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第六章 タイム

タイム

タルジーの森の奥 大木の前に放棄されたように置かれた柱時計の扉が開きタイムが出てくる
長く旅をしていた彼は時折アンダーランドが恋しくなり 四季の巡りを実際に感じ 散策するのが好きだった

ある時 どこからか知らない歌が聞こえてきた
しばらくその方向へ向かうと 川辺で軽く振り付けをつけながら美しい歌声で歌う女性の長い黒髪が揺れるのを見つけた

木の陰から覗くと 白いドレスの女性がとても楽しそうにまだ歌っていたのでタイムは邪魔をしないようにそのまま聞いていた



ライカスだったタイムは長椅子の上で目を覚ます
眠っているのか 休めたのか わからないが夢のような景色は見た
知らない歌はそれでも知らない歌だった

セカンズたちが部屋の扉を数体で押し開ける
2体のセカンズが彼に2本の鉄でできた棒を渡す

タイム「…なんだ?」

チクタクと喋りながら 1体のセカンズが他のセカンズに支えてもらいながら鉄の棒を杖として使うのだと説明した

タイム「持ち手も無いただの棒で…?ウィルキンズがよこしたのか そんなものを渡されても私は外へ出ないぞ」

城の修復に使うための材料そのままで持ってきていたのでそう言われてしまい慌てたセカンズたちは外へ出て しばらくしてから布で作った持ち手をつけ 下にも布を巻きつけて杖らしくしたものを持ってきた

タイム「…わかった 部屋からは出る」

体はまだうまく動かない 数歩歩くのでも苦労する 時間の力が宿る心臓は違和感がある 後頭部の歯車や部品が回る音には嫌気がさしそうで 体の半分が金属でできているために重い
左腕は完全に機械になっていて一歩進むために動かさないといけないが 杖を掴む 腕をあげて 前へ動かして…それがとにかく思うようにいかない 見るたびに血の通わない機械人形の手と自身の手とで差があるように見える

タイムの服の一部だけ着ているが どうしてこれ以上に重い体であんな肩飾りや背の高い帽子を被る気になったのか 全く理解できない

一度立ち止まり休む これはいつになったらマシになるのか いつかは慣れるのだろうか 時間はいくらでも 無限に存在する

タイムが理解できない 自分自身だというのに
水のように自由に流れていた方が良かったんじゃないのか


ウィルキンズはタイムがこうなったのは 全て何十年も前のウィッツエンド王家の王女が原因だという
彼女の死がタイムを狂わせた
アンダーランド人と同じように死を理解し 悲しみ 命の重さを知るために同じような“いつか朽ちる肉体”を欲しがり彼女の弟の体を手に入れ 自身の時計を作り上げ彼は人間になった

クロックが知ったのは彼が人間になってからだった
一時的に時間が狂い大時計は死ぬかもしれないような苦しみを味わったが それが収まり祝福の鐘と弔いの鐘が同時になった
タイムは大丈夫なのか確認するとすでに彼は人間の体を手にしていた
彼はタイムから自分が戻るまでの千年間代わりを務めるように言われてしまった
自分の前の体の場所だけ伝えるとタイムはもう何も言わなくなった

クロックは大急ぎで体を回収したが タイムが今どこにいるのかはわからなかった
一心同体でもタイムが記憶も失った別存在となってしまったために何もわからないのだという
唯一その日生まれた時計がタイムのものだということだけ知ったクロックはタイムの体に自身を移し代わりを務めながら時計の持ち主であり進みの遅いライカスを探していた

ようやく見つけたが記憶がなく 力も弱っていて どうしたら元のタイムに戻せるのか 何十年も考えていた 説明したところでタイムの記憶は戻らないかもしれないし 妙なタイミングで記憶が戻っても元の体に戻ることは拒否されるかもしれない
記憶を戻す以上に どうやったら死なない体にできるのかもわからなかった彼は その間ライカスに何も説明できなかった

