。
「知ってるよね?ソラが今、妊娠中なの・・・」
「すまない・・・」
「妊婦のソラにストレス、与えないでほしいんだけど。」
「・・・・本当にすまない・・・(怯)」
そう言って、名無しの居る部屋まで通された俺は
上目遣いで涙を浮かべて膨れている君を見て、
どきっとしてしまった。
「名無し、帰ろう?」
「別に私、アスランと同棲してるわけじゃないし。」
「名無し・・・・;」
「アスランは、私たちが住む家なんて、どうでもいいんでしょ?」
「あ、いや。そうじゃなくて・・・」
「ほら、やっぱ図星なんでっっ―ー!!」
そう言いながら再び目に涙を溜めだす名無し。
だけど俺はそれよりも、名無しの突放す言葉を聞きたくなくて
強引に名無しの口を塞いだ。
「俺は、名無しと一緒に居られればどこだっていいんだ」
「ア、スラ・・ン?」
「名無しが喜んでくれるならどこだっていい」
「本当に・・・?」
「あぁ、、、だから、その・・・帰ろう?」
「・・・うんっ!」
数ヵ月後、ヤマト邸のすぐ近くに新しくザラ邸が建てられたとか。。。
(06.01.20)
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中途半端オチなしですみません。力尽きました・・・
キラ未来夢とリンクさせてみました。
こっちのキラは黒いなぁ(笑)
キラは名無しちゃんの事、嫌いじゃないですよ。
カガリやミリィと同じ位置にいると思って下さい。
実はおまけなんかあったりして
数ヵ月後・・・・・
「アスラン・・・これ、受け取ってくれるよねっ♪」
「え?」
そうキラに笑顔で差し出されたのは大量のファイル。
「僕さ、早く家に帰って家族に会いたいんだ♪」
「俺だって名無しに・・・;」
「知ってる?数ヶ月間、工事の音、凄かったの」
「・・・あぁ、」
「無事出産できたからいいものの、僕、妊婦のソラに、ストレス与えないでって、言わなかったっけ?」
「・・・・あぁ、」
「受け取ってくれるよね♪」
「・・・・・あぁ;」
end
ヘタレアスランめ。
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