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ハロウィンの王とパンプキンキング

第十六話 謎の救世主パンプキング

第十六話 さらわれたサリーと謎の男パンプキング

あらすじ(もういらないような気がし(殴 いや、本当にいらないでしょ!!)は今回からなし(いろいろと面倒でページ数もったいないし(20ページは楽に書けるぞ、これ)


では、本編へ!

––––––

パンプキング「まて!カンラ!」
カンラ「待てと言われて待つわけがないだろう!」
朝のハロウィンタウンは明るい、闇に紛れるのは難しい、パンプキングは町の方へと行くカンラをただ追い回す。サリーはジタバタしながらカンラの手から逃れようと必死だった。カンラが急に振り返るとサリーは驚き高い空中で落ちるところだった(今まで暴れた場所といったら低いところかどこかの屋根の上)

カンラ「・・・」

何故だろうか、あいつは俺よりも前を必ずとろうとする
カンラの目の前にパンプキングが現れるとカンラは一気に浮上するため捕まりはしないがパンプキングは・・・ハロウィンタウンの道についてよく知っているよう、なら、ここの住人・・・だろうな、それ以外なんなんだ、カンラは考えながらも逃げる
パンプキングはサリーが抱えられているためなかなか攻撃できない、もし当たったらとか、高いところから落ちてしまったらキャッチが間に合うかなど危険はあった

パンプキング「(大死刑場上層・・・)」

左右に、遅いようで早いスピードで動く大きな鎌(?)を簡単に超えて飛び回る二人毒沼大死刑場にいるあの骨魚(え?)のやつが飛び出してきて危うくサリーは落ちるところだった

サリー「離して!!」
カンラ「じゃあさっきの骨に砕かせようか!!?」
サリー「普通に降ろして!!」
パンプキング「・・・・・そろそろ」

カンラの腕から、急にサリーが消えた、カンラは驚き動きを止めてしまった
パンプキングはそれを逃さずソウル・ラバーで叩き落とす

パンプキング「・・・出て行けカンラ、そして、二度とこの町にくるな・・・わかったか!!」
カンラ「ぐっ・・・」

ふらふらと浮いて空へと消えて行ったカンラ
サリーはパンプキングの腕にそっと抱かれるような状態で姿を現した
パンプキングはカボチャ顔でも表情豊かなのでにっこりとサリーに微笑む

パンプキング「・・・じゃあ、僕は、やることあるから・・・その・・・さよなら、サリー・・・・」
サリー「待って・・・なぜ貴方は私の名前を・・・知っているの?」
パンプキング「・・・・なぜ?それは・・・僕が、君の・・・その・・・記憶をよみとって・・・で・・・」
サリー「信じていいの・・・?」
パンプキング「もちろん!僕は・・・嘘を・・・・つかないから!!」


––––––

その言葉にサリーは微笑み
わかったわ、と言ってパンプキングに背を向けた
パンプキング「あ・・・の・・・サリー・・・さ、ん」
サリー「・・・サリーでいいのよ、パンプキングさん」
パンプキング「パンプキングで・・・いいさ・・・それで・・・その・・・サリー・・・僕は・・・・・・君の・・・・・こと、絶対に・・・・忘れないから・・・」
サリー「・・・・私も忘れないわ、助けてくれてありがとう・・・・私達の・・・救世主・・・」
パンプキング「・・・・!!!?」

パンプキングは驚いた表情をして、それから少し、悲しそうな表情をして・・・サリーに背を向けた、二人は反対の方へ歩いてゆく


パンプキングはピタリと歩くのをやめ振り返るが、サリーの姿はすでになかった

パンプキング「僕が・・・救世主か・・・そんなものじゃないよ・・・・僕はただの・・・嘘つきだ・・・・誰も助けれない・・・・ただの・・・って・・・僕って言ってた!!!!?」

今更気づいたパンプキング、あーあ・・・と落ち込み椅子に腰をかける
そして指を鳴らすと、パンプキングの姿は消えた

ーハロウィンタウン 迷いの森入り口ー

町長「それで・・・その、彼が助けてくれたと・・・・」
サリー「えぇ・・・彼のおかげで帰ってきたジャックが悲しまなくてすみます・・・」

完全に上に上がった太陽が町を照らし、またジャックが戻ることを祈る

ジャックが帰って来ないなんて

そんなことはあってはいけないから

あって、ほしくないから
サリーは、目を閉じた


ーハロウィンウォールドー

ジャック「・・・・カンラは」
スケルトン「・・・・・・・逃げられた」
ジャック「・・・・えええええ!!!?」

明るくなったハロウィンウォールドではカンラに逃げられていた
先ほどまでそこにいなかったウギーが突然ジャックの後ろに現れた、慌てるジャックとスケルトンの姿を見て何かを考え始めた、目を閉じて、考えた、パチリと目を開けるとジャックに「また戻ってくることは・・・きっとないだろう、君がいる限りね」と言った、まるで、台本の台詞をそのまま言ういうように、それが絶対だとわかってるように

ジャックは何かを言おうと口を開けたが、何も言わず、口を閉じた
ジャックの右手には眠そうなブギーがくてっとしておりあくびをした

ブギー「・・・・ジャック・・・なんか・・・体がおかしい・・・」
ジャック「体が、おかしい?一体なんなんだ・・・・」
ブギー「・・・・うまく動けねぇ・・・なんかもう・・・体の、感覚が、なくて・・・」
ジャック「何言って・・・・・ブギー、君って一度でも三日以上虫を食べなかったことってある・・・・?」
ブギー「いや、そんな食べなかったら、虫が・・・・・・・」


そこまで言って、喋るのをやめてしまった

––––––

ジャック「どうするんだ・・・・そんな小さい体じゃまともに・・・存在できないじゃないか、君って・・・」
ブギー「・・・・あー・・・俺終わったな・・・」
スケルトン「なんの話だ・・・?終わったな・・・って・・・」

ジャックは溜息をついた後スケルトンに話しはじめた

ジャック「ブギーは・・・ちょっと特別な体の作りでさ・・・ちょうどいい体の大きさってのがあるんだ・・・でも、これじゃあ小さすぎるし・・・・なにより、ブギーは三日以上虫を食べないなんてこと今まで一度もない・・・ブギーの主食は虫、食べてないと存在できなくなるからね・・・・あーあ・・・条件揃っちゃったよ・・・どうしよう」
ブギー「・・・・諦めろよ・・・」

ジャックは少し悲しそうな目で口以外動かさず目も閉じてしまったブギーを見る、スケルトンはまだ状況が飲み込めていないらしくぼーっとしていた
ジャック「つまり・・・ブギーは存在できなきくなって・・・・死ぬわけ・・・」
スケルトン「えぇ!?」
ジャック「案外・・・簡単そうで難しい作りなんだよこいつは・・・ハロウィンタウンの泉の水があれば少しはもつかもしれないけど・・・その間にブギーには虫を集めて大きくなってもらえるけど・・・ハロウィンタウンはないからね・・・・ここは」

肩をおとすジャック、スケルトンはわからなかった、そう役にもたたずいなくなるブギーに失望しているのか、別れが、悲しいのか


ジャック「・・・・ウィーンタウンにかけるか・・・」


ブギーの存在が消える前に・・・・ね

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