次に体が失われる時 今度こそ時間が死んで自分も死ぬかもしれない それだけは避けなければいけない

そんな時 あの出来事があった

クロックにはこの道以外選べなかった


クロックはずっとタイムの代わりなどできないと悩み苦しんでいた
時計はあくまで時計であり 時間そのものではない
彼を支えられても同じようにはなれない
命の時計を管理する権利はない その時計そのものなのに 役目の終わりを告げる 自分と同じものに対して

タイムはそれを千年続けるのは考えられなかった 自分に時間は守れないとライカスを探し続けた

この話を思い出しため息をつく
タイムの身勝手な望みにクロックたちが振り回されたのはわかった
そして今過去の自分のしたことのせいで自分は自分自身を失いかけている
タイムがなぜそうまでして人間になりたかったのか 理解すれば 自分もそうするのだろうか わからない

今自分はタイムの代わりに…過去の自分の代わりに…タイムとして永遠にここで生きなければいけない
それが本来の役目で 今生きている理由で でもそれは 誰のせい?
自分で自分を責めるのか あの時クロノスフィアを守るために命を投げ捨てる思いで飛び込んだのは 後悔していない

大いなる力 命の時計 万物の大時計 クロノスフィア 全部を脅威から守らなければならない もちろん自分自身も

クロックが無理だと言う理由はわからなくはない

アンダーランドの民のおかげでタイムは存在した 彼はずっと彼らのために行動していた
それに限界がきたのだろうか

いつでも誰かのために 自分の思いを犠牲にして
そんなことが自分にできるのだろうか

命を閉じる役目を

いっそライカスを失いタイムになれば 永遠への恐怖もなくなるのだろうか

クロノスフィアで過去が変えられたならどれほど良かっただろうか
この力があっても 過去は過去で 何も変えられない

命の時計は止まったまま 動かない
蓋を 命を 閉じることのできないまま永遠に
この暗い 冷たい 無限の空間で
終わることのない今日を 永遠に

一歩一歩が重い理由は体が動かしにくいせいだろうか 大時計の前に行きたくないからだろうか

タイムの体と記憶 クロックの心臓 ライカスの体と心
自分はどこに行くのだろうか

万物の大時計はまだ目覚めないらしい
もう彼の話は聞きたくないからその方がずっといい

ウィルキンズがタイムのやっていたこと全て説明する
時間がちゃんと動いているか 時計に問題はないか 弔いの鐘がなったら時計の蓋を閉じる 祝福の鐘は対応するもしないも自由

タイム「…これだけか?」
ウィル「これで大体1日が終わります」
タイム「毎日…これか?」
ウィル「あとは…間に外へ行かれたり 庭園に行かれたり…ですが外への時計はクロック様が閉じてしまって 向こう側からしか来れません」

前のタイムは2台の時計を王家に渡していたらしいが そことの交流もクロックが止めてしまったというし 外界とは繋がらないように必死だったようだ


タイムは彼らの言う通りタイムになるしかなかった アンダーランドのために そしてタイムの行動の犠牲者であるクロックを 多少は労わるために

彼らはもう彼をライカスと呼びことはなくなった ライカスはタイムになり 過去の自身の行動を恨みながら役目を果たしていた

何年か経つとクロックは目覚め タイムに色々と話をしたが タイムは気分良く聞けはしなかった

タイムはだんだんタイムとライカスとクロックが混ざるような感覚が落ち着いてきた もうほとんど混ざりきり タイムは元のタイムのような クロックのような性格になっていった

何十年も経つとタイムはタイムらしくなった
悩もうと何も解決しないのだから クロックとはこの先も付き合っていかなければならない
百年経つ頃にはタイムもようやくクロックと落ち着いて話せるようになっていた

