変わらない想いをあなたに

最近アイツの様子がおかしい…
今も視線をアイツの視線を感じてるんだが…

ふと、神田が顔を視線を感じる方へ向けると


じぃ~…


廊下の角から刺さるような視線を送っているリナリーがいた
その視線が痛くて、神田は声を荒げる

「おいっ!」

「え、わっ!?」

本人は隠れていたつもりだったのであろうが、あっさりと神田に見つかり驚いているリナリー
慌てふためいているリナリーに神田が声をかけようとしたのだが-

「おいリナリー、さっきから一体…」

「ご、ごめんね神田!私ちょっと兄さんの所に行かなくちゃいけないの!」

「あ、おい!」

神田が声をかけた瞬間に、バレバレの嘘を吐きながらリナリーは廊下を駆けていってしまった
教団内部でリナリーの脚の速さに対抗できる者は彼女以外では危機察知能力をフル活動したミランダぐらいであろう…

「チッ!一体何なんだ…!」

一瞬で見えなくなった影に舌打ちをする神田
それからぶつくさと文句をいいながら、不機嫌な顔で廊下を歩いていってしまった
が、リナリーの奇妙な行動は終わることがなかった
それからも毎日神田はリナリーの視線を感じ、その視線の方を向いてはリナリーに逃げられる毎日が続いた。
来る日も来る日も同じ事の繰り返しでリナリーの行動に対して呆れを覚え始めた神田…

「…アイツは一体何がしたいんだ?」

はぁっ…と溜息を吐きながら今日も廊下を歩いていた神田、すると今日もお馴染みとなった視線を感じた
再び溜息を吐きながらゆっくりと振り返った神田

「おいっ、リナリー…」

「!」

ビクリ、といつもの様に神田に見つかっては物凄い勢いで逃げるリナリーであったが、今日はいつもと違うことが起きた

「あっ!」

不意に聞こえたリナリーの声、そして次の瞬間-



どてんっ!!

「痛っ!」

「…何やってんだアイツは?」
1/2ページ
スキ