すると、困った顔で高橋が話し始める。

「シャオロンさん、なんで私にこんな優しいんですか？」と。

いや、そんなこと言われても。人に優しくするんは当たり前やろ。と心の中で思いつつ、

「なんでやろうな。」と零す。

「私…、シャオロンさんにいっぱい助けて貰いました。気がつけば
そのな日々が嬉しくなってました。」

ん？嬉しい？

「シャオロンさん、私、シャオロンさんが好きになってしまいました！私と付き合って下さい。」とソファーに座っている俺の胸に飛びついてきた。

その状況に追いついていけず、固まっていると、

胸に居る高橋が上目遣いで、「ダメですか？」と甘えてきた。

おいおい、いつもの高橋と違うやんけ。

その澄んだ瞳に俺は吸い込まれてしまい、「ああ、ええで。俺が愛したる。」と、彼女の瞳を見据えながら伝える。