ライカスは元々心優しい青年だった 彼はクロックもウィルキンズたちも受け入れた
苦しまないために

気づけば力は遥か昔から持っていたかのように扱えた


大丈夫

全て問題ない


「お願いします!どうか!あの!」

必死に懇願しながら男がタイムの後ろをついていく
しかし今は弔いの鐘が鳴り響き忙しい なぜこうも鳴るのか
あとこいつはどこから来たのか

「タイム!少しだけ!すぐに話は終わらせます!コンパクトに それでいて伝わるように!」

ため息をついてようやく立ち止まったタイムに喜び膝をつく男のことを見ると頭に王冠をのせている

アンダーランドとこちらを繋ぐ時計は王家が持っていると言っていたから 王がここにいるのはなんらおかしくはないかと納得していると 男が顔を上げる

「ジャバウォッキーが蘇り国が襲われようとしています ヴォーパルの剣のありかを示す地図は数十年前の火災で失われ 今や誰も場所を知りません あなたが我々に示した場所ですので 教えていただきたく…」

タイムはそれを聞いて問題を感じた
その場所を知るというタイムはどう考えても前のタイムだ
ヴォーパルの剣は彼が与えたものだ
もちろん今のタイムはその場所をなど知らない

タイム「場所か 場所なら…そうだな とにかく今は鐘が鳴っている 死した時計の蓋を…地図をウィルキンズに書かせる だから」
「場所をお伝えいただければすぐにでも…」
タイム「だが死者の時計はできる限りすぐ閉じなければならない」
「その時計は今戦っている我が兵のものでしょう 国に辿り着かせないよう 必死に戦う兵士が これ以上死なないように どうかヴォーパルの剣の場所を…」
タイム「あぁ それは…だな…ウィルキンズ!!」

大急ぎでウィルキンズがタイムのいる場所へやってくる

タイム「王がヴォーパルの剣の場所を知りたがっている」
ウィル「でしたら書物庫にどこに隠すべきか記した地図が残っているはずです」

タイムと王はウィルキンズの案内で書物庫へ向かう

タイム「王よ 名はなんだ」
レイ「レイです」
タイム「そうか」

道中も鐘が何度か鳴る
本当に彼の騎士団のものなのかわからなかったがジャバウォッキーの復活が異常事態を引き起こしているのだけはわかった

書物庫を探るとタイムは古い巻物のようなものを見つけ広げる
そこには動く絵が描かれていた
しばらく広げるとヴォーパルの剣を持ってジャバウォッキーを倒す騎士の絵があった

ウィル「ご主人様 地図なんですが見当たらなくて…」
タイム「レイ王 代わりにこれを渡そう」

レイ王が受け取り広げると洞窟でヴォーパルの剣を発見する王と騎士たちの姿が描かれているところを見つけた

レイ「もしや…オラキュラム…」
タイム「あぁ以前クロッ…私が君たちから返してもらったそれだ それを頼りに剣がどこにあるか調べて取りに行くんだ」

レイ王はタイムにお辞儀をしてオラキュラムを手に書物庫の扉を開く
するとタイムが彼を呼び止めレイ王は何か失礼をしたかと思い恐る恐る振り返る

タイム「すまない 終わったら 教えてほしい」
レイ「もちろんです これを返し…来てはならない約束だったというのに 助けていただき感謝します」

レイ王と別れすぐに生者の部屋へ向かう
しばらくすると死者も出なくなり やがてジャバウォッキーの時計が止まる
蓋を閉じるとまた動き出し 針が勢いよく戻る

ジャバウォッキーは何度も蘇る生き物だ こうして倒されて最後に死んだとしても蘇る ただ目覚めるかは別だ
また蓋を開けて彼のチェーンにかける
目覚めさせなければアンダーランドの終わりの日まで眠り続けるだけの生き物であり続ける
こういう時には弔いの鐘と祝福の鐘が同時に鳴る

