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-短編集-


-ミニミニ劇場.1-


四コマ風総集 第1段



~グラサンのイメージ~

キル
「クロルってなんで黒いサングラスかけてんだ?
お洒落でかけてるようにも見えないし、銃で戦う時なんか逆に見えにくくて邪魔じゃね?」

クロル
「んー…、こだわりもないけど、なんとなくかけてる方が落ち着くし、標準もグラつかないからこのままでもいいかなー…」

キル
「ふーん。そっか」


ハンナ
《外したら性格変わったりしねーかなぁ》

~キルのバンダナ~


ネリル
「キル兄ってどうして額に巻いてるハチマキの事を『バンダナ』って言ってるの?」

キル
「あー…、わかりずれーけど、広げるとうっすい正方形の白い布なんだよ。三角型に折って山を内に折ってるだけだ」

ネリル
「に!? そうだったの!?」

キル
「バンダナハチマキって感じで少しの動作でもずり落ちないよう後ろの結び目にもう一枚別の布を結ぶように留め金で固定されてんだ。

額隠す時に大きさ調整したかったから、適当な店で買ったんだけどさ、案外気に入ってる」

シュール
「見た目がどう見てもハチマキにしか見えませんけどね」

キル
「だってシンプルなのが目立たなくてすむし…、柄物とかちょっと………」



《似合わねー》

~ハンナの赤い布~


エラ
「ハンナさんの頭を覆ってる赤い布って、バンダナみたいな布の形じゃないんだな?」

ハンナ
「色んなとこ動き回って、時々砂漠並みに暑いとことか、雪国のような寒いとこに行ったりしてたからな。どっちでも使えるように少し厚めの長い布を使ってんだよ」

エラ
「寒いところではマフラーみたいにしてて、用途が広くて便利だな」

ハンナ
「いざとなれば首を締め付ける事も出来るしな」

エラ
《誰を!?》

~石頭なのか~



ゴン

クロル
「いた…」
(キル達と行動を共にする際に突風で飛んできたスリッパが頭の横に当たる)


ガン

クロル
「あいた…」
(猿型の魔物から頭に飛び蹴りされる)


パシン

クロル
「え…、なんで?」
(ハンナから何となく頭を手で叩かれる)


ゴト

クロル
「…………」
(普通に外を歩いていたら木に実ってた林檎が頭上に落ちて当たるが、そのままスタスタと歩き続ける)





キル
《あんだけ頭にダメージ与えられてるのに無傷って凄くね…?》

シュール
《林檎に至ってはスルーですもんね》

~技名に関して~


シャンク
「なーんか葵光(レイチョウ)を使った新しい技をあみだすかな~」

ハンナ
「また長ったらしい技名を考えるつもりか貴様」

シャンク
「いや、今回はとっておきの奥義だかんね。こだわるぞー。一応技名は決まってる」

ハンナ
「言ってみろ」

シャンク
「超ウルトラスーパーゴージャスベリベリゴーゴーマントヒヒ!!」

トレス
「きゃっははははは!! なにそれダッセぇー!! マントヒヒとかなんの関係もないし!」

シャンク
「なんか荒々しくてゴツそうじゃん?」

ハンナ
「技使うたびにいちいち言うつもりか」

~アドバイス~


闇の瞳(ダーク・アイ)本部研究室にて。



飛天勝
「これから私らが闇の属性をこちらで部下共に教えるので、宜しく頼むぞ」

エディン
(なんで僕がコイツと一緒に…)

