眠れないあの娘のために

スイマセン、イマナンテイイマシタカ?

「…‥駄目?」

………

「いっいえ!全然駄目じゃないですけど!?どうして急に!?」
アレンは突然の言葉にパニックだ

「えっとね?私…ダブルベッドに一人で寝るのって凄く淋しいの…いつもソレを感じててね?さっきも起きたとき独りぼっちな感じがしてちょっと心細くて…」

「そっそうだったんですか!?」
のびのびと寝れて嬉しいんだろうと思っていたのだが、実際はそうではなかったらしい…‥

「やっぱり迷惑?」
上目遣いでアレンに問うミランダ…アレンの答えは

「そ…」

「『そ』?」

「そんな事ありえませんよ!迷惑だなんて!僕でよかったらいくらでも一緒に寝ますよ!」
興奮しているのか半分よくわからない言葉になっているアレン

「本当!?ありがとうアレンくん!」

「じっじゃあ、あの…‥」

「うん…」

二人とも照れながらベッドへと向かう……
そして二人で寄り添う…
そして…

「「おやすみなさい」」
二人の声が重なる
眠れない彼女は今夜
恋に落ちる夢を見る…









(駄目だ!興奮して今度は僕が寝られない!)

END
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