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ハロウィンの王とパンプキンキング

第十三話 大晦日〜決戦の時〜

ハロウィンの王とパンプキンキング第十三話!正月あけましたし・・・こっちも・・・


あらすじ

行方不明のブギーを見つけた後になんとスケルトンまで行方不明に!!

そして一方攻撃目標の別宇宙では・・・


ハロウィンウォールドと別宇宙の・・・戦い・・・?


––––––

朝、ジャックはハロウィンウォールドに戻ってきた


スケルトンは隣にいない

いるのは・・・ブギーだけ


国民は驚き、戸惑い


そして今


ハロウィンウォールド最大の危機が訪れる



ゲッチャ「王なしでどうやってやれと・・・」
ミクリ「ジャック・スケリントン・・・あいつが原因でしょう・・・」


ジャック「・・・・・」



「{ん~ジャァーック}」
ジャック「・・・・誰だ?」
「{見ての通り・・・・ども・・・・スクリクスだ}」
ジャック「・・・・その名は・・・聞いたことが・・・・あ!!!」
「{記憶も戻ったところで・・・大変なことになったな・・・・ウギーとフェイクも・・・大変だっただろうになー・・・}」


ウギーとフェイクも大変だっただろうにな・・・?


ジャックは手を伸ばした

すると声の主・・・青い煙はその手から逃れる


遊ぶかのようにジャックの右手の周りを一周
顔の前で一瞬誰かの顔になったと思ったらすぐに首の方に逃げる


「{さーてどうなるやら・・・・わからないぞ?わからないぞ?}」
ジャック「・・・・何か・・・くる・・・」
「{ここからが、お楽しみ・・・!!}」



青い煙は消えた


静かな部屋には、ジャックしかいない




ーテリブルロードー



ブギー「ジャックのやつ・・・どこ行ったんだーーー!!!」


ブギー、ただいま迷子
いえ、迷袋


ブギーは今、疑問に思っていた



なんでこいつら英語ほとんどわからないのに店の名前や道の名前は英語使ってんだ?






ブギー「うぉ!!?」


急に誰かに持ち上げられた
ジタバタしながら前を見ると

ウギー「・・・・やぁブギー」
ブギー「ウギー・・・何の用だ」
ウギー「ジャックなら僕の泊まってる宿」
ブギー「・・・・よし!連れてけ!」
ウギー「言われると思った」


ウギーはブギーを肩に乗せるとゆっくり歩き出した


ブギー「(・・・なんかふっと目を離すと・・・ジャックの肩に乗ってるみたいだな・・・・)」



ー宿ー



ブギーはウギーの肩からおり机に乗った


ウギー「ちょっと飲み物買ってくるから、待ってろ」
ブギー「おー」


つまらないのでコロコロしていると

また、誰かに掴まれた


「{あ・・・ブギーが・・・ちっさ!!!}」
ブギー「・・・・俺、今、煙によって宙に浮いてる・・・・」

ウギー「え、ブギーが浮いてる!?」


ウギーはブギーを強引に煙から助け出すと急いで部屋に向かった



ー204号室ー


ウギー「ジャック!ブギーを見つけた・・・・ジャック?」



ブギー「・・・・いないぞ」



中を探し回ったがジャックはどこにもいなかった

ウギーが探し回っている間にブギーは少しあいていたドアの隙間から外へ出た





ー彷徨いの墓場ー



ジャック「・・・・ここなら」




「おい、お前がジャックか?」


後ろから男の声

––––

ジャック「・・・確かに僕はジャックだけど・・・?」


「お前を殺せば・・・俺たちが危険におかされることはなくなるな・・・・」


ジャック「・・・・・君、誰と間違えてるの?」


「は?ジャック・オ・スケルトンはお前だろ?」
ジャック「僕はジャック・スケリントンだよ・・・・」


男は少し黙ってくるっと後ろを向いた


「・・・すまない、人違いだ」
ジャック「・・・そのスケルトンだけどさ、今、行方不明なんだ」
「なに!?」


男はジャックに歩み寄る

そして一発殴った


ジャック「痛い!なにするのさ!!」
「俺はカンラ!!!別宇宙の王!!ジャック・オ・スケルトンの野望を打ち破りにきた!!」


聞いてもいないのに名を名乗り目的まで言った男・・・カンラ


スケルトンの野望と言われても全くわからない


知らない、聞いたこともない


ジャック「・・・スケルトンの野望ってなに?」
カンラ「奴は次のハロウィンで日本を襲いやすいように我々妖怪を消そうとしているのだ!!!国民全員で!!」


ジャックは驚いた


まさか、人を喰べるためにそこまでするのか・・・と

ジャックは怒りと絶望で頭がいっぱいになった


そんなやつだとは思わなかった

ブギーも極悪だ


だが、スケルトンは


もっと極悪だ



カンラ「まぁいい・・・さっさとスケルトン探してあの国をぶっ壊してやる・・・!!」
ジャック「そこまですることはないだろ!!第一スケルトンやあの国の人々には僕が帰る方法を探すのを手伝ってくれている!その人達を傷つけるのは許さないぞ!!!」
カンラ「・・・・あの国は人間には有害・・・ハロウィンがなくなるとか関係ない・・・ハロウィンというホリデーがあるたび人が死ぬ!それが許せるのか!!?」



カンラの言うことは正しい


だけど、優しいハロウィンウォールドの人々を見殺しにはできない

帰るための、唯一の手段


真実を・・・知らないと



ジャックはパンプキンキングの姿になってカンラに歩み寄る


ゆっくりと右手を上に上げて炎をその手に現す


ジャック「君は・・・正しいことを言ってるけど・・・・僕は・・・・君の味方にはなれない!」


カンラ「!」


カンラは間一髪、その炎をよけた
だがすぐ後ろにジャックがまわり蹴飛ばす
カンラは地面に倒れこむもまた立ち上がる


カンラ「なら・・・お前が帰りたい場所は・・・・どこだ?その場所を教えろ!!俺なら・・・知っている可能性はあるぞ!」


ジャック「・・・・・ハロウィンタウン・・・どうせ、聞いたことなんてないだろ?」
カンラ「・・・・なに!?ハロウィンタウンって・・・・・・・・・いや!その場所についてだけは!!教えられない・・・教えたら俺が殺される・・・」
ジャック「・・・・嘘はついてないみたいだけど・・・・・教えれないならいい」



カンラの頭上にすごいスピードで行きそのまま


足で踏む


カンラはまた倒れこみそのあとジャックの追い打ち


最後に炎で広範囲の攻撃




ジャック「・・・・帰るか、ここで死ぬかだ、カンラ」
カンラ「ぐっ・・・・俺一人、だが、俺は、本気をだせばお前に勝てるってわかった・・・」
ジャック「・・・・それは、嘘だ」


カンラ「いや?違うな」



ジャックはなにが起きたかわからなかった

カンラに向かって行ったはずなのに
逆方向に飛ばされている・・・



そして墓石に激突し元のジャックの姿に戻った



ジャック「なにが・・・おきた・・・?」
カンラ「俺は妖怪・・・妖力を使えばざっとこんなもんだ・・・・」



まずい・・・やられる!!

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