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その後【救済if】千
𝙽𝚊𝚖𝚎
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今日は一年ぶりか?
毎日ぶっ通しで作業していいるせいであいつらに会うのが何日ぶりか俺とした事が忘れてしまった、最も毎日のようにお有り難てぇ現代科学の通信機器のおかげで離れていても距離間を感じないのが原因だろう。
浮かれつでに助手のききょうと店に一番乗りしちまうし、隣で普段は常にドライな奴がそわそわと酒なんか飲んでりゃこっちも気になるというものだ。
それに今日は私服姿のせいかやけに目を惹きじっと見ちまう。
おかげで誰のためにそんなにめかし込んでいるのかだの、今日のmメンバーに気になるやつでもいるのかとらしくねぇ事を考えちまう。
ただの補佐だろうが…それに、なんかあった時のために仕込んだだけの俺の分身を気になってどうする。
そんな事を1人ごちてみても心の中は変わらなかった。
そろそろ時間なようで考えの渦の中心であるききょうがこれから来るメンバーを迎えに席を立った。
「もう皆さん来る頃なので入り口で私は待ちますね。ここでゆっくりしていて下さい。」
「あ゛あ、言われなくてもどこにも行きゃしねーよ。ところで…」
普段なら一言も聞き逃さないききょうが話を遮るようにして入り口へそそくさと消えてしまった事にこりゃ相当お熱だな、と考えながら頼もうとしていた今日の宿を自分で取るためにスマホを取り出す。
「スイートにでもしちまうか。」
適当に一番近くに予約を入れる、当日予約のせいかスイートのようなくそデカい部屋とベッドがあるような非効率的な部屋しか見つけられなかった。
あいつならさらっと価格もランクも丁度いい部屋を探してしまうのはやはり優秀な証拠なんだろう。
昔から何でも出来るが何もできないと本人も自覚してたみてーだしな。
気がつけばいつもききょうを当てにして気が付いた時にはずっとききょうの事を考える始末。
自分自身でも、もうコントロールが効かなくなっていた。
先に頼んだ飲み物を胃に流し込みながら何度目か分からない自己分析をするがたどり着くのはやはり、アホになったようで恋愛脳的答えしか出てこない。
「ったく…俺もやきが回ったか。」
非効率的なトラブルの元を抱えたままでは目標の全人類を救うための最終兵器タイムマシーンを作るには少々難だ。
自分でもスッキリしなくて頭の回転が落ちた自覚がある、それをどうにかするためにも今日は絶好の機会であった。
今ままで状況が状況ではあったが避けてきた触れると言う行為、どうにかこの場と酒の合わせ技で気付かれずに実行する予定を立てていた。
仕込みは万全、本人も自分から酒を摂取する気があるようだしいけるな。
ききょう関係の頭のぐるぐるを考えていたら次々と復興初期メンバーが集まってきて騒がしくなってきた。
「久しぶりだな!先空!」
「おー。」
ひと段落ついた今、大樹と杠を皮切りにくっついた奴も多くて煽られる思いだ。
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