レイ王はタイムに感謝を述べ オラキュラムを返そうとした

タイム「待て それはそのまま王家で管理してくれ 必要な時に開くんだ あとヴォーパルの剣は側に置いておけ あの保管所は国から遠い それで…その2つを預けておくから…代わりにまた以前のようにここへ来てくれ 王家ならここの秘密も私のことも正しくやれるだろう?私のことは間違いのないよう民に伝えるんだ あと 私は…君たちと話がしたい それだけでいい」

レイ王は以前のようにタイムとの交流が再開されることを大いに喜んだ
彼の城には過去の歴史がある オラキュラムとヴォーパルの剣を持っていていい代わりの約束がこの交流ならばメリットがある

タイムは外のことを知れた
王家は先祖の遺産ともいえる過去の知恵を知れた これはタイムがウィルキンズの手助けを得てのことだったが…

王家の者たちはみな上に立つ存在の責任を理解していた 守るべきものの大きさも 秘密を隠す理由も また正しく伝える義務も
タイムに協力しない王はいなかった 過去も今も変わらず

クロックは苦言を呈したがクロノスフィアの危機が訪れることなく少しの時が過ぎた


そして今から100と16年前彼女は現れた

王家の者ではない
白い髪白い肌紫の目
意を決したような表情でタイムの目の前に立つ

ゼロ「良かった タイムだ」

何かを確認して安堵している
強大な力を感じる 正体はわからない

ゼロ「はじめまして 私はゼロ」

想造者という存在の彼女は永遠の時を生きるという

この物語を始める前に彼女はタイムと友好的になろうとしていた

そしてその後に他の3人の世界を作り この世界と繋げ 物語を始める
別世界の人物たちとの集会…

タイム「なぜそんなことをしたがる」
ゼロ「なんでもできる力で なんでもやってたら…1年で飽きる そんなことしてたら永遠を生きられない…周りは その 仕事仲間みたいな連中ばかりで 友達がいない 何より私が過去にしたことで…その仕事仲間の 想造者たちは私を扱いが難しいって思ってる」

ため息をつく彼女の右目の瞳が緑に光ってまた紫に戻る
タイムが事情を全て話すように伝えると 渋々いうように口を開くが その割に…誰かにずっと話したかったかのように するすると言葉は続いた

ゼロ「酷い過ちを犯した 今はそれを修復してる 私は自分の記憶を消して 世界からキャラクターたちを消し去ってまで 何かから逃れたかった 自分の望みのために でもずっと1人で何かやってると いつか過去の自分と同じことをしでかしそうなくらい それこそ気がおかしくなりそう 全部…過去のとはいえ 自分のせいなんだけど で…その…さらに昔の私が 物語の世界に入ってキャラクターと交流してた話を聞いて…私が身勝手なのはみんなわかってるけど 想造者を増やすのは私の役目だし 息抜きもいるだろうって言ってくれた 私は話し相手がほしい 過去の自分をいつか受け入れて 許しはしないけど向き合って 今できることをしたいと思ってる ちゃんと思ってる でも誰かと話がしたい 大好きな君らと 私に残る人間だった頃の記憶にいる君たちと…自分の物語から作る許可はでなかった 再現してそこで好きにやるなら世界が自壊することもないだろうしって…あぁ長く話しすぎた」
タイム「…全部話せと言った私が悪かったかもしれないが 目的を簡潔に言ってくれ」

ゼロは謝罪したあと頷いて 一度頭の中で言うべき言葉を 短くすべく考えた
最初はこういうはずだったのにと思いながらなんとかまとめる

ゼロ「君と友人になりたい 話し相手がほしい 永遠の…」
タイム「私と友人になりたい…?」
ゼロ「そう…です」
タイム「…いいだろう その集会には付き合う」

彼はゼロに同情していた
ゼロもタイムも 同じものを持っていた
永遠 役割 命の重さ…

タイム「お前も私も 似たものだ」
ゼロ「…そうなのかな」
タイム「そうでなければ 私はお前のやりたいことなどに付き合わない」
ゼロ「そうか…ありがとう」

思い出す 過去のこと
ゼロは知らない 彼女がこの時よりさらに過去にあったタイムが今のタイムとは違うことを 彼に何があったのかを

過去の自分の行動で 今の自分が苦しんでいる
それでも すべきことは果たす

…だが孤独は いつか自分を過去のようにしてしまう恐怖を生む

タイムは王家に ゼロはかつて憧れた世界の住人に
孤独を埋める交流を求めた

なんでもできる力が 過去すら変える力があるのに 全てやっては永遠は生きられないと 理解できない理論を述べるゼロをタイムは完全には受け入れられなかったが 表向き協力すればタイムの孤独も埋まる

