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番外編

幕間の物語







なお、超は秋の居ない世界線から来てます。











???

ワタシの名前は|超《チャオ》|鈴音《リンシェン》
100年以上の未来から来た火星人ヨ! ワタシの生きていた未来は火星と地球で末期的な戦争を繰り返しているので、そんな未来を回避するためにやって来たアルヨ。

そして今ワタシはご先祖たるネギ・スプリングフィールドの始まりの地「学園都市・麻帆良」に、中国からの留学生---もちろん戸籍は偽造アルヨ---としてやって来たアルヨ。

ここまでホント長かったアルネ………。

半年前に魔法世界へとタイムスリップし、未来から持って来たアレコレを活動資金に変えて、旧世界の中国に渡り、戸籍を偽造したりなんやかやと動いてやっと辿り着いたアルヨ!

未来でもぬらりひょんと名高い学園長との挨拶も終え、向かうは「闇の福音」のとこアルネ。

なんとか取引を成功させて、未来で既に失われた彼女の魔法をワタシの持つ科学と融合させて新たな、そして強力なロボを創るネ。
幸い転校したクラスのロボット工学の天才「|葉加瀬聡美《マッド・サイエンティスト》」にも協力を得られたので、想定以上のロボが創れること間違いなしアルネ!

これで|ご先祖さま《ネギ》を中心に起こる歴史を改竄して幸福な未来を創ってみせるネ!



















そもそも我がご先祖たるネギ・スプリングフィールドは、魔法世界の大分裂戦争の英雄ナギ・スプリングフィールドと災厄の女王アリカ・アナルキア・エンテオフュシアとの間に生まれ、親戚に預けられ、3歳の冬に住んでいた村を悪魔に滅ぼされる。
その時、一説ではナギ・スプリングフィールドに助けられたともあるが、ワタシの家系にも真偽は伝わっていない。
その後メルディアナの魔法学校に入り、飛び級を重ね、こっそり禁止された魔法も取得し、9歳で首席卒業する。
その卒業試験でここ麻帆良学園に先生として赴任し、後に従者となる生徒達のクラスを担当することになる。
その先生生活は極めて優秀だったと伝えられている。
従者となる生徒と絆を育みつつ、最下位だった担当クラスを、当時バカレンジャーと言われた従者5人を中心に教育することによって見事首位にしたことは自伝やそれを元にした映画などで必ず扱われるので、火星ではよく知られたエピソードである。

その後、第一の従者神楽坂明日菜と仮契約し、当時600年以上生きていた吸血鬼の真祖エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルに勝ち、東西で争っていた日本の魔法組織の融和のため、修学旅行で特使を務めるなど英雄にふさわしい八面六臂の活躍をしている。

修学旅行から帰るとより強くなるために悪の魔法使いであるエヴァンジェリンに弟子入りするなどの柔軟な思考を見せ、その後に現れる爵位を持つ悪魔にも勝つ実力も得ている。

なお、麻帆良祭では疲れたせいで1日目を寝て過ごしてしまい、一生後悔するなど微笑ましいエピソードも我が家には残っている。

その後はまさに波瀾万丈だ。

夏休みに入るとすぐさま白き翼-従者を中心としたネギ・スプリングフィールドのパーティーーと共に英国に渡り、父であるナギ・スプリングフィールドの手がかりを探すため魔法世界へと入る。

観光と探索の日々の中、テロリスト「|完全なる世界《コズモエンテレケイア》」により魔法世界と旧世界を行き来するためのゲートを破壊されてしまうが、メガロメセンブリア元老院議員の一人で、オスティア総督のクルト・ゲーテルにより、メンバー共々助けられ、以後英雄と言われるようになるまで冒険の日々を送っている。

その後、黄昏の姫巫女神楽坂明日菜が「完全なる世界」により攫われ、それを奪還するために敵のアジトで最終決戦、その際、麻帆良学園にあったゲートが魔法世界と繋がり、近衛近衛門をはじめとする魔法先生、近衛詠春やアルビレオ・イマといった元紅き翼のメンバーとも合流し戦うが、半歩及ばず、黄昏の姫巫女を使った儀式魔法が発動してしまう。
ただその奮戦により、ぎりぎり地球とのゲートを閉じることと瞬時に魔法世界が崩壊することを防ぐことには成功した。

そして|ご先祖さま《ネギ》は、なんとか魔法世界が崩壊する前に、現実世界の火星の地下深くに魔法で守られた東京ドームほどの大きさのシェルターを造ることに成功させ、そこに魔法世界中からダイオラマ魔法球を集め、魔法世界に残った人々を救うことに成功する。

