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Holiday of Nightmare

ジャック&ブギー「嘘だろーーーーー!!!!??」



(ブギーの逆襲から13年)
ハロウィンも終わって秋の寒さから冬の寒さへとなってゆく11/19


ハロウィンタウンに悲鳴が響いた



・・・・もしもあいつと入れ替わったらどうなるんだろうなー・・・・


なんてなんとなく考えたことってありますか?


まぁ、あってもなくてもいいんですけどね




それはまぁ、そんな感じの話です


ー11/19 朝ー



「起きてよ!!」
「親分!!」
「ブギーの親分!!」


・・・・幻聴かな・・・子供達の声が聞こえる


・・・体が・・・重い



まった・・・この手は・・・どういうこと?


ロック「親分!お腹すいたよ!」
ブギー「・・・・なに言ってるんだ?僕は・・・ジャックだけど?」
ショック「なに寝ぼけてるの?はやく起きてよ!!」
バレル「朝ごはん!!」



僕は・・・ジャックだってばーーー!!!




ージャックの家ー

あー・・・なんかだっる・・・



・・・・なんか今日は体がやけに軽いな

なんでだ?



「起きて、ジャック、朝ごはんよ」


・・・・え?サリー??


ジャック「・・・・あー、サリー、俺はジャックじゃなくてブギーだ、見てわかるだろ?」

サリー「・・・・昨日何時に寝たの?寝ぼけてないではやくきて」


いや、寝ぼけてないし


・・・あれ?この手は・・・ジャックの・・・



俺、ブギーなんだけど



ーブギーの家ー

ロック「・・・親分が」
バレル「普通じゃない」
ショック「料理を作る」



ロックショックバレル「どうしちゃったの親分ーーーーーー!!!」


ブギーに抱きつく三人
しかしいとも簡単に弾かれる


ブギー「僕こういうのしか作れないから、それと、僕はジャックだって!」
ロック「親分!急に性格変えちゃったせいで自分をジャックと思ってるーー!!」
ショック「いつもの親分になってーー!!」

バレル「わーーーん!!」




なぜか、泣きだされた

最悪

ブギーの体になるし子供達の相手しなきゃいけないし・・・

よし、僕は最高のペテン師だ!!


ブギー「・・・はっ!なんか・・・いままで変な夢を見てたような・・・」
バレル「戻った!?」
ブギー「うぉ!?バレル!顔近い!!」
ショック「親分?」
ブギー「・・・それより、これ誰が作ったんだこんな生きてる奴が食うようなもん・・・・俺か?」

ロック「親分だーーー!!」


一時これでやり過ごすか


僕は最高のペテン師だ、これくらい楽勝楽勝!


ージャック家ー

ジャック「・・・・あ、ガキどもに飯・・・」
サリー「まだ目が覚めないの・・・?まるでブギーみたいなことを・・・」
ジャック「だから・・・俺はブギー・・・・じゃなかったね!!あはははは!!目が覚めたよ!」
サリー「よかった・・・疲れているんでしょ?今日は一日休んだら?」
ジャック「いや、ちょっとブギー(になってるであろうジャック)に会いに行くよ・・・」




ーブギーの家ー


子供達は外にだした


さて、鏡を見た感想は?

最悪だ・・・


なんで僕ブギーになってるの?


いや、ほんと・・・

昨日普通に寝ただけだよ?

別に変なものも食べてないし・・・


・・・・じゃあ・・・ブギーはまさか僕の体に・・・・なってる?




鏡を思いっきり叩き割った



行くか・・・




ジャック「おい!お前ジャックか!!?」
ブギー「ブギーか!?」


合流


からの話し合い


なぜこうなったのか

二人ともなんの心あたりもない


ジャック「どうするんだ?皆に説明したってわかってもらえるか・・・」
ブギー「うーん・・・なんか証明できること・・・」



あるのか・・・・?



ジャック「俺は・・・料理、イカサマ・・・あとは罠・・・?」
ブギー「僕は・・・えー・・・やばい、自分の体じゃないとできないことばっかり・・・」
ジャック「はぁ?お前・・・恐怖の王だろ・・・だったら・・・」
ブギー「・・・・ねぇ、サリーには、懸命に説明した?」


懸命にしてない、聞く耳をもたないから



ある時のお前みたいに
と言いそうになったブギー
だが、言ったらなんか・・・・と思ったので言わなかった



ブギー「サリーに説明だ!!とにかく一人でも信じてくれる人がいればいい!!」
ジャック「お、おぉ・・・」


~というわけで、ジャックの家~



ブギー「サリー!話があるんだ!」
サリー「・・・・なに?」
ブギー「・・・・実は、ブギーと僕、なんか入れ替わっちゃったみたいなんだ」
サリー「・・・・え?」


急に話されたわけのわからないこと
サリーは少し考えた


信じるべきか、信じないべきか



ブギー「サリー信じてくれ・・・」
ジャック「・・・・朝の様子見てりゃわかるだろ?俺がブギーでこっちがジャックだ」

サリー「・・・・信じるわ、ジャック」


ガシッとサリーはブギー(ジャック)の手を掴んだ


ブギー「サリー・・・ありがとう」
サリー「ジャック・・・はやく元に戻る方法を探しましょう・・・」
ジャック「おい!なんか変な風に見える!俺が・・・・あああ!!!やめろお前らーー!!そのラブラブモードやめろー!!俺の体だぞジャック!!!」



