第1章
ラスレンの部屋の中。
隊長なので個室が与えられていた。
小さな本棚には無数の本が並び、机の上には書類や本などが積まれて置かれている。
「この者がラスレン隊長にお会いしたいと申しまして…」
エリレオはラスレンにアシェドを紹介する。
「初めまして、俺はアシェドと申します。よろしくお願いします。ラスレン隊長」
アシェドはにっこりと挨拶した。
「なっ!?」
予想もしなかったアシェドの言動にエリレオは驚いた。
「ああ。お前がソルゴ兵士長の言っていたアシェドだったのか。俺はラスレン。こちらこそよろしくな」
ラスレンは明るい口調で返す。
英雄の子孫であることを鼻にもかけない感じで、自分の立場にあぐらをかいているような雰囲気もなかった。
「はい、こちらこそよろしくお願いします。隊長に名前を覚えていただけるなんて光栄です」
にこにことして答えるアシェド。
まるで営業スマイルのようだ…。
(…なんだあれは…?まるで別人のようではないか…)
エリレオはそんなアシェドの態度を見て唖然としていた。
そして、ラスレンとの話が終わり、二人は部屋から出て歩きだした。
「先程の態度はなんなのだ?」
すぐにエリレオはアシェドに聞いた。
「俺の特技」
アシェドはどこか怪しそうな笑みを浮かべていた。
――
兵士達の宿舎の中。
エリレオは一人で座って難しい顔をしていた。
ベッド4台の相部屋で、他の人はまだ誰も帰ってきていないようだ。
エリレオは、アシェドがラスレンと会った時のことを思い返す。
(どうも、よくわからん奴だ…一体何を考えているのだろうか…?)
エリレオはアシェドのような性格は苦手で、どう接していいのか困ってしまった。
――――
隊長なので個室が与えられていた。
小さな本棚には無数の本が並び、机の上には書類や本などが積まれて置かれている。
「この者がラスレン隊長にお会いしたいと申しまして…」
エリレオはラスレンにアシェドを紹介する。
「初めまして、俺はアシェドと申します。よろしくお願いします。ラスレン隊長」
アシェドはにっこりと挨拶した。
「なっ!?」
予想もしなかったアシェドの言動にエリレオは驚いた。
「ああ。お前がソルゴ兵士長の言っていたアシェドだったのか。俺はラスレン。こちらこそよろしくな」
ラスレンは明るい口調で返す。
英雄の子孫であることを鼻にもかけない感じで、自分の立場にあぐらをかいているような雰囲気もなかった。
「はい、こちらこそよろしくお願いします。隊長に名前を覚えていただけるなんて光栄です」
にこにことして答えるアシェド。
まるで営業スマイルのようだ…。
(…なんだあれは…?まるで別人のようではないか…)
エリレオはそんなアシェドの態度を見て唖然としていた。
そして、ラスレンとの話が終わり、二人は部屋から出て歩きだした。
「先程の態度はなんなのだ?」
すぐにエリレオはアシェドに聞いた。
「俺の特技」
アシェドはどこか怪しそうな笑みを浮かべていた。
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兵士達の宿舎の中。
エリレオは一人で座って難しい顔をしていた。
ベッド4台の相部屋で、他の人はまだ誰も帰ってきていないようだ。
エリレオは、アシェドがラスレンと会った時のことを思い返す。
(どうも、よくわからん奴だ…一体何を考えているのだろうか…?)
エリレオはアシェドのような性格は苦手で、どう接していいのか困ってしまった。
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