Story of NBC
夕暮れ時の墓場
麻袋のブギーはジャックの右腕を体に回し右肩(?)に乗せ "肩をかしている"状態だった
左足が負傷して動かすことが出来なくなったためブギーは仕方なく肩を貸すことにしたのだった。
ブギー自身少し弱っているようにも見えていて、右目の下から口下まで布は綺麗に着られてしまっており、他に外傷はなかった
ブギー「お前が細っちい骸骨でほんと助かったぜ、立場が逆なら絶対に俺のことは連れてけないだろうしな」
ジャック「運ぼうとも思わないけどね」
ジャックは笑顔で答える。
よくもまぁ…笑顔でそんなこと言いやがる
ブギー「運ばれてる奴が何を言ってるんだかな…」
それを言われるやジャックの笑顔が消える。少し申し訳なさそうな顔になる。
ブギー「大体呼んでもないのに助けに来やがったと思ったら最終的には俺に助けられるってどうなってやがるんだよお前は」
ジャックはムッとした顔になる。ブギーが笑いながら言ったのには腹がたった
ジャック「僕が助けなかったらお前はあいつにやられてただろうに」
ブギー「さぁ?それはどうだかな、お前がこなくても勝てたさ」
闘いはひと段落ついたはずだというのに火花はまだ散っているようだ。
お互い顔を見合わせはせずずっと前を向いて歩いているが、前を睨んで歩いている。
ジャック「まぁ、感謝するなら君の子分達にするんだね、教えてくれたのは彼らなんだから」
ブギー「…あいつらが?」
ブギーはやっとジャックを見ると、ジャックは頷いた。
ジャック「"僕らじゃ助けられないから助けてジャック"って突然来て頼まれたんだ」
ブギーは再び前を向いた。確かになぜジャックがあの状況をしっていて、なぜあいつが炎属性のモンスターで水が苦手だってことを知っていたのか気になってはいたが…
ブギー「そうか…」
確かにそれならロック達には感謝すべきだな。
正直なところヤバかったしな。
ジャック「僕関係なしにちゃんと感謝してやれよ」
ブギー「…ありがとな」
ジャック「別に………ってありがとな?それはロック達に…」
ブギー「お前にも一応言うべきなんだろ…俺は絶対負けてなかったと思うがな」
ジャックもついにこっちを向いた。ブギーの言葉に驚いていた。ブギーから感謝の言葉を受けるとは、ジャックも予想してはいなかった。
意地を張りながらも礼儀はちゃんとしているやつなのだろうか
ジャック「…そう」
ブギー「本当に俺は切られただけじゃ死なないからな!?」
ジャック「へー…」
切られただけじゃ死なないって言っているが虫が体内からほとんどが抜け出したり死んだり、コアにしてる虫が死んだら完全に死ぬといえば死ぬが…
信じていないような返事を返すと顔を正面に戻したジャックを今度はブギーがジャックを見ながら
ブギー「お前信じてないだろ」
ジャック「死なない奴なんかいるわけないじゃないか」
まぁ当たってはいるか
ブギー「…まぁ俺はそう簡単には死なないってだけだからな、死にはするさ」
ジャック「虫を失っても?」
ジャックはまた前を見た。傷つき疲れているだろうによく喋れるものだ。
ブギー「ロック達がいる、それくらい問題ない」
ジャック「コアの虫が死ねば意識はなくなるだろ」
こいつはなぜここまで俺のことを知っているんだ
誰情報なんだ、フィンケルか あいつか あいつなのか
ブギー「俺が死ぬ方法なんてただの弱点だろ…教えたらお前が有利だろ。教えはしないからな」
この言葉への返事はない
少し遠くにメインゲートが見える。もう少しで町へつく
ジャック「…お前が死んだら寂しくなるな」
ここで突然の…謎の発言ときたかってかなんだそれは…"寂しくなるな"?
