ほんの少しだけ
「ふぅ」
ここは教団の外の草原…
草むらに腰をおろしているアレンは本日何度目かの溜め息を吐いた
「ふぅ…どうしよう?」
「何がどうしようなの?」
「うわぁっ!ミ、ミランダさん!」
よほど深く考えていたのかアレンはミランダが傍まで来ているのに気付かなかった
「それで…何がどうしようなの?」
「えっ!?いや、その…」
ミランダに考え事の内容を聞かれて焦るアレン
「悩み事があるなら聞かせて…?私アレン君の力になりたい……」
「ミ、ミランダさん…」
縋るような目をしたミランダに見つめられたアレンの心臓の鼓動は早くなった
「いっいや、そんな!ミランダさんに相談するような事じゃないんですよ!」
「……‥本当に?」
ミランダに聞かれてはマズイ内容なのか、つい力の入った否定の仕方になるアレン、そのオーバーな態度を怪しむミランダ
「嘘、アレンくん嘘付いてる」
「うっ」
よほどミランダに話したくはないのかアレンの目は宙を泳いでいる
「あ~いや、違うんですよ?ただちょっとミランダさんには言えなくて…‥」
言ってからハッと気付く、自分は今何と言った?
気付いたときにはもう遅くミランダはアレンから顔を逸らしていた
「…………」
「ちっ違いますよ!?」
「いいのよ…アレン君……?…そうよね…私じゃ頼りないもんね……」
アレンはそんなつもりは毛頭なかったがミランダはすっかりネガティヴな思考へと切り替わっていた、こうなっては機嫌を直してもらう方法は一つだけしかない
「…‥わかりました!ミランダさんに全て話します!実は…‥」
アレンは覚悟を決めて全てをミランダに話した
「えぇっ!?女の子に告白された!?」
「はい…‥」
ここは教団の外の草原…
草むらに腰をおろしているアレンは本日何度目かの溜め息を吐いた
「ふぅ…どうしよう?」
「何がどうしようなの?」
「うわぁっ!ミ、ミランダさん!」
よほど深く考えていたのかアレンはミランダが傍まで来ているのに気付かなかった
「それで…何がどうしようなの?」
「えっ!?いや、その…」
ミランダに考え事の内容を聞かれて焦るアレン
「悩み事があるなら聞かせて…?私アレン君の力になりたい……」
「ミ、ミランダさん…」
縋るような目をしたミランダに見つめられたアレンの心臓の鼓動は早くなった
「いっいや、そんな!ミランダさんに相談するような事じゃないんですよ!」
「……‥本当に?」
ミランダに聞かれてはマズイ内容なのか、つい力の入った否定の仕方になるアレン、そのオーバーな態度を怪しむミランダ
「嘘、アレンくん嘘付いてる」
「うっ」
よほどミランダに話したくはないのかアレンの目は宙を泳いでいる
「あ~いや、違うんですよ?ただちょっとミランダさんには言えなくて…‥」
言ってからハッと気付く、自分は今何と言った?
気付いたときにはもう遅くミランダはアレンから顔を逸らしていた
「…………」
「ちっ違いますよ!?」
「いいのよ…アレン君……?…そうよね…私じゃ頼りないもんね……」
アレンはそんなつもりは毛頭なかったがミランダはすっかりネガティヴな思考へと切り替わっていた、こうなっては機嫌を直してもらう方法は一つだけしかない
「…‥わかりました!ミランダさんに全て話します!実は…‥」
アレンは覚悟を決めて全てをミランダに話した
「えぇっ!?女の子に告白された!?」
「はい…‥」
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