突然のミランダの言葉にアレンはあたふたとしだした

「だっ駄目ですよそんな！気持ちは嬉しいですけど！あっいや、確かにミランダさんを愛してますけど！僕にはまだ早すぎると言うか！…」
言われたミランダはキョトンとしている

「アレン君？何言って………………！！」
先程の自分の言葉を思い出したミランダは顔を赤くしながら話しだした

「ちっ違うわ！！アレはそういう意味で言ったんじゃなくて！あの…抱きしめてって意味よ！」

「へ？」

「もう……」
二人とも顔を赤くして、恥ずかしさのあまりお互いの顔を見れないでいた

「だって……抱いて……なんて突然言うから……」

「…アレン君のH！」

「なっ！何ですか！仕方ないじゃないですか！だってあんな言い方じゃあ！」

「もう！いいじゃない！早く抱きしめてよ！」
ミランダは恥ずかしさのあまり顔を下に向けている

「……わかりました」
そう言うとアレンは下を向いたミランダを包み込むように抱きしめた

「………」

「………」
しばらく無言の二人、沈黙を破るのはミランダだった

「……大丈夫よ」

「え？」

「アレン君は人間よ、AKUMAなんかじゃないわ…だって…こんなに暖かいもの……」

「！」
あぁ、何でこの人はこうまで僕の欲しい言葉がわかるのだろう
どうしてこんなにも暖かいのだろう…

ミランダを抱きしめる腕に力が入る



マナ……この人が新しい家族…僕の大切な人だよ…

END