研究員
「はい。こちらこそ宜しくお願いします。早速ですが、この方に武器への属性固定の仕方を教えて欲しいのですが…」

新人部下を前に出す。

飛天勝
「むむむ。どんな属性固定の仕方かな?」

部下
「ノコギリや剣のように形を変えるやり方を教えていただいて宜しいでしょうか…?」

エディン
「ふーん? そんな簡単なのでいいんだ」

部下
「はい。ぜひ教えて下さい!」

飛天勝
「わたしも!!!!」

エディン
「お前なにしに来たんだよ!?」

~牛乳好き~


ネリル
「キル兄って牛乳よく飲むけど、そんなに好きなの?」

キル
「んー、まあ」

フィリ
「カルシウムも豊富で鉄分も取れますものね」

キル
「時々飲むくらいならいいって感じだけどさ」

ハンナ
「それで口悪いとこと怒鳴りツッコミもなおらないのが不思議だな」

キル
「うっせーよお前が言うな」

~特殊属性の使い方~

エラ
「アトリビュートスペシャルって、戦闘なんかに便利なのだけど、日常で使用しないように気をつけなきゃいけないのが少し気をはるんだよな」

ネリル
「えー、でもでもそんな日常でも便利だもん」

エラ
「例えば?」

ネリル
「キル兄の炎でお湯を沸かしたりー」

クロル
「フィリの水で洗濯したり…」

ハンナ
「エラの風で涼んだり出来る」

エラ
「えー………」

キル
「その使い方ってどうなのかって思うぞ俺は」

~なんか違う~

ジョーカー
「うーん。少し悩み処だねぇ~…」

トレス
「えー? なにがー?」

ジョーカー
「僕がかぶってるシルクハットなのだけど、合図をしたら中から何を出そうかと思ってねぇ」

トレス
「普通に鳩さんとかトランプでもいいんじゃないの?」

ジョーカー
「やー、ありきたりなのは見慣れるものだろう? そうだ。君は熊が好きだったね。ならハットの中から熊を出してみようか」

トレス
「え。いや、え? そんな事できるの?」

ジョーカー
「やろうと思えば」

トレス
「俺リアルな熊さんより人形みたいなのがいいなー」

ハンナ
「いや、根本的に違うだろ。色々と」

~可愛い系と美人系~


シャンク
「そいや、おたくらのメンツって女性陣みんなで四人だよなー。ぶっちゃけ、その中で可愛い系と美人系って誰って感じする?」

キル
「なんだよ唐突だな」

シャンク
「俺的には可愛い系ってネリルちゃんで、美人系はリリーちゃんな気がするんだよなー。全体的にみんなナチュラルだけど。あ、エラちゃんは綺麗系だよな! 真面目ちゃんだし」

キル
「へー…。じゃあハンナは?」

シャンク
「あーないない。あの人は乱暴系としか思い浮かばないし」

ハンナ
「ほぅ………」

キル
「シャンク、今すぐ逃げとけ」

~マイクを武器に~

ネリル
「いっくよー♪」

マイクから音符を飛ばして敵にダメージを与えていく。

エラ
「ほんと、あのマイクって不思議な武器だよな」

リリー
「うん…。私たちじゃ使いこなすのが難しそう…」

クロル
「でも、リリーがマイクを武器にしたらアイドルみたいになりそうだよねー……」

キル
(突然ガクッと地面に伏せて口を手でふさぐ)

エラ
「どうしたんだキルさん!?」

キル
………~っ(一瞬リリーがマイクを両手で持ってるのを想像してしまい悶えるのを落ち着かせる)

シュール
「やー。お元気そうで何よりです」

~やっぱり料理は不器用~

ネリル
「にぃ~! また失敗しちゃったよぅ~」

【黒焦げのグラタンが出来上がりました】

シュール
「相変わらず不器用ですねぇ~。ネリル嬢」

フィリ
「今度僕もお手伝いしますよ。ネリルさん」

ネリル
「に、ありがと王子!」


クロル
「あー…、うどん作れなかったー………」

【闇鍋が出来上がりました】

キル
「なんで失敗作が闇鍋になるんだよ!?」

ハンナ
「流石クロル君。期待を裏切らない」

~意外と天然~


洋館でサラに使っていた頃の事。


シュール
「サラお嬢様。そろそろ庭へ向かう仕度ですので、準備を」

サラ
「シュール…」

シュール
「はい」

サラ
「前に貴方が庭へ見回りをしていた際にスコップを持参していたみたいだけれど…、私も持って行った方がいい…?」

シュール
「あー…………、いえ、何も手持ちしなくていいです」

サラ
「…………そう…」

シュンとする両手には水色とピンクのスコップを持っていた。

シュール
「時々かわいいところで悩みますね」

~人形みたいだからこそ~


シュール
「サラお嬢様、そろそろ就寝の時間ですので待女の方々がお部屋に…………って、なんですかその髪型と服装は…」

ツインロングテールで、銀髪の長い髪を後ろに残しつつ、左右にツインテールのように少し髪を束ねている。
それプラス モノクロのロングメイドドレスに白いメイドカチューシャをかけて部屋の椅子に座っている状態。

サラ
「湯浴みの後に一度採寸したいセット服があると言われたから…」

シュール
「着替えなおさなかったんですか?」

サラ
「今から他のセット服もついでに持ってくると…」

シュール
「着せ替え人形ですかお嬢様」

~敵を倒した後の決め台詞~


キル
「意外と楽勝だったな!」

リリー
「………さようなら…、安らかに…」

シュール
「次来た時は毒薬をかけますか」

ハンナ
「明らかに一人おかしい」



-end-

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