言葉の意味を考えるが何が寂しくなるのかわけがわからなかった
ブギー「俺は別にお前が死んでも…むしろ嬉しい話だがな」
ジャック「…だろうね」
それが目的だからこそ嬉しい話、そこはジャックも理解していた。
ジャック「ただ、ただお前以外とあまり…本気で思ったことを喋ったことがないからな、そういう相手がいなくなるのは少し寂しい気がするだけだよ」
いくら少し寂しいなんて思っていてもこいつはどうせ俺をそのうち殺すだろう
行動ならまた起こす
必ず勝つ気だ
だがもし負けたなら…
「{次…また町の誰かを殺そうとしたり傷つけたりした時には…僕はお前を、今度こそ殺す}」
あれは本気で言っていた
なんとも恐ろしい声をだしながら
ブギー「俺がまた繰り返せばお前は必ず俺を殺すだろう?そんな感情抱いてたら殺せはしないぜ?」
ジャック「約束は約束だ、次は必ず殺すさ。その気持ちでお前と闘うさ。お前がたとえ…どんな理由で事を起こしてもな」
相変わらず強気なガキだ
この俺に必ず勝つつもりでいやがる
ジャックの腕を肩から離し、ジャックの体を軽く前へ押す。ジャックは簡単にバランスを崩し倒れる。だがすぐに片足で立ち上がろうとした
ジャック「何するんだ!」
ブギー「ゲートまではあと少しだ、さっさと行け…それから、俺は次は絶対にテメーに負けはしないからな」
ジャックの目は大きく開かれた
そしてニヤッと笑って
ジャック「残念だけど僕は絶対にお前を止めてみせる」
ブギー「せいぜい足掻くんだな…ガキ」
ブギーはアジトの方へと早足で去っていった。
ジャックは片足を引きずりながら町へとたどり着いた
"寂しくなるね"
言い合いをするような相手はいない
みんないい人たちばかりだ
けれど本気の言い合いをしていると、嫌いな相手だっていうのに少し楽しい気もする
殺すなんて言ってるが どうだろう 出来るのか不安だ
"寂しくなるね"
あの王は何が言いたいんだ全く…
俺がいなくなったくらいで寂しくなるわけがないだろう、それともよっぽど心が弱いとかか?
…いや、それはないな どんな奴にでも立ち向かっていきそうなやつだしな
"寂しくなるね" 君が死んだなら
END
麻袋のブギーはジャックの右腕を体に回し右肩(?)に乗せ "肩をかしている"状態だった
左足が負傷して動かすことが出来なくなったためブギーは仕方なく肩を貸すことにしたのだった。
ブギー自身少し弱っているようにも見えていて、右目の下から口下まで布は綺麗に着られてしまっており、他に外傷はなかった
ブギー「お前が細っちい骸骨でほんと助かったぜ、立場が逆なら絶対に俺のことは連れてけないだろうしな」
ジャック「運ぼうとも思わないけどね」
ジャックは笑顔で答える。
よくもまぁ…笑顔でそんなこと言いやがる
ブギー「運ばれてる奴が何を言ってるんだかな…」
それを言われるやジャックの笑顔が消える。少し申し訳なさそうな顔になる。
ブギー「大体呼んでもないのに助けに来やがったと思ったら最終的には俺に助けられるってどうなってやがるんだよお前は」
ジャックはムッとした顔になる。ブギーが笑いながら言ったのには腹がたった
ジャック「僕が助けなかったらお前はあいつにやられてただろうに」
ブギー「さぁ?それはどうだかな、お前がこなくても勝てたさ」
闘いはひと段落ついたはずだというのに火花はまだ散っているようだ。
お互い顔を見合わせはせずずっと前を向いて歩いているが、前を睨んで歩いている。
ジャック「まぁ、感謝するなら君の子分達にするんだね、教えてくれたのは彼らなんだから」
ブギー「…あいつらが?」
ブギーはやっとジャックを見ると、ジャックは頷いた。
ジャック「"僕らじゃ助けられないから助けてジャック"って突然来て頼まれたんだ」
ブギーは再び前を向いた。確かになぜジャックがあの状況をしっていて、なぜあいつが炎属性のモンスターで水が苦手だってことを知っていたのか気になってはいたが…
ブギー「そうか…」
確かにそれならロック達には感謝すべきだな。