とりあえずなぜこうなったかの理由である
二人の昨日の行動からなにか手がかりを掴むことになった


ジャック「昨日は・・・・博士のところに行ったな・・・博士に呼ばれて、その後・・・・お茶飲んで・・・その後・・・・」


説明を続けようとするが思い出せなかった

ブギー「俺も博士に呼ばれてその後が・・・思い出せないな・・・・」


二人とも博士のところに行ったのはお昼すぎ
その前はずっと家にいたという

博士の家に行った後が思い出せない理由は?

そしてなぜ博士は二人を呼んだのか・・・

博士がなにか関係しているのでは・・・?



そう思い博士の研究所に向かう一同


その道中・・・・


ジャック「・・・・なぁ、おい、離せ、コープスチャイルド、離せって」
コープスチャイルド「ジャックが変だ!!」
サリー「落ち着いて・・・ジャックじゃなくてブギーなの・・・」


町の皆は、ジャックとサリーがおかしくなったという話ばかりその日はしたという


ガーーンゴーーン

返事はない

ブギー「・・・・あれ?」


博士は留守だった


だがどこに行ったのかわからない

イゴールもいない


また後でこようと研究所を去った



ジャック「さーて・・・どうする?演技でもして他の奴らには信じてもらわないってことにするか?」
ブギー「・・・・でも、僕一体どうすれば・・・君の子分とか・・・」
ジャック「俺だってどうすればいいかわかんねぇよ・・・他のやつとの関わり方とか・・・・」


悩む二人


住人からの思われ方がまったく正反対な二人

もちろんスケリントンとしての彼とブギーの口調は似ているといえばそうだが、性格に違いがある


ブギー「まぁそのあたりは頑張れ」
ジャック「なに!?」

ブギー「君の腕を信じる!!」
ジャック「はぁぁぁ!!?」


ー次の日ー


ブギー「って言ったが・・・」


なに作ろう・・・



僕、ロックショックバレルの好きな物って言われてもな・・・・

ブギーの得意料理でいいよな!しばらく!!


おなじみ(?)の蛇と蜘蛛のシチュー!スパイスは・・・なしでいいよね!



ー調理中ー



ブギー「(神よ・・・)」


僕は、確かに、ちゃんと、蛇も蜘蛛も、材料すべてハロウィンタウンのものを使った、だが、なんでこうなった!!



これ、材料教えなければ生きてる人食べるって!!


ブギー「・・・あ、細かく切っていれたからこうなったか!!とりあえず、一口サイズに切って・・・蜘蛛・・・はすでに一口サイズ・・・ってこの蜘蛛でかい!!」


独り言言いながら料理するブギー(ジャック)を見た子分三人の心境

ロック「(親分が鼻歌じゃなくて独り言言いながら料理作ってる・・・こわぁぁぁぁ)」
バレル「(しかも、なんか口調変・・・・こわぁぁぁ・・・)」
ショック「(しかも、まるで始めて作ったような感じ・・・こわぁぁぁ・・・・)」

ージャック宅ー


ジャック「・・・・おぉぉぉー」


テーブルに置かれた美味しそうな料理
流石女だけあるなー・・・・
すっごく綺麗な盛り付け・・・


というか料理作ってもらったのが初めてなブギーは凄く感動していた


サリー「どうしたの・・・?」
ジャック「いや、誰かに作ってもらうの初めてだったから・・・・少し感動・・・」
サリー「そう・・・」


サリー、大好きなジャックの中身があのブギーなので少し緊張気味


何されるのかわかったもんじゃないが、ジャックは今ブギーの体、ロックショックバレルの元に行かなければ心配するのでここにいてもらうわけにはいかなかった




ジャック「・・・・ヤバイ」


フォークが持てないーーー!!!
なんでこいつ指あんだよくそー!
ああああ、持てないー!



サリー「・・・・・」

フォークと格闘中のブギー
指自体動かすことが変な感じのブギー、サリーはその時は無視しておいた(慣れれば持てると思ったから)

握って持てばいいが、それでは・・・幼児(?)ではないか・・・


ジャック「(くそ、この、あー!!)」


ブギー、諦めモード


ずっと黙っていたサリーが動いた
ブギーが必死に持とうとしているフォークを取り
料理にさしブギーの口に運ぶ


ジャック「・・・・えっと?」
サリー「口、ちゃんと開けて・・・」
ジャック「え、いや、だから・・・」

サリーが早くしてと言うとブギーは大きく口を開けた


そしてやっと一口食べることができた

ジャック「・・・・うまい・・・・」
サリー「ありがとう・・・」
ジャック「・・・・」


ブギーはフォークともう数分格闘するとなんとか持てるようになった

そして・・・・


サリー「じゃあ、片付けてくるから・・・」
ジャック「待った、俺が全部やっとく」
サリー「でも・・・」
ジャック「飯の礼、いいだろそんくらい・・・」
サリー「・・・・・」


まだそんなに会話の無い二人、しかし、少しだけ、サリーの緊張は、ほぐれた

だが、やっぱり、ブギーはブギー、怖い

それに・・・・どうしても、好きになれない・・・




なぜ・・・・?