友人たちがアンダーランドを異世界だと言うようにタイムにとって彼らの世界は知らない世界だった
内心強い興味は持っていたが タイムは他人から恐れられなければいけない その言葉に従わせるために 怒らせてはいけないと思わせなければ 誰も追い返せない クロノスフィアも大時計も守れない
偉大で 決して傷つけてはならず 接し方を誤ってはいけない存在 タイム

バグに全て壊されかけた時 自分もアンダーランドも失われる恐怖以上に…時間を戻すことの抵抗を緩めたのは 友人たちが死んだことだった

タイムはずっと彼らを助けたかった
いつだってタイムは 誰かの味方で 誰かを助ける存在だった

闇に飲まれる友人たちを助けることはできなかった
自分の中の力も 時間も 全てが消える感覚が近づく

これが終わり…?


全て元通りになりしばらく経った

タイム「普通に話したければそう言え」

柱の陰に身を隠すというとても想造者とは思えないほど古典的な隠れ方でタイムの機嫌を伺っていたゼロに対し 叱るような口調でタイムが声をかける

ゼロ「…君って 私が知ってる以上に優しい気がする 時々話をゆっくり聞いてくれるし…」
タイム「君でも完璧に再現できないんだろう 本当に完璧な物語は作り手の中にしか…無いとか」
ゼロ「そう そうなんだよ だからこれは私の ただの妄想で 理想の世界 君が私に親切なんて夢物語 だからなのかな 過去に君に会いに行った時 君は完全な機械だった」

その言葉を聞いて タイムの顔がゼロを睨むように変わったが 当のゼロは足元を見ながら喋っていたので気づいていない

ゼロ「よくわからないけど 多分無意識の補完の中で何かあったのかな 君はタイムなのに タイムじゃないみたい 色々混じってるような…うまく表現できないけど…別の名前が出てくるから不思議なんだよ タイムって呼び名は本名じゃないの?」
タイム「私の名前だ」
ゼロ「昔も?」
タイム「アンダーランドの民がそう名付けた日から」
ゼロ「君自身も含めて?」
タイム「何が言いたい」

ゼロはタイムをじっと見て 不思議そうに首を傾げる 顔を見て 両腕を交互に見て 足を見て 胸の辺りを見る

ゼロ「君自身というか…なんていうんだろ…名称はわからないから説明するけど 場所によって違う存在がいる気がする タイムって何かの意識の集合体みたいなことはない?」
タイム「それは…よくわからないが 私は私だ」
ゼロ「そっか…私まだうまく力が使えないから…違和感がな…タイムは時間で クロックはその心臓の時計のことで…」

最後の方をぶつぶつ言いながら また彼の体をあちこち見る
右目がまた緑に光った いつぞやかもなったが 理由がわからない
どんな感情ならこうなるのだろうか

ゼロ「ライカスってどんな意味だっけな…」

タイムの目を見ながらそう言う
ゼロは目を閉じ あれこれ考えている
一瞬その名前が出て 内心驚いているが ゼロの前で狼狽える様を見せるのは彼女を喜ばせる結果になりかねないので我慢していた

どんなこともできる力はその名前すらどこからか知り得る

ゼロ「まぁいいか…」
タイム「…それで これからどうするんだ」
ゼロ「物語を始める準備をする もう一度 彼らと…とりあえず大体100年後 またあの場所で」



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