その後、魔法世界から火星---といってもダイオラマ魔法球での中でだが---で生きるという艱難辛苦を耐え忍ぶ中、ご先祖さまは命を落とすが従者達との間に10男10女の子供を残す。その中の子孫がワタシだ。

そして、その子孫が研究を重ね、地球時間で約50年後、火星-地球間のゲートを開くことに成功する。

そして、火星人は魔法球を出て地球への移民を希望する………。







ここで、話しは遡る。

ネギ一行が魔法世界入りし、一時的に麻帆良のゲートが開いた後のことである。

学園長をはじめとする有力な魔法使いと西の長たる近衛詠春、次期長候補であった近衛木乃香が魔法世界へ消えて戻って来ないのだ。

なおかつ、ネギの生徒である白き翼のメンバーはすべて行方不明で、明確な理由を説明されもしない。

そこに疑問を持って調査し、答えを得たのが雪広あやかと那波千鶴の両名である。
彼女らはそれぞれの親友と担任、クラスメイトの安否を知りたかっただけだった。
だが、その行動は魔法使いの秘密を暴いてしまう。
そしてそれは地球で魔法使い達がどれだけ無法をしていたかを暴くことだった。
そうしたら、出るわ出るわ、無法の数々。
認識阻害から、意識誘導、マネーロンダリングに架空資金のでっち上げ。各国の政策にも影響を不正に与えていたようだ。

そして、それは「反魔法使い」の流れを作り出す。魔法世界に戻れない魔法世界の魔法使いへの、言わば現代に蘇ってしまった魔女狩りだ。
一般人の知らない闇の中、静かにそれは繰り返された。

そして、50年の時を経て、それが何とか落ち着いた時に出て来たのが、火星側からの移民希望である。






最初から難色を示していた地球側だが、交渉時に焦った火星側から魔法を使った意識誘導がされた瞬間、その交渉は決裂した。

結局魔法使いは魔法で理(法)をねじ曲げようとする無法者だというのが各国上層部の結論だった。

そして、交渉が決裂した火星側は強行手段、つまり魔法を使った侵略を開始する。

地球-火星間の星間戦争の始まりだ。

お互いがお互いの技術を吸収し、戦争はエスカレートし、泥沼化する。

そんな時代に産まれたのがワタシである。

そして過去を変えるためにココにやって来たのだ。




















1年半前に完成した「茶々丸」は同じ1-Aとなったアル。

もう半年もすれば|ご先祖さま《ネギ》が来るネ。

ご先祖さまはどんな人物アルカ?

案外、あのエヴァンジェリンの弟子になったぐらいアル。話せば仲間になってもらえるかも知れないアル。





そんなことを思っていた日々もあったアルヨ………。






先ず、最初に驚いたのは、九角インテリジェンスという企業が通信衛星ゼアを打ち上げたと言う報道が有った事ネ。
一企業が打ち上げた通信衛星と言う発表に少し興味を持って調べてみたら、このゼアと名付けられた通信衛星は、明らかにこの時代から考えるとオーバーテクノロジーを持っている事が分かったアル。
九角インテリジェンスの技術顧問のアルト・J・ナイトと言う謎の人物が、その理由の様アルガ、何者アルカ? 私と同じ未来人アルカ?

そして、その企業の関係者らしい人間が数人、中等部から学園に通って来て、その内二人はクラスメイトアル。
『暁 切歌』と『月読 調』、ウチの家系に伝わっていた1ーAの名簿には無かった名前アル!?

他にも別のクラスに三人、九角インテリジェンスの関係者が通っているアルヨ。

そして、極め付けはワタシの知る歴史では存在していなかった、行方不明となったと記録されているご先祖様の弟のアキ・スプリングフィールドの存在と、ご先祖様の家系と同じ赤い髪の、男子校の生徒で九角インテリジェンスの社長の息子である九角秋の存在アル。

魔法関係者が持っていたアキ・スプリングフィールドの顔写真と比較すると多くの一致点が見られ、同一人物と考えられる人物アル!
年齢が違うのも、九角インテリジェンスが関東圏の呪術師が中心となった企業だけに、魔法球のような物の中であの年齢まで成長させたと考えられてるアル。

知らないアルヨ!?

どういうことアルネ?

単にウチの家系に伝わってないだけアルカ? それともワタシが来た影響アルカ?

何方にしても分かっているのは九角インテリジェンス。それが私の知っている未来との差異の中心という事アルネ。

天才のワタシにもわからないアルネ………。

少し様子を見るしかないアルネ。
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