ー次の日ー


ジャック「・・・・なぁ、博士全然家にいないな」
ブギー「君町で一度でも博士見た?」
ジャック「いや・・・」


2日たった、なのに、博士は留守


まさかどこかに遠出?

だがどこ?


ジャック「・・・居留守ってことはないよな・・・」
ブギー「まさか!!」


今日も諦めて帰ってゆく二人

そのまま夜は来る



二人はかなりお互いの体に慣れてきた
ジャックは完璧にブギーを
ブギーは(サリーと二人きりの時以外)完璧にジャックを演じていた



ージャック宅ー

ジャック「・・・・った」


本日ブギーが晩御飯を作っていた

が、手慣れているブギー、包丁で左手の右から二番目の指を切ってしまった

ジャック「うっわ・・・ヤバイ、思いっきり傷つけちまった・・・」


ジャック怒るぞ・・・これ・・・

いや、まぁ、事故だしな!

わざとじゃないから謝ればいいな!!



・・・・軽い考えの奴だな、ブギーって



ーブギーの家ー


ブギー「・・・・・ああああ!!!!」


なんだこの料理はーーー!!

毒?ねぇ僕って毒みたいなのいれたっけ?


ハロウィンタウンの住人は、毒系の食料も食べるといえば食べるが、彼の言う毒をいれたのか聞きたくなる料理は・・・


ただの、スパゲティ・・・・&サラダ


なにかおかしな毒でも入れない限りあの材料でこの見た目の料理は作れない
特にサラダ


スパゲティだって・・・麺はそりゃ普通じゃないし・・・

サラダの中にね、蜘蛛、ミミズ、蟻いれたから
入れたのにこの見た目ってさ・・・

僕料理下手なのかな・・・・




・・・・いや、十分上手いぞジャック


ロックショックバレルにも好評見た目だけ普通で材料は普通じゃない料理・・・


ブギーにもぜひ食べてもらいたい・・・


ブギー「いって!!!」


なぜか、左手に痛み


ブギー「・・・?」


変なの・・・・




それから5日たった頃・・・

ジャック「傷が消えてない・・・」
ブギー「なに!?」
サリー「大丈夫なの!?」
ジャック「すっごく痛いだけだな・・・」


そんな会話をしていた時であった


「ジャック!」


ブギー「その声は・・・」

三人(ジャックの体のブギーの指に注目中)の三人の目の前に現れた人物
その姿を見た時三人は声を揃える


三人「博士!!」
博士「一週間たったから戻してやろう、他の者の体には入るとはどんな感じだった?」
ジャック「なに・・・?戻せるのか・・・?ってやっぱり博士か原因!!!」


博士はにっこりと笑いジャックとブギーにこいと言い研究所へ向かう


博士「元に戻す機械を作るのに一週間、その間ずっとその体でどうだったんだ?」
ブギー「・・・・どう・・・」
ジャック「・・・・最初は変な感じだったな」
ブギー「慣れればまぁ・・・」


きっちり答える二人
博士は二人を台に寝かせた

そして、レバーを下ろすと電流が二人に流れる
そして・・・・




ジャック「う・・・ん・・・?」
ブギー「・・・・お?」



ガバっとブギーが起き上がって自らの手を見る
ジャックもゆっくり起き上がる


ブギー「元に戻れた・・・・」
ジャック「博士、一体なぜ僕らを入れ替えたんですか・・・・?」


博士は説明しただろ?と言って二人に近づく


博士「実験体になってほしいから来てくれと頼んだら了承したじゃないか」


ジャックとブギーは顔を合わせ、あ!っと言いお互いを指差す


ジャック「そういえばそうだった!!」
ブギー「入れ替わったあと変な感じで気持ち悪くなったからフラフラってしてたら・・・」
ジャック「ロックショックバレルに手を引かれて・・・」
ブギー「サリーに手を引かれて・・・」


それぞれの家に・・・・


あまりの出来事に記憶が消えていた二人

これでサリーも一安心
やっと普通のジャックと生活できる・・・



ジャック「・・・・いったい!!おい凄く痛いぞ!!なんだこれ・・・・」
ブギー「・・・すまない」
ジャック「ああああ痛い痛いーーー!!」
ブギー「本当にすまない・・・」




サリー「・・・・・」




一週間ブギーといて分かったのが、ブギーは本当に改心した
ということと、本当はとても優しくいいひとなんだということ・・・・
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