正直なところヤバかったしな。
ジャック「僕関係なしにちゃんと感謝してやれよ」
ブギー「…ありがとな」
ジャック「別に………ってありがとな?それはロック達に…」
ブギー「お前にも一応言うべきなんだろ…俺は絶対負けてなかったと思うがな」
ジャックもついにこっちを向いた。ブギーの言葉に驚いていた。ブギーから感謝の言葉を受けるとは、ジャックも予想してはいなかった。
意地を張りながらも礼儀はちゃんとしているやつなのだろうか
ジャック「…そう」
ブギー「本当に俺は切られただけじゃ死なないからな!?」
ジャック「へー…」
切られただけじゃ死なないって言っているが虫が体内からほとんどが抜け出したり死んだり、コアにしてる虫が死んだら完全に死ぬといえば死ぬが…
信じていないような返事を返すと顔を正面に戻したジャックを今度はブギーがジャックを見ながら
ブギー「お前信じてないだろ」
ジャック「死なない奴なんかいるわけないじゃないか」
まぁ当たってはいるか
ブギー「…まぁ俺はそう簡単には死なないってだけだからな、死にはするさ」
ジャック「虫を失っても?」
ジャックはまた前を見た。傷つき疲れているだろうによく喋れるものだ。
ブギー「ロック達がいる、それくらい問題ない」
ジャック「コアの虫が死ねば意識はなくなるだろ」
こいつはなぜここまで俺のことを知っているんだ
誰情報なんだ、フィンケルか あいつか あいつなのか
ブギー「俺が死ぬ方法なんてただの弱点だろ…教えたらお前が有利だろ。教えはしないからな」
この言葉への返事はない
少し遠くにメインゲートが見える。もう少しで町へつく
ジャック「…お前が死んだら寂しくなるな」
ここで突然の…謎の発言ときたかってかなんだそれは…"寂しくなるな"?
言葉の意味を考えるが何が寂しくなるのかわけがわからなかった
ブギー「俺は別にお前が死んでも…むしろ嬉しい話だがな」
ジャック「…だろうね」
それが目的だからこそ嬉しい話、そこはジャックも理解していた。
ジャック「ただ、ただお前以外とあまり…本気で思ったことを喋ったことがないからな、そういう相手がいなくなるのは少し寂しい気がするだけだよ」
いくら少し寂しいなんて思っていてもこいつはどうせ俺をそのうち殺すだろう
行動ならまた起こす
必ず勝つ気だ
だがもし負けたなら…
「{次…また町の誰かを殺そうとしたり傷つけたりした時には…僕はお前を、今度こそ殺す}」
あれは本気で言っていた
なんとも恐ろしい声をだしながら
ブギー「俺がまた繰り返せばお前は必ず俺を殺すだろう?そんな感情抱いてたら殺せはしないぜ?」
ジャック「約束は約束だ、次は必ず殺すさ。その気持ちでお前と闘うさ。お前がたとえ…どんな理由で事を起こしてもな」
相変わらず強気なガキだ
この俺に必ず勝つつもりでいやがる
ジャックの腕を肩から離し、ジャックの体を軽く前へ押す。ジャックは簡単にバランスを崩し倒れる。だがすぐに片足で立ち上がろうとした
ジャック「何するんだ!」
ブギー「ゲートまではあと少しだ、さっさと行け…それから、俺は次は絶対にテメーに負けはしないからな」
ジャックの目は大きく開かれた
そしてニヤッと笑って
ジャック「残念だけど僕は絶対にお前を止めてみせる」
ブギー「せいぜい足掻くんだな…ガキ」
ブギーはアジトの方へと早足で去っていった。
ジャックは片足を引きずりながら町へとたどり着いた
"寂しくなるね"
言い合いをするような相手はいない
みんないい人たちばかりだ
けれど本気の言い合いをしていると、嫌いな相手だっていうのに少し楽しい気もする
殺すなんて言ってるが どうだろう 出来るのか不安だ
"寂しくなるね"
あの王は何が言いたいんだ全く…
俺がいなくなったくらいで寂しくなるわけがないだろう、それともよっぽど心が弱いとかか?
…いや、それはないな どんな奴にでも立ち向かっていきそうなやつだしな
"寂しくなるね" 君が死んだなら
